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クエリ検索: "鳩川"
79件中 1-20の結果を表示しています
  • 岩下 正人, 堀 泰子, 島村 匡
    環境化学
    1995年 5 巻 3 号 585-596
    発行日: 1995/09/08
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    相模川下流域の中小河川における21の微量元素濃度をICP-MSを用いて測定した。これらの河川は相模原市内を流れており, 雑排水の流入が激しく汚濁がかなり進行している。測定した元素の殆どが相模川本流での平均値を大幅に上回っており, 微量元素の面からも汚濁の進行がうかがえた。Niを除いて基準値, 指針値を超える元素はなかったものの, Li, Cu, Mo, Cd, Tlなどが高濃度で検出された試料が多数あった。これらの元素濃度は採水地点, 採水時期などで大きく変動し, 特定の地点での流入, 不定期的な排出を示唆している。Niは要監視項目であるが, 指針値を上回る値を示した試料が幾つかある。相模川への影響は農業用水などの取水状況により, 季節的に変動する。
  • 小田 竜生, 田中 規夫, 五十嵐 善哉
    土木学会論文集
    2024年 80 巻 16 号 論文ID: 23-16011
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/02/29
    ジャーナル 認証あり

     降雨によって引き起こされる河川災害と土砂災害を精度良く再現するために,分布型降雨流出氾濫解析と斜面安定解析を組み合わせたモデルを開発し,既往災害における検証を行った.降雨データは埼玉大学に設置されている気象レーダMP-PAWEのデータを用いた.分布型降雨流出氾濫解析は10mメッシュで計算を行い,氾濫水を起源となる河川または雨ごとに分離して求めることで支川における氾濫形態をより詳細に分析することができた.排水路や下水道,ため池などをモデル化することで更なる精度向上が期待される.斜面安定解析は安全率が低下した箇所と実際の斜面崩壊箇所が一致した.崩壊時刻を正確に予測するためには,鉛直方向の浸透過程を考慮することやパラメータの設定方法を工夫することが必要である.

  • *奥田 舞衣, 藤巻 志津恵, 竹内 啓造, 金子 透, 笠原 典秀
    全国会議(水道研究発表会)講演集
    2021年 2021 巻 8-45
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/12/31
    会議録・要旨集 フリー
  • ―主要及び微量成分から見た水域分類―
    天谷 仁一, 岩下 正人, 島村 匡
    環境化学
    1998年 8 巻 1 号 1-12
    発行日: 1998/03/16
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    相模川の水域分類について従来のBODやSSではなく, 河川水中の微量金属元素, 主要イオンを指標としたヘキサダイヤグラム, レーダーグラフからその溶存パターンにより分類を試みた。またこれらのグラフを河川の流れに沿って並べたフローチャートを作成し, 河川水質の流下による変化, 支流の流入の影響等を調べた。
    本流から発電用水が取水され流量が減少する水域では, 支流の流入の影響が明瞭に表れていた。上流域で取水された河川水が20km程下流に放流されており, 河川水質が上流のものに戻るという現象が起きている。
    鳩川
    , 姥川は生活雑排水及び工場排水による汚濁が進んでおり, 本流に比べ流量が10分の1以下と少ないにも関わらず, 本流流入後Pb, Ni, Moの濃度を上昇させていた。
    調査を行った43地点は16の水域に分類され, それぞれの水域に特徴が見られた。フローチャートを用いることで河川水の流下による溶存物質の変動の様子を視覚的に把握することが出来た。
  • 都市近郊における工事の一例
    高瀬 和昌
    砂防学会誌
    1975年 28 巻 2 号 6-8
    発行日: 1975/11/10
