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7件中 1-7の結果を表示しています
  • 坂井 義明, 高山 弘太郎, 仁科 弘重
    植物環境工学
    2011年 23 巻 3 号 101-106
    発行日: 2011/09/01
    公開日: 2011/09/01
    ジャーナル フリー
    PAM-Chl蛍光計測法およびChl蛍光画像計測法を用いて, 恒常的な暗状態と明期(PPFD 200 μmol m-2 s-1)/暗期が10 h/14 hの異なる光条件下で生育させたトマト接ぎ木セル苗の光合成機能の変化を評価した. その結果, 計測法の違いを問わず, Fv/Fmをモニタリングすることで, Chl含量の低下を伴わないわずかな光合成機能の変化を検知することができた. さらに, Chl蛍光画像計測法により得られるFv/Fm画像を用いることで, 他個体よりも光合成機能が劣る個体の検出が可能であることが示された. しかし, Chl蛍光画像計測では, 計測対象に十分な強度の飽和パルス光を照射できないためにFv/Fmを過小評価することや, しおれ等の苗の個体形状の変化がFv/Fm値に影響を及ぼす可能性があることが指摘された. このことは, Chl蛍光画像計測により得られるトマト苗個体群のFv/Fm値が, 個体群を構成している個葉の光合成機能とは直接的に関係しない要素により変化しうるという問題点を提起している. しかしながら, この特徴は, Chl蛍光画像計測が, トマト苗個体群の生育状態の変化を, PAM-Chl蛍光計測よりも高い感度で検知できることを示しており, Chl蛍光画像計測の植物診断技術としての有用性を否定するものではない.
  • 井上 寛
    蝶と蛾
    1992年 43 巻 3 号 203-210
    発行日: 1992/09/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    ネパールからシャクガ科の4新種と1新亜種を記載し,属のシノニムと種のシノニムをそれぞれ整理した.Ctenognophos grandinarius (Motschulsky)ハガタキエダシャクに近縁なC. zelotypus Inoueのほかは,日本産の種と近縁な種は含まれていない.
  • 矢後 勝也
    蝶と蛾
    2004年 55 巻 1 号 13-25
    発行日: 2004/01/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    ラオス北東部のPhoo Panから発見された大型のミツオシジミ属Horagaの1種ウエダミツオシジミH.uedaiを記載した.種名は標本を所蔵していた上田俊介氏に献名されたものである.本種は台湾に産するララサンミツオシジミH.rarasana Sonan,1936に一見類似するが,1)雄の後翅表面は紫色部を欠き,雌雄共に後翅表面の前半部は霜降り状の白色鱗で覆われる,2)前翅裏面のM^1条がより強く湾曲する,3)後翅裏面のM^1条が不規則に湾曲する,4)後翅裏面のD_1条が明瞭,5)後翅裏面の亜外縁帯(E3)は濃茶色(ララサンミツオシジミは黄褐色),などの違いが見られる.また雌雄交尾器にもいくつかの形態的差異が認められる.本種とララサンミツオシジミは,1)体サイズ(翅)が著しく大型化する,2)裏面地色は白色でM^1条が濃茶色となる,などの諸点で同属の他種と比較して特殊化している.特に後者の形質状態は同亜族だけでなく近縁の他亜族の種にも見られない顕著な新形質共有とみなされることから,おそらく両種は互いに姉妹群を構成するものと考えられる.ミツオシジミ属の中でも特に変わった裏面斑紋を持つ台湾の固有種ララサンミツオシジミは,大陸その他の熱帯地方に産する本属の他種において,これに類似する種はこれまで全く知られていなかった.今回のウエダミツオシジミの発見により,本種はこの新種との共通祖先から台湾と大陸との分断による異所的種分化の結果生じたものと推測された.なお,ララサンミツオシジミの幼生期はすでに報告されており,ハイノキ科ハイノキ属のSymplocos sumuntiaが食樹として記録されている(Hsu&Yang 1999;Hsu,2002).もしウエダミツオシジミもS.sumuntiaまたはその近縁種を食していれば,上記の推測をさらに強く支持する証拠になりうるであろう.最近のミツオシジミ属の研究で,Sidhu&Rose(1997)がミツオシジミH.onyx(Moore,1858)とヒメミツオシジミH.albimacula(Wood-Mason&de Niceville,1881)の2種のみの雌交尾器を調査し,交尾嚢(corpus bursae)と肛乳頭(papilla analis)の特徴を本属に有効な診断形質として新たに付け加えた.前者では著しく減退し,交尾管(ductus bursae)との境目が不明瞭となること,後者では極端に大型化することを挙げている.しかしながら,ウエダミツオシジミの交尾嚢は大きく膨らみ,交尾管との境目が識別できるなど,むしろ他のシジミチョウ科の種と同様の特徴を備えている.このことから,Sidhu&Roseが意味する交尾嚢の形質状態は,必ずしもミツオシジミ属の適切な診断形質とは言えないことが明らかになった.ミツオシジミ亜族Horaginaはミツオシジミ属とインドミツオシジミ属Rathindaの2属から構成され,前者では今回記載されたウエダミツオシジミを含めて14種が,後者では1種が知られている.これまで本亜族全体の種を網羅した検索表は,Cowan(1966)以降,筆者の知る限り新たに改訂されていない.以後現在までに,いくつかの追加種や種レベルでの分類学的変更が見られることから,翅や交尾器などの形態に基づいた本亜族の種の新たな検索表を合わせて示した.
