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クエリ検索: "黒瀬陽平"
11件中 1-11の結果を表示しています
  • 黒瀬 陽平, 寺島 福秋
    日本畜産学会報
    1996年 67 巻 3 号 281-285
    発行日: 1996/03/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    The present study was conducted to examine whether dopaminergic activity in the striatum is involved in the mechanism of benzodiazepine-induced eating. The changes in dopaminergic activity were measured in Wistar rats weighing 350 to 400g using microdialysis method. Relative concentrations of dopamine in the dialysate collected from the striatum decreased after the injection of diazepam (160μg), a benzodiazepine agonist, into the lateral ventricle of the rats. The concentrations reached a minimum level between 40 and 60min, and returned to a normal level within 120min after the administration. The levels of dopamine in control rats maintained almost constant levels. Food intake was significantly (p<0.01) increased following an intracerebroventricular injection of diazepam (160μg). Bilateral injections of dopamine (20μg)into the striatum did not change food intake. However, diazepam-induced eating was significantly (p<0.01) suppressed by the administration of dopamine. These results suggested that benzodiazepines may decrease striatal dopaminergic activity, and stimulate feeding behavior.
  • 黒瀬 陽平, 矢野 秀雄, 石田 直彦, 宮崎 昭
    日本畜産学会報
    1991年 62 巻 9 号 849-853
    発行日: 1991/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    食欲を調節する機構が中枢内に存在することが知られている.それらの機構には様々な神経伝達物質が関与している.モノアミンに属するノルアドレナリンおよびセロトニンは神経伝達物質として作用していることが明らかにされている.本研究では,ラットの採食に対するノルアドレナリン系およびセロトニン系の関与について調べることを目的とした.ノルアドビナリンはアルファ受容体とベータ受容体のアゴニストである.自由採食ラットの側脳室内にノルアドビナリン単独を投与したところ用量依存的に採食量が増加した.ノルアドレナリンの中枢投与と同時にベータ受容体アンタゴニストのプロプラノロールを末梢投与すると,ノルアドレナリン単独の場合よりも採食量が減少した,また,ノルアドレナリンの中枢投与と同時にセロトニンアンタゴニストのシプロヘプタジンを末梢投与すると,ノルアドレナリン単独投与の場合よりも採食量が減少した.さらに,シプロヘプタジン単独投与では採食量が増加した.以上の結果から,ノルアドレナリンによる採食はアルファ受容体およびベータ受容体の刺激に依存していることが示唆された.さらに,シプロヘプタジン単独による採食行動の刺激にはノルアドレナリン系とは独立した採食刺激神経系が関与している可能姓が示唆された.
  • 黒瀬 陽平, 矢野 秀雄, 宮崎 昭
    日本畜産学会報
    1993年 64 巻 7 号 686-691
    発行日: 1993/07/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    高温環境で飼育された動物の採食量は,一般に快適環境のものよりも少ない.セロトニンは中枢において食欲抑制に働く神経伝達物質と考えられている.本研究では,高温環境(33°C)および快適環境(26°C)で飼育したラットを用い,セロトニン神経系を抑制的に修飾する2種類の薬剤が,γアミノ酪酸アゴニストのムシモール(muscimol)を中枢投与した後の採食量に与える影響について調べ,高温環境における食欲抑制の機構を明らかにしようとした.ムシモールを側脳室内に投与すると両環境温度下で採食行動が誘発された.ムシモール投与後2時間の採食量は,33°C下の方が26°C下よりも少なかった.ムシモール投与後の採食量は同時に投与されたシプロヘプタジンによって用量依存的に減少したが,26°C下の方が大きく減少した.セロトニン合成阻害剤のpクロロフェニルアラニン(PCPA)を側脳室内に投与すると,両環境温度下で1日当りの採食量が漸増した.また,1日当りの採食量は,PCPA投与後も33°C下の方が26°C下より少なかった.PCPAまたは生理食塩水を投与して4日後にムシモールを側脳室内投与し,2時間当りの採食量を測定した.26°C下では,PCPA投与区(n=6)では5.2gとなり,生理食塩水投与区(n=5)の5.8gとほとんど差はなかった.一方,33°C下では,生理食塩水投与区(n=4)は3.8gであるが,PCPA投与区(n=3)は少なくともムシモール投与後2時間は採食行動が抑制された.これらの結果から,高温環境下では,ドーパミン神経系の活性化が抑制され,採食が抑制される機構が示唆された.
