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クエリ検索: "高橋かおり"
42件中 1-20の結果を表示しています
  • 松浦 美幸, 佐々木 高綱, 山田 弘次, 棚瀬 康仁
    日本産科婦人科内視鏡学会雑誌
    2017年 33 巻 2 号 239-242
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/01/30
    ジャーナル フリー

      Massive ovarian edema (MOE) is a rare non-neoplastic condition, which was first described in 1969 as a tumor-like enlargement of the ovary, with interstitial edema. The edema is caused by partial intermittent torsion of the ovarian pedicle that interferes with the venous and lymphatic drainage of the ovary. MOE is common in young women, and it presents with acute abdominal pain. Adnexectomy is usually the treatment of choice for MOE. When choosing the method of treatment, techniques that preserve the fertility of the patients should be considered. We report a case of a 12-year-old girl who presented with MOE and acute pedicle torsion. Laparoscopy was performed and the patient was conservatively treated. Although magnetic resonance imaging performed 6 months after the surgery revealed that the ovary was atrophic, the patient experienced no thromboembolic complications, infection, or recurrence of adnexal torsion. This case demonstrates that conservative surgery could be considered to treat adnexal torsion caused by MOE.

  • 新井 智之, 小野 絵美, 加藤 仁志, 高橋 かおり, 佐藤 絢, 細井 俊希, 丸谷 康平, 藤田 博曉
    理学療法学Supplement
    2014年 2013 巻 0021
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】理学療法士は日常的に高齢者を対象とすることが多いため,高齢者に対する正しい知識を身に付ける必要がある。高齢者に対する知識を調査した先行研究では,医療・福祉関連職種またはその学生は,日常的に障害を持った高齢者と接する機会が多いため,その他の職種に比べ,否定的な印象や間違った知識をもつ傾向にあるとされている。しかし理学療法の領域において高齢者に対する正しい知識や印象を調査した報告はない。そこで本研究では理学療法学科学生の高齢者に関する知識や印象の調査し,今後も理学療法学生に対する高齢者教育の一助とすることを目的とする。【方法】対象は理学療法学科に通う学生328人(平均年齢は20.0±1.2歳,男性166人,女性162人)とした。対象者に対し,高齢者に関する知識や印象に関する評価尺度である日本語版加齢の事実に関するクイズ(The Fact of Aging Quizzes:FAQ)と日本語版Fraboniエイジズム尺度(FSA)短縮版を調査した。FAQは高齢者に関する質問25項目からなり,2件法で答えるクイズである。FSA短縮版は14項目からなり,「①そう思う」から「⑤そう思わない」の5件法で記載し,合計点が低いほどエイジズムが高いことを示す尺度である。調査の後,FAQの全体の正答率と各質問項目の正答率を算出した。またFSAは全対象者の合計点,各質問項目の回答分布を算出した。【倫理的配慮】本研究はヘルシンキ宣言に従い,対象者全員に対し研究の概要と目的,個人情報の保護,研究中止の自由が記載された文書を用いて説明を行い,書面にて同意を得た。また本研究は埼玉医科大学保健医療学部倫理委員会の承認を得て実施している。