    公開日: 2010/08/06
    ジャーナル フリー
  • 相模野研究 その一
    辻本 芳郎
    陸水学雑誌
    1937年 7 巻 3 号 98-112
    発行日: 1937年
    公開日: 2009/06/12
    ジャーナル フリー
  • ―下流域での長期変動―
    岩下 正人, 大塚 佳寿, 島村 匡
    環境化学
    2002年 12 巻 3 号 627-641
    発行日: 2002/09/26
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    相模川水系下流部から採水した試料について, その溶存成分の長期的変動を解析した。試料は1993年5月から2000年4月までの7年間, 毎月1回, 11の採水地点で集められた。ICP-MSにより24元素 (Li, Mg, Al, Ca, V, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, As, Rb, Sr, Mo, Ag, Cd, Sb, Cs, Ba, W, Tl, Pb, U) , およびpH, 電気伝導度, 流量 (1995年4月より) について計測した。また原子吸光法によりNa, K, イオンクロマト法により主要陰イオンを計測し, 参考値とした。長期傾向変動は12ヶ月の移動平均を取ることにより解析した。
    長期的水質変動をまとめてみると, 相模川左岸から流入する小河川では汚濁が進んでおり, Mn, Ni, Mo, Tl等の元素が本流の30~100倍の濃度で観測された。従って流量が少ないにも関わらず, 本流での濃度に大きな影響を及ぼしていた。しかしながらこれらの元素を含めて多くの元素濃度は減少傾向にあり, 少なくとも微量元素については汚濁は軽減される傾向にあった。これは (1) 排水基準が改定され工場などでの排水処理が高度化された, (2) 下流の都市部での下水道普及率が高くなった, (3) 近年の不況で工業生産活動が下がってきた, 等の理由が考えられる。
    相模川本流ではLi, V, Asは不規則な変動, 季節変動を伴いながら移動平均はほぼ一定値を保っていた。しかし支流の影響が大きいMn, Ni, Mo, W等は減少傾向を示した。一方Mg, Cu, Rb, Sr, Sb, Cs, Ba, Uは振幅の小さい月間変動を伴いながら1995年から1997年にかけてなだらかな山を形成していた。この時期近傍の海老名市での降水量はやや少なかったものの, 降水量と濃度との相関は明瞭ではなかった。
  • 韮崎岩屑流の場合について
    河西 秀夫
    情報地質
    1999年 10 巻 2 号 80-83
    発行日: 1999/06/10
    公開日: 2010/02/26
    ジャーナル フリー
  • 田中 啓爾
    地理学評論
    1927年 3 巻 7 号 560-581
    発行日: 1927/07/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
  • 岩下 正人, 安藤 寛, 影山 英紀, 島村 匡
    分析化学
    1994年 43 巻 11 号 925-932
    発行日: 1994/11/05
    公開日: 2009/05/29
    ジャーナル フリー
    ICP質量分析法(以下ICP-MS)を用いて相模川水系の試料につき21の微量元素の定量を試みた.相模川の上流から下流まで支流を含めて39か所において1993年5月から11月まで毎月1回採水し,各元素の地域によるパターン,経時的変化,各地点での元素のパターンなどを解析した.その結果上流から下流への挙動が類似している幾つかの元素のグループが認められた.又,支流の
    鳩川
    において1993年11月,Liの濃度が突然2けた近く上昇し,その影響が相模川本流にまで及んだ.一方特定の採水地点での元素濃度のパターンはそれぞれの支流でかなりはっきりと違いが現れ,そのパターンは時間的にあまり変動しない.これら微量元素の挙動は従来全く明らかでなかったものである.このようにICP-MSは天然水中の微量な多元素のモニタリングには極めて適していることが分かった.