  • 黒瀬 陽平, 矢野 秀雄, 宮崎 昭
    日本畜産学会報
    1993年 64 巻 3 号 228-232
    発行日: 1993/03/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    本研究は,高温環境(33°C)と快適環境(26°C)に馴化したラットにγアミノ酪酸(GABA)のアゴニスト,ムシモール(muscimol)を投与して刺激された採食に対するアミノ基転移酵素阻害剤,エタノールアミン-O-硫酸塩(EOS)の影響を調べたものである.ムシモールを側脳室内(250ng)に投与すると,両環境下で採食行動の誘発が観察された.ムシモールを側脳室内に投与した場合,高温環境下の採食量は快適環境下の採食量よりも少なかった.また,GABAアンタゴニスト,ビククリン(bicuculhne)を側脳室内に投与すると両環境下で採食行動が刺激されたが,高温環境下の採食量は0.68g(n=14)であり,快適環境下の採食量1.36g(n=14)よりも少なかった(p⟨0.01).快適環境下において,EOSとムシモールを側脳室内に投与されたラットの採食量の平均値は4.4g(n=5)であり,ムシモールのみを投与されたラットの採食量2.8g(n=5)よりも多かった(p⟨0.05).高温環境下においては,EOSとムシモールを投与された群とムシモールのみを投与された群の間に採食量の差はなかった.高温環境下において,EOSとムシモールを側脳室内に投与されたラットの採食量は2.6g(n=4)であり,快適環境下よりも少なかった(P⟨0.01).これらの結果は,ムシモールがアミノ基転移酵素で分解されること,および,高温環境と快適環境間の採食量の差は,少なくともムシモールによって刺激される採食行動に関する限り,アミノ基転移酵素活性の変化によるものではないことを示唆している.さらに,環境温度の変化に対して採食量を調節する機構には,GABAニューロンとは独立したニューロンが関与している可能性がある.
  • 黒瀬 陽平, 若田 雄吾, 坂下 幸, 寺島 福秋
    日本畜産学会報
    1998年 69 巻 7 号 653-658
    発行日: 1998/07/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    セロトニンは,脳において神経伝達物質として存在する.中枢セロトニンは,内分泌系に影響することが示唆されている.本研究の目的は,中枢セロトニン神経の活性とグルコースに対する末梢インズリン分泌反応との関係を明らかにすることである.実験動物としてWistar系雄ラット(体重351~400g)を使用した.セロトニン合成阻害薬P-クロロフェニルアラニン(pCPA,1mg)を脳内のセロトニン合成を阻害する目的で側脳室へ投与した、グルコースに対する末梢インスリン分泌反応を,グルコースクランプ法によって,pCPA投与群および生理食塩水投与群において比較検討した、グルコース注入率(GIR)および血糖値は両者間で差がないにもかかわらず,血清インスリン濃度平均増加量(MSII)は,pCPA投与群の方が有意に低かった.グルコース注入に対するインスリン分泌の指標値(MPII/GIR)は,pCPA投与群の方が有意に低かった.本研究は,脳内のセロトニンの合成阻害による欠乏,すなわちセロトーン神経の不活化が,グルコースに対する末梢インスリン分泌反応を抑制することを明確に例証した.
