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クエリ検索: "高橋悠也"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 大平 昌美, 岡村 聡, 辻岡 朋大, 綿谷 るみ, 村山 萌, 高橋 悠也, 東久保 和希, 福喜多 晃平, 牧 兼正, 岩本 彰太郎, 山川 紀子, 樋口 和郎
    日本重症心身障害学会誌
    2017年 42 巻 2 号 201
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/06/01
    ジャーナル フリー
    はじめに タナトフォリック骨異形成症(TD)罹患児では人工呼吸管理が必須であるため早期に気管切開が行われ、その後に経口摂取可能となる例も少なくない。しかし、生後から長期間の経口気管挿管を経たのちに摂食可能となった症例の報告はなく、特に喉頭蓋欠損を合併した症例に対する摂食嚥下訓練方法は確立されていない。今回、生後から長期間の経口気管挿管を経た無喉頭蓋合併TD罹患児に対して実施した摂食嚥下訓練の取り組みについて報告する。 症例 出生前にTDと診断された9歳女児。出生直後より呼吸障害のため人工呼吸管理されていた。諸事情から経口気管挿管管理が8年5カ月間続いた。その間、経鼻経管で栄養管理され、経口摂取は行われなかった。気管切開施行後、唾液の嚥下を認めたことから摂食嚥下訓練の適応があると判断した。訓練開始にあたり、喉頭内視鏡検査では喉頭蓋欠損を認めたものの声門閉鎖可能であった。嚥下造影検査(VF)では、水分およびミキサー食・まとまり食・ゼリーの形態を10°〜30°のギャッジアップの姿勢で試みたが、誤嚥および喉頭侵入は認めなかった。同結果を受け、週5回、1日1回の頻度でPTによる呼吸リハビリ後、STによる口腔内マッサージおよび経口摂取訓練を実施したところ、約1カ月にはヨーグルト10cc程度の経口摂取が可能となった。 考察 経口摂取開始にあたり、長期間の経口気管挿管に起因する声門閉鎖不全が懸念された。そのためVF前に喉頭内視鏡検査を実施したことで、喉頭蓋欠損を同定することができた。その後のVFでは、喉頭蓋欠損による誤嚥に留意したが問題なく嚥下できていることが確認できた。また、本症例は嚥下機能が比較的保たれており、感覚過敏等による摂食拒否がなかったことがスムーズな経口訓練につながったと考える。今後、経口摂取機能のさらなる 発達を促すにあたり、無喉頭蓋の嚥下機能への影響に関して精査・検討する必要がある。
  • 高尾 智也
    日本重症心身障害学会誌
    2017年 42 巻 2 号 201
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/06/01
    ジャーナル フリー
    2017年4月の医療型障害児者施設の開設にあたり、入所および短期入所利用希望があり、経口摂取をおこなっている方に対して、安全に生活するために嚥下造影検査(Swallowing videofluorography;以下、VF検査)を行い、食事形態およびポジショニング評価を行った。検査結果を踏まえて、医師、理学療法士、言語聴覚士、管理栄養士でカンファレンスを行い、誤嚥症例においては誤嚥リスクの少ない食事形態とポジショニングの指導および栄養指導を行った。 対象は、2015年6月から2017年5月までに入所および短期入所利用希望で紹介となった経口摂取症例33名(男16名、女17名)を対象とした。年齢は2歳から52歳、入所希望が7名、短期入所希望が26名だった。 VF検査で明らかな誤嚥を認めた症例は23例(69.7%)で、検査前に誤嚥が認識できていた症例は23例中16例(69.6%)だった。食事および水分の誤嚥が12例、水分のみの誤嚥が11例で、食事形態の変更やポジショニングで対応出来なかった症例は23例中6例(26.1%)だった。家族より食事中にむせることがないと訴えがあった17例中7例(41.2%)は、実際に誤嚥している画像を見て驚かれる家族がが多かった。しかし、誤嚥していることを受け入れることが出来ず、食事形態や介助方法を見直すことを拒否される家族もあった。4月の開設以降、当施設利用時はVF結果を踏まえて食事形態を決定させてもらい、STおよびPTの指導のもと食事を行っている。当施設のスタッフからは食事介助が安心して行えるとの意見があり、家族からも安心して利用していただいている。重症心身障害児者は誤嚥してもむせることがないことも多く、誤嚥性肺炎や窒息を来し生命に関わることもあるため、利用前のVF検査は本人・家族のみでなく、スタッフの安心感もあり、重症心身障害児者の誤嚥予防に有用と思われた。
  • 福島 嵩仁, 吉丸 雄哉, 三橋 源一, 西村 佳朗
    忍者研究
    2019年 2019 巻 2 号 42-46
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/09/01
    ジャーナル フリー
  • 日本重症心身障害学会誌
    2017年 42 巻 2 号 88-125
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/06/01
    ジャーナル フリー
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