【結果】調査の結果,全対象者のFAQの正答数の平均は14.7±2.7点であり,正答率は58.8%であった。男女別では男性が58.6%,女性が58.9%であった。FAQの中で正答率が50%未満であった項目は10項目であった。特に正答率が低い項目は,項目8「高齢のドライバーが事故を起こす割合は65歳未満のドライバーより低い」が33.3%,項目16「高齢者は若い人より鬱状態になりやすい」が20.2%,項目19「今では人口の30%以上が65歳以上である。」が31.8%,項目20「医療従事者の大半は高齢者を後回しにする傾向がある。」が21.9%,項目23「高齢者は年とともに信心深くなる」が26.4%,項目24「大多数の高齢者は,自分に苛立ったり,怒ったりすることは滅多にないと言う。」が33.6%であった。一方で正答率が高い項目は,項目1「高齢者(65歳以上)の大多数はぼけている」が88.3%,項目4「高齢になるにつれ,肺活量は低下する傾向がある」が93.4%,項目5「高齢者の大多数はほとんどいつも惨めだと感じている」が91.3%,項目6「体力は高齢になると衰えがちになる」が95.5%,項目12「高齢者は一般に新しいことを習うのに若い人より時間がかかる」が92.2%,項目14「高齢者は若い人より反応が遅い」が91.6%であった。一方,対象者全体のFSAの得点は55.7±8.0点であった。またFSA項目の中で,回答分布が点数の低い方に偏っていた項目は,「多くの高齢者は過去に行きている」のみであった。【考察】本邦におけるFAQの正答率に関する先行研究では,放送関係者で約70%,介護職員や看護学生では50~60%程度と報告されている。本研究の理学療法学生の正答率58.8%であり,他の学生や医療福祉関連職種と同程度であることが示された。また各質問項目を調査した結果,理学療法学生において正答率が低く誤認していた項目は,高齢者の取り巻く社会的状況,高齢者の精神状態や生活状況に関する内容が多かった。一方,正答率が高く正しく認識されている項目は,心身機能の加齢変化に関する内容であった。以上のことから理学療法学生の高齢者に対す知識や印象については,心身機能の加齢変化に関する内容については高く,高齢者を取り巻く社会的側面や心理的側面については低いことが明らかとなった。理学療法教育の場面においても,社会的側面や心理的側面などを含めた総合的な高齢者教育が必要であると考える。【理学療法学研究における意義】障害を有する高齢者と接する機会の多い医療関連職種は,高齢者に対して間違った印象を持ちやすいとされる。しかし医療関連職種こそ,高齢者に対する正しい知識を身に付けた人材を育成することが必要である。本研究の結果は,今後高齢者のリハビリテーションを担う理学療法士を育成するために必要な老年学教育を確立する上で有用な情報である。
  • 高橋 かおり, 加藤 仁志, 佐藤 絢
    理学療法学Supplement
    2012年 2011 巻
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/10
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに、目的】 我が国の高齢化率は2011年に23.3%に達し,超高齢社会となっている.介護を必要とする高齢者は,寝たきりに繋がる疾患が多く虚弱な印象を強めているため,高齢者に対して否定的偏見がもたれエイジズムという言葉が存在している.エイジズムとは,「高齢者を高齢であるという理由で系統的に類型化し,差別する過程」(Robert Butler,1995)と定義されている.高齢者に対する否定的なイメージや態度は,高齢者への接し方や目標設定に悪影響を与える可能性があるため,正しい知識を身につける必要がある.今後,医療に携わる学生は,高齢者に対して適切な知識や実態の把握が必要であると考える.先行研究では,短期大学看護学科の3年生が1年生より否定的偏見をもつことが示唆されている(小川,2001)が,他の研究(佐野ら,2010)によると,デイサービスにおける高齢者看護学実習の前後で比較すると,実習後にエイジズムが弱くなると報告されており,看護学生においては見解が一致していない.また,看護学生を対象とした調査はされているが理学療法学生を対象とした調査はなされていない.本研究では,理学療法学生の高齢者に対するエイジズムを明らかにすることを目的とした.【方法】 対象は,A大学理学療法学科の4学年計209名,1年生55名(男31名,女24名 平均年齢18.4±0.5歳),2年生51名(男27名,女24名 平均年齢19.3±0.5歳),3年生57名(男29名,女28名 平均年齢20.5±0.6歳),4年生46名(男26名,女20名 平均年齢22.0±2.7歳)であった.E.B.Palmoreが作成したThe Fact of Aging Quiz(以下,FAQ)の下位尺度をもたない全3部・75項目のうち,第1部の25項目から成る質問紙を用いてエイジズムに関する調査を実施した.FAQは,加齢についての知識をテストするだけでなく,加齢に対する態度をはかる間接的な尺度としても利用することができる.