  • 佐藤 学, 澤井 淳, 菊地 幹夫
    環境化学
    2005年 15 巻 4 号 805-812
    発行日: 2005/12/16
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    NPnEOsおよびエチレンオキシド5モル付加体のみからなるNP5EOの好気的微生物分解を検討した。河川水にこれらの化合物を0.5mg/lとなるように加えて, 25℃で微生物分解させ, その濃度変化を高速液体クロマトグラフィーで分析をした。その結果, 有機汚濁のやや進んだ河川水ではこれらの一次分解は速く, 2週間後には分解率が95%を超えたが, 汚濁していない河川水では, 分解が遅かった。汚濁した河川水中では汚濁していない河川水中にくらべて資化菌数が多く, また分解に伴って資化菌数が増加しやすいことがわかった。分解は多くの場合, 一般的に言われている経路とは異なり, EO鎖のω-酸化から始まり, 末端カルボキシル基の長鎖EOをもつ代謝産物が生成した。分解が進むと, これは末端カルボキシル基の短鎖EOをもつ代謝産物になった。これらの代謝産物は, 14日後にも系内に存在した。14日後に系内に残存するNP5ECは, モルベースで分解生成物の13~66% (平均34%) であった。NP2EOやNPIEOの濃度は低かった。
  • 中井 仁
    自然災害科学
    2021年 39 巻 3 号 337-353
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/06/22
    ジャーナル フリー
    1898年9 月6 日から7 日にかけて,台風によって長時間続いた豪雨が,山梨県全体に甚大な洪水被害をもたらした。特に八ヶ岳南麓では, 7 日午前1 時30分ごろ土石流が発生し,大泉村谷戸で55人が死亡,51人が負傷した。この災害から120年あまりが経過し,土石流があったことのみならず,災害があったこと自体が多くの地元住民の記憶から忘れ去られている。著者は,発災直後に発行された新聞の記事,ならびに明治時代に編纂され宮内庁に保管されていた「諸国災害実況写真」および「暴風雨被害取調表」などの歴史資料を詳細に検討し,災害を引き起こした土石流の流路を推定した。さらに,Hyper KANAKO システムを用いて,被災地区およびその周辺についての土石流シミュレーションを行い,予想される土石流の流路と歴史資料から推定される流路とを相互に比較検討した。それらを基に,過去の災害と同様の土石流災害の危険が,今もこの地区に存在することを示唆する。
  • 風成テフラを供給された名残川の谷地形
    久保 純子
    地理学評論 Ser. A
    1988年 61 巻 1 号 25-48
    発行日: 1988/01/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    南関東の相模野台地・武蔵野台地に分布する谷の地形・地質を比較検討し,これらの谷の形成過程について考察した.
    相模野・武蔵野をはじめとする関東平野の台地には,台地上に厚い風成テフラをのせるものが多い.これらの台地では現在までの数万年の間,テフラの問けつ的な降下と,台地に流域をもつような小さい川の侵食・運搬作用が同時に進行していたと考えられる.このような堆積(テフラの降下)と侵食・運搬作用(谷の成長)の積分の結果が現在の相模野・武蔵野台地の谷地形であること,すなわち,礫層を堆積させた過去の大河川の名残川が降下テフラを流し去ることによって谷を形成したことを,相模野および武蔵野台地の各時代の面を「刻む」谷の地形・地質を比較することにより導き,谷の形成過程を説明した.
  • 住倉 英孝, 勝呂 尚之
    神奈川自然誌資料
    2008年 2008 巻 29 号 103-112
    発行日: 2008年
    公開日: 2022/04/22
    ジャーナル フリー
    In order to clarify riverine fish fauna of Atsugi City, Kanagawa Prefecture, a fish survey carried out from July 1999 to August 2007 at total of 149 stations on 8 rivers. Throughout the sampling area, 11 families and 32 species were collected : Ogino River : 4 families and 13 species ; Koayu River : 5 families and 14 species ; Onzo River : 4 families and 12 species ; Tama River : 4 families and 15 species ; Nakatu River : 7 families and 22 species ; Zenmyou River : 4 families and 12 species ; Yamagiwa River : 3 families and 4 species ; Sagami River : 9 families and 22 species. Lefua echigonia as an endangered species and Cottus pollux as a vulnerable species in the prefecture were collected.
  • 齋藤 和久, 金子 裕明, 勝呂 尚之
    神奈川自然誌資料
    2010年 2010 巻 31 号 59-68
    発行日: 2010年
    公開日: 2022/04/22
    ジャーナル フリー
    We investigated the fish fauna at 40 stations in the mainstream and 13 tributraries of the Sagami River system. As the result, 42 species belonging to 15 families collected. They comprised 29 genuine freshwater, 11 diadromous and 2 peripheral freshwater species. Of genuine freshwater species, the number of domestic alien species is more than those of the native. The fish species occurred in high frequency were in order of Phoxinus lagowskii steindachneri, Oncorhynchus masou masou, Tribolodon hakonensis, Cobitis biwae, Rhinogobius sp. OR and Zacco platypus. Larger tributary has high diversity in the number of species, and the number exceeds those of the mainstream. They were in order of the Koayu River, Nagaike River and Tama River.