  • 黒瀬 陽平, 矢野 秀雄, 宮崎 昭
    日本畜産学会報
    1995年 66 巻 7 号 594-598
    発行日: 1995/07/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,暑熱環境における食欲減退にセロトニンが関与する可能性をラット(雄,体重350~400g)を用いて検討した.実験1では,試薬投与前7日間,暑熱(33°C)および快適環境(26°C)下でラットを飼育した,試薬投与直前まで自由採食とした.ノルアドレナリン(10μg)を側脳室投与すると摂食が刺激され,2時間当たりの採食量は増加した.しかしながら,33°C下の採食量の増加は26°C下の採食量の増加よりも少なかった(0.4 vs. 1.Og).セロトニン拮抗薬シプロヘプタジン(15mg/kg体重)をノルアドレナリンと同時投与しても,採食最がノルアドレナリン単独投与の場合より多くなることはなかった.したがってセロトニン神経の活性化は,ノルアドレナリンによる摂食が暑熱環境下において抑制される要因ではない.シプロヘプタジン単独投与後2時間の採食量を測定すると,26°C下では採食量が増加したが,33°C下では増加しなかった.実験2において,7日間の温度馴化後,1日当たりの採食量を明期および暗期に分けて5日間測定したところ,明期の採食量は両環境間で差がなかった.セロトニン合成阻害薬p-クロロフェニルアラニン(PCPA, 3mg)を側脳室投与すると,両環境下で,明期および暗期の採食量が増加した.PCPA投与3日後から7日後までの5日間の採食量は,明期および暗期ともに33°C下の方が26°C下よりも少なかった,以上の結果は,セロトニン神経の活性化が暑熱環境下における食欲の減退に関与しないことを示唆している.
  • 四国E県のケース
    *稲垣 伸子
    経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
    2014年 2014s 巻 D1-4
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/08/06
    会議録・要旨集 フリー
    ネット世代は戦後生まれの子の世代といわれ世界で社会の担い手に置き換わりつつあり、いわゆる経営情報システムの人的環境の変容を予想することができる。財政規律と社会保障が緊張する我が国の、首都圏遠隔地の域内起業と就労に関して、事業と伝統と人的環境の考察を試みる。
  • 中村 好德, 金子 真, 小林 良次
    日本暖地畜産学会報
    2015年 59 巻 1 号 29-32
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/07/02
    ジャーナル フリー
    周年放牧肥育牛(褐毛和種去勢雄牛10 頭,黒毛和種去勢雄牛11 頭;試験開始月齢4 ~ 10 ヵ 月齢)の血液中ミネラル(Na,K,Cl,P,Mg ならびにCa)バランスについて品種および季節による比較を 行った.品種および季節を要因とした二元配置分散分析を行ったところ,Cl およびMg 濃度にそれぞれ交互 作用が認められた.一方,その他のミネラルについて交互作用は認められなかったが,Na,P ならびにCa 濃 度は品種および季節の影響が認められた.また,文献によるウシ血液中のミネラル基準値と比べると,特にP 濃度が高くCa 濃度が低い傾向にあり,給与飼料の影響が示唆された.
  • 黒瀬 陽平, 鈴木 喜博, 高橋 秀之, 児島 将康, 寒川 賢治, 長谷川 喜久, 東 善行, 小林 茂樹
    日本畜産学会報
    2012年 83 巻 4 号 357-362
    発行日: 2012/11/25
    公開日: 2013/05/25
    ジャーナル フリー
    栄養状態の指標としての血液成分濃度の有用性を検討するため,放牧1シーズン目(育成期)と2シーズン目(肥育期)の日本短角種を対象に,放牧開始から終了まで2週間間隔で体重と血漿成分濃度を測定した.遊離脂肪酸(NEFA)およびグレリンの血漿濃度については,両シーズン間でほとんど差はなかった.放牧終盤に両シーズン共に増体量がマイナスとなり,遊離脂肪酸の血漿濃度は増加傾向にあった.血漿グルコース濃度については,放牧後半に2シーズン目が有意に低くなり,増体量も低値を示した.血漿インスリン濃度については,放牧期間を通して2シーズン目が有意に高くなった.インスリン様成長因子1 (IGF-1)濃度については,放牧前半に2シーズン目が有意に高くなった.1シーズン目では血漿IGF-1濃度と体重との間に正の相関が認められた.栄養状態の指標としての血漿成分濃度の有用性が示唆されたが,血漿成分の変動は発育ステージに依存することが判明した.
  • ―2017年度岸保・立平賞受賞記念講演―
    石原 正仁
    天気
    2019年 66 巻 4 号 277-297
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/31
    ジャーナル フリー
  • 日本内分泌学会雑誌
    2001年 77 巻 2 号 284-316
    発行日: 2001/09/20
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
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