各学年の正解率を比較するためにTukeyの方法を用いて多重比較した.危険率は5%とした.【倫理的配慮、説明と同意】 対象者候補に対し,研究の目的,調査方法,参加による利益と不利益,自らの意志で参加し,またいつでも参加を中止できること,個人情報の取り扱いと得られたデータの処理方法,結果公表方法等を記した書面と口頭による説明を十分に行った.同意書への署名により研究参加の同意を得た者を対象者とした.【結果】 FAQの正解率は,1年生59.1±9.8%,2年生58.1±9.8%,3年生62.7±10.7%,4年生62.6±11.6%であった.学年間の正解率に有意差は認められなかった.【考察】 大多数の人は高齢者に対し消極的で,否定的なステレオタイプを持っている(Palmore,1988).そのため,理学療法学生においても高齢者に対し否定的偏見をもっているという仮説を考えたが,有意差は認められず仮説とは異なる結果となった.学年ごとで考えると高齢者に対するエイジズムには変化が生じていると考えられ,それらは知識による変化と実習による変化の二つが挙げられると考えた.知識による変化として,老年医学や高齢者理学療法学などの講義において,高学年になるにつれ高齢者に関する具体的な疾患や障害の知識を習得するため,高齢者に対してより否定的なイメージを持ちやすくなり,エイジズムが強くなったと考えた.一方,実習による変化は,実際に高齢者と接することで実態を把握することができエイジズムが弱くなったと考えた.つまり,二つの側面からみるとエイジズムは変化していると考えたが,この二つの要因の相互作用により,結果的に1年生と4年生の間に有意差がみられなかったと考えた.低学年では,高齢者と接する機会を増やすことで実態の把握ができ高齢者に対するエイジズムが弱くなる可能性があると考えた.また,高学年では,高齢者に関する知識を深めるだけでなく高齢者の実態を正確に把握できる教育内容によりエイジズムが弱くなる可能性があると考えた.今回は横断的研究であったが,今後は縦断的に研究することで対象者の成長過程をみることができ高齢者に接する機会も明確となるため,より信頼性の高い結果が得られると考えた.【理学療法学研究としての意義】 本研究の結果から,理学療法学生に対する高齢者の適切な知識・実態の把握ができる教育体制や高齢者と接する機会を作るなどの環境設定が必要であることが示唆された.以上のことは理学療法教育において意義のある結果であったと考えられる.
  • 幼稚園年長児、小学校5年生、大学生における映像的手振りの変化について
    *森 和彦
    日本認知心理学会発表論文集
    2010年 2010 巻 P3-19
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/09/01
    会議録・要旨集 フリー
    幼稚園年長児、小学校5年生、大学生で漫画アニメーションを説明する課題を実施し、聞き手の条件(人形、非知人、知人)を変えて自発的に発生する身振りの頻度を比較した。その結果、説明する言葉は加齢とともに増加するが、人形条件での平均的身振り頻度は年齢間でJ字型を、非知人条件でU字型を描く一方で、知人条件では年齢間の統計的有意差を見いだせなかった。
  • ―受診者の健康維持・管理に対する姿勢をとらえる―
    矢作 ひろ子, 津田 陽子, 松尾 智都, 高橋 かおり, 新谷 和夫
    日本総合健診医学会誌
    1997年 24 巻 2 号 151
    発行日: 1997/06/30
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • アマチュア・オーケストラ団員への回顧的インタビュー調査から
    杉山 昂平, 森 玲奈, 山内 祐平
    日本教育工学会論文誌
    2018年 42 巻 1 号 31-41
    発行日: 2018/07/10
    公開日: 2018/07/10
    [早期公開] 公開日: 2018/03/08
    ジャーナル フリー

    成人による趣味の追求をインフォーマルな学習環境はいかに支えるのだろうか.趣味における興味に着目してきた先行研究に対し,本研究の目的は「興味の深まり」という新たな概念を提案し,「成人の趣味活動において学習環境との関わりによっていかにして興味が深まるのか」を明らかにすることである.趣味活動の事例としてアマチュア・オーケストラを対象とし,オーケストラ団員15名に対して回顧的インタビュー調査を行った.分析の結果,興味の深まりには(1)音楽的な無自覚からの脱出,(2)上達・達成へのとらわれからアンサンブルへ,(3)参加すること自体の価値を見いだす,という3類型が存在し,それぞれの興味の深まりは(a)活動形態の異なる共同体への移動,(b)活動理念の異なる共同体への移動,(c)目標を焦点化する役割付与,という学習環境との関係性において生起することが明らかになった.