  • 長谷川 由香, 岩下 正人, 島村 匡
    環境化学
    2001年 11 巻 3 号 501-510
    発行日: 2001/09/21
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    相模川水系で採水した試料につき, 溶存成分の長期的変動を調査した。採水は1993年5月より1999年4月までの6年間, 毎月1回, 水系の30カ所で行われた。主要から微量まで24元素をICP質量分析計を用いて分析した。COD, アルカリ度, pH, ECも同時に測定した。6年間のデータは高速フーリエ変換を用いて解析し, 主要な濃度変動の周期, その振幅, 位相を抽出した。明瞭な季節変動が多くの元素, また多くの採水地点で観測された。特に下流域での変動が顕著であった。A1, Cs, V等は夏に濃度が高く, Mg, Mn, Ni, Zn, Mo, Cd, Pb, U等は冬に濃度が高かった。一方Sr, Ba等はどの地点でもほとんど季節変動は見られなかった。これらの季節変動の要因として農業用水のための取水, 季節変動する工場排水 (例えば食品工業) のような人為的なもの, あるいは水温, pH, 河川環境の酸化還元状態, 河川の水量, 水生生物の活性のような自然的なもの等が挙げられる。我々の観測では農業用水の利用状況 (相模川下流域S-3-4, S-6, S-7-2に見られるMo, Ni) , 流量と強い相関がある場合 (下流域の支流NI-1に見られる多くの元素の季節変動) が認められた。また人造湖での藻類の活性と関連が示唆される場合 (人造湖下流のS-1におけるNi) もあった。しかしpHとの相関は観測されず, 水温も直接的な変動の要因とは考えにくいことが明らかになった。
  • 中井 仁
    自然災害科学
    2021年 40 巻 2 号 213-221
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/23
    ジャーナル フリー
    台風がもたらした豪雨のため,1898年9 月7 日午前1 時30分ごろ八ヶ岳南麓で土石流が発生し,山梨県北巨摩郡大泉村谷戸で57人が死亡,51人が負傷した。筆者は,明治時代に編纂され,宮内庁にアーカイブされていた「暴風雨被害取調表」,ならびに法務局に保管されている土地台帳の記録を基に,被害家屋の所在を調査した。その結果,死傷者を出した家屋のほとんどが,集落を流れる農業用水路に沿って立地していたことが分かった。さらに,被災地域についてのHyper KANAKO システムを用いた土石流シミュレーションの結果と被害家屋の分布を比較した。その結果,集落中の特定の家屋群に犠牲者が集中的に発生した主要な原因の一つとして,被災地域の微地形の影響が挙げられることを見出した。
  • 菊地 幹夫
    日本音響学会誌
    2004年 60 巻 8 号 472-477
    発行日: 2004/08/01
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 泉山 信司, 古川 一郎, 黒木 俊郎, 八木田 健司, 遠藤 卓郎
    環境技術
    2001年 30 巻 6 号 471-476
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2010/03/18
    ジャーナル フリー
    神奈川県の2流域におけるクリプトスポリジウムおよびジアルジアによる汚染の調査を行った.相模川流域16地点, 酒匂川流域3地点を選定し, 水試料を平成10年8月, 12月, 11年8月, 12月および平成12年8月の計5回にわたり, 各10lずつ採取した.これらについて厚生省暫定指針の方法に従い, 試料をフィルターで加圧濾過後にフィルターを溶解させ, Percoll-ショ糖液を用いた遠心分離を行い, 回収物は25mm径メンブランフィルターでろ過した後に特異蛍光抗体で染色し, 顕微鏡観察を行ってオーシストおよびシストの検出を行った.19地点のうち12地点よりクリプトスポリジウムが, 17地点よりジアルジアが検出された.この結果, 今回の調査対象となった河川において繰り返し原虫が検出される地点が存在し, 恒常的な汚染実態が明らかとなった.相模川の東側には畜産施設が多く分布し, 西側には住宅地が拓けており, 興味あることに, 前者ではクリプトスポリジウムが多く検出され, 後者ではジアルジアがより多く検出される傾向が認められた.
  • 辻本 芳郎
    地理学評論
    1937年 13 巻 9 号 822-835
    発行日: 1937/09/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
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