  • 日本輸血学会雑誌
    2006年 52 巻 2 号 152-181
    発行日: 2006/05/10
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • −現代美術分野を対象とした聴き取り調査から−
    井上 智晶
    文化経済学
    2024年 21 巻 1 号 14-25
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル 認証あり

    現代美術分野の作家活動の実態について調査することで、活動継続及びキャリア形成過程における、女性の美術作家の離脱の確率の高さについて検討した。調査の結果、「芸術に奉仕」する(Abbing,2002=2007)者がキャリアを積むことのできる淘汰的な状況を明らかにした。さらに、若手から中堅のキャリア移行には時間制限が存在し、女性の美術作家にはキャリア継続の二重の壁が生じることを指摘した。

  • 宮下 達哉, 木村 敦, 山村 豊, 岡 隆
    日本感性工学会論文誌
    2021年 20 巻 3 号 265-270
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/08/31
    [早期公開] 公開日: 2021/07/21
    ジャーナル フリー

    The purpose of the present study was to examine whether art students would evaluate paintings based on the economic dimension of value (EDV). Art students (N = 193) were asked to rate 14 paintings (including seven good arts and seven bad arts selected from the Museum of Bad Art) on four scales of aesthetic evaluation. They were also asked to complete a questionnaire assessing their degree of the EDV. The results demonstrated that the EDV was related to aesthetic evaluations for both good and bad arts. These results suggest that art students with the high EDV appreciate paintings based on the EDV and focus on whether paintings would be sold.

  • 熊谷 秋三, 長谷川 亨, 江村 菜穂子, 友国 勝麿, 西住 昌裕
    The Annals of physiological anthropology
    1988年 7 巻 4 号 215-221
    発行日: 1988/10/01
    公開日: 2008/02/08
    ジャーナル フリー
    The purpose of this present study was to evaluate the effect of heavy exercise (triathlon) on man (Exp. I) and moderate running training in rat (Exp. II) on serum lipid peroxide (SLPO). Subjects in Exp. I were 7 triathletes aged 27 to 39 yrs. Blood samplings were taken before race and immediately after completion of each sports activity. In Exp.II, SLPO was divided into 2 components, i.e., aspirin-inhibiting SLPO and other (non-specific SLPO). Wistar male rats (n= 50) 6 wks of age, were divided into 2 groups, i.e., control (n=25) and training (n=25) groups. Moderate running training was performed on treadmill for 6 wks. At 12 wks of age, exhaustive running (ER) test was performed. Blood samples were collected at rest and immediately after ER in both groups. The results of the present study were as follows : l) SLPO during triathlon race was gradually decreased, but not significant. 2) Although total SLPO at rest in trained rats was significantly increased as compared with control, non-specific SLPO at rest in both groups was not significant. 3) Total SLPO in trained rats was significantly higher than that of control after ER. Total SLPO after ER in both groups was not significantly increased as compared with resting level. 4) Non-specific SLPO after ER in both groups was not significantly different between 2 groups. 5) Non-specific SLPO after ER in both groups was significantly increased as compared with resting level. Increasing rate in control and training rats were 121% and 73%, respectively. 6) Although significant correlation was not observed between total SLPO and blood lactate, a good correlation was found between non-specific SLPO and blood lactate.
  • 平井 幸雄, 長谷川 亨, 友国 勝麿
    日本衛生学雑誌
    1986年 41 巻 4 号 723-731
    発行日: 1986/10/31
    公開日: 2009/02/17
    ジャーナル フリー
    Groundwater around Saga city was characterized by determining anionic surfactants, trichloroethylene, tetrachloroethylene, silicic acid, phosphates, nitrite and nitrate, ammonia, sodium, magnesium, calcium, and iron in thirty nine samples of well water.
    The remarkable increase in concentrations of both sodium and magnesium from the northern to the southern areas of Saga city suggested the permeation of sea water from Ariake sea located in the south of Saga city. Correspondingly, there was also a remarkable increase in concentrations of inorganic nutrients such as phosphates and ammonia. Nitrite and nitrate concentrations were low, and ammonia and iron concentrations were relatively high in well waters in the southern part of Saga city. This fact indicated that the groundwater in this area existed in a highly anaerobic condition. Concentration of anionic surfactants was generally low. However some well water showed possible contamination of anionic surfactants. Neither trichloroethylene nor tetrachloroethylene was detected.
  • 大徳 真珠子, 江川 隆子, 藤原 優子, 奥宮 暁子
    糖尿病
    2007年 50 巻 2 号 163-172
    発行日: 2007年
    公開日: 2009/05/20
    ジャーナル フリー
    本研究は,糖尿病患者のフットケア行動を向上させることを目的に,足潰瘍のない糖尿病患者30名に対して足潰瘍発症リスクに合わせた頻度で定期的に1年間フットケア介入を継続した.介入頻度は,足潰瘍発症リスクが低度のリスク1群:6カ月毎,中等度のリスク2群:3∼4カ月毎,高度のリスク3群:1∼2カ月毎であった.介入内容は,(1) 糖尿病と足に関する情報提供,(2) 爪切りや胼胝削りなどのフットケアを提供し,フットケアモデルを見せながら日常生活でのフットケア方法を指導するものであり,1回の介入に要した時間は約30∼45分間であった.介入の評価には,フットケア,食事,運動,血糖自己測定,服薬,禁煙のセルフケア行動を点数化するJSDSCA (the Japanese translated the Summary of Diabetes Self-Care Activities Measure)を使用した.定期的なフットケア介入後のフットケア行動は3カ月後に有意に向上し,介入を持続することにより介入開始1年後に至る間,フットケア行動の改善を維持できていた.またリスク2群の対象に対しては,3∼4カ月毎の介入が妥当と示唆された.さらにフットケア行動の副次的な効果として運動のセルフケア行動が改善した.
  • 笈田 諭, 齋藤 武, 照井 慶太, 光永 哲也, 中田 光政, 大野 幸恵, 三瀬 直子, 吉田 英生
    日本小児外科学会雑誌
    2016年 52 巻 6 号 1172-1179
    発行日: 2016/10/20
    公開日: 2016/10/20
    ジャーナル フリー

    症例は6 歳女児.嘔吐,腹痛にて発症し,第2 病日に急性腹症の診断で当科へ救急搬送された.腹部超音波,造影CT にて右卵巣捻転と診断し緊急手術を施行した.腹腔鏡で観察すると右卵巣は反時計回りに720 度捻転していた.外観に腫瘍を疑わせる所見なく,捻転解除のみで終了した.なお左卵巣は正常で,腫瘍マーカーや内分泌学的検査でも異常所見を認めなかった.術直後の経過は良好だったが,術後11 か月で再発し再度緊急手術を施行した.右卵巣は反時計回りに360 度捻転しており,腹腔鏡下に捻転を解除し,卵巣固有靭帯を縫縮して両側の卵巣を固定した.術後1 年再発なく経過している.正常卵巣捻転は稀な疾患で,報告例は初経前の小児に多い.症状が非特異的であり,診断に至るまでの期間が長い症例も多い.卵巣固定の是非についてコンセンサスはないが,卵巣固有靭帯の縫縮による卵巣固定を行った症例の再発報告はなく有用な方法と考えられる.

  • 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌
    2007年 23 巻 3 号 141-144
    発行日: 2007年
    公開日: 2021/11/30
    ジャーナル フリー
  • 日本ストーマリハビリテーション学会誌
    2005年 21 巻 1 号 43-47
    発行日: 2005年
    公開日: 2022/04/28
    ジャーナル フリー
  • 熊谷 秋三, 庄野 菜穂子, 近藤 芳昭
    体力科学
    1992年 41 巻 4 号 485-494
    発行日: 1992/08/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    The purpose of the present study was to investigate the relationships of physical fitness, body mass index (BMI), waist-hip ratio (WHR) and sex hormone binding globulin (SHBG) with lipid and glucose metabolism in premenopausal obese women aged 32 to 49 yrs (n=24) . WHR was significantly correlated with HDL-C, HDL2-C and Apo B, but not correlated with BMI %fat, maximal oxygen uptake (VO2max), triglyceride (TG), very low density lipoprotein % fat, and Apo A 1. VO2max/kg was significantly associated with BMI, TG, HDL-C, HDL2-C, Apo Al, low density lipoprotein (LDL), SHBG, glucose metabolism at rest and during oral glucose tolerance test (OGTT) . The SHBG was strongly correlated with HDL-C, HDL2-C and Apo A 1. In multiple regression analysis, it was observed that SHBG was one of the independ-ent predictor of HDL-C, HDL2-C and Apo Al, that VO2max was good predictor of LDL, Apo B and glucose metabolism at rest and during OGTT, and that BMI was one of the determinat of TG and VLDL. From these results, we concluded that lipid metabolism was independently associated with aerobic work capacity, SHBG, BMI as well as WHR, and that glucose metabolism was independently associated with aerobic work capacity.
  • 九州地方会, 東海地方会, 近畿地方会
    脳と発達
    2005年 37 巻 4 号 348-355
    発行日: 2005/07/01
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
  • 加島 卓, 元森 絵里子
    年報社会学論集
    2021年 2021 巻 34 号 29-36
    発行日: 2021/07/31
    公開日: 2022/08/31
    ジャーナル フリー
  • 首都圏におけるインターネットアンケート調査による窓の開放の意識と実際の窓の開放
    坪田 祐二, 中山 和美, 間 純一
    日本建築学会環境系論文集
    2012年 77 巻 676 号 515-521
    発行日: 2012/06/30
    公開日: 2012/07/27
    ジャーナル フリー
    This paper describes an analysis of the survey on window opening/closing in dwellings in the Tokyo metropolitan area. Questionnaires were delivered through internet twice in 2008. Each time 1000 homemakers answered -a half of them lived in single houses and the others in apartment houses. Results of the survey are as follows,
    1. 94% homemakers had the attitude to open the windows of their houses, and 95% of them opened the windows.
    2. From 11 to 18% of the homemakers who didn't have the attitude to open the windows actually opened the windows.
    3. Approximately 40% homemakers felt the obstacles to open the windows, and 86% of them opened the windows.
    4. On August, from 17 to 39% of the homemakers opened the windows in the nighttime and from 40 to 67% of the homemakers opened the windows in daytime.
    5. In case of the outside temperature was lower than 28°C, number of the homemakers who opened the windows were larger than they who turned on the air conditioners.
  • 人間ドック (Ningen Dock)
    2013年 28 巻 2 号 189-210
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/09/30
    ジャーナル フリー
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