  • 近江 政雄, 池田 光男, 松永 佳昭
    光学
    1977年 6 巻 3 号 108-112
    発行日: 1977/06/25
    公開日: 2010/06/11
    ジャーナル フリー
    Increment threshold has been used as an index of representing brightness of background light or the response in the visual system caused by the background light. It is known qualitatively however, that increment threshold is not always equivalent to brightness when the background light is not uniform. To investigatge the effect of the nonuniformity of the background field upon the increment threshold, we measured the increment threshold distribution on step patterns and compared it with the increment threshold corresponding to the brightness on the step patterns. The difference was clearly observed, particularly at edges of the step patterns such that the measured increment threshold was larger than the increment threshold corresponding to brightness. It is suggested that the increment threshold is not always a good index of brightness of the light stimulus when the stimulus has a non-uniform distribution of luminance.
  • Taiga Kunishima, Herminie P. Palla, Katsunori Tachihara, Ken Maeda
    Species Diversity
    2022年 27 巻 1 号 129-138
    発行日: 2022/04/15
    公開日: 2022/04/15
    ジャーナル フリー

    Twenty specimens of Acentrogobius ocyurus (Jordan and Seale, 1907) were collected in Manko, Okinawa-jima Island, Japan and Sulu Sea side of Puerto Princesa City, Palawan Island, Philippines. As the species had previously been reported from the South China Sea, Andaman Sea, and northern Australian waters, these specimens from Okinawa and Palawan represent the first records of the species from Japan and the Sulu Sea. Acentrogobius ocyurus was found on muddy substrata at the lowest tidal zone of the mudflat and was often found in burrows of mangrove pistol shrimp, Alpheus richardsoni Yaldwyn, 1971. Morphological traits suggested that A. ocyurus is closely related to A. globiceps (Hora, 1923), A. kranjiensis (Herre, 1940), and Acentrogobius sp. (“Suzume-haze” in Japanese name), with several homologous features including, the transverse pattern of the sensory papillae on the cheek, caudal fin pointed in middle, a black stripe behind the eye along the anterior oculoscapular canal, bright blue spots laterally on the body, and an oblique yellow stripe across the upper part of the caudal fin.

  • V. MIRONOV, A. C. GALSWORTHY, 薛 大勇, 矢崎 克己
    蝶と蛾
    2004年 55 巻 1 号 39-57
    発行日: 2004/01/20
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    中国のEupithecia属に関しては,Vojnitsによる多数の論文(過去30年間に114新種4新亜種が記載されている)があるが,その全容については未解明の部分が多く残されている.筆者らはAlexander Koenig博物館(ボン)のHoneコレクション,およびロンドン自然史博物館,中国科学院動物研究所などに所蔵されている本属の標本を調査し,多数の新種を見い出した.本報ではそれらのうち以下の12新種を記載した.E.amicula Mironov&Galsworthy(四川,雲南,陜西),E.honestaMironov&Galsworthy(雲南),E.albimedia Mironov&Galsworthy(四川,雲南),E.salubris Mironov&Galsworthy(山西,陜西),E.antiqua Mironov&Galsworthy(雲南),E.tibetana Mironov&Galsworthy(チベット),E.citraria Mironov&Galsworthy(雲南),E.russula Mironov&Galsworthy(チベット),E.brunneilutea Mironov&Galsworthy(雲南,ネパール),E.luctuosa Mironov&Galsworthy(福建),E.apta Mironov&Galsworthy(雲南),E.fortis Mironov&Galsworthy(雲南).
  • John E. Randall, 井田 斉, Jack T. Moyer
    魚類学雑誌
    1981年 28 巻 3 号 203-242_1
    発行日: 1981/11/30
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    日本およびその周辺海域から得られたスズメダイ属魚類の形態, 分布, 生態などについて検討した.
    スズメダイ属は1) 鼻孔は各側に2個, 2) 円錐歯をもつ, 3) 尾鰭上下の棘状軟条は2又は3本, 4) 不完全間神経棘は3本で第1~第3椎体の神経棘の前方にそれぞれ1本ずつ位置するものと定義される.
    該当する魚として日本およびその周辺海域からは20種が認められる.その内フカミスズメダイ (新称) Chromis leucura, タイワンスズメダイ (新称) C.elerae, アオバスズメダイ (新称) C.atripectomlisの3種は日本周辺域からの初記録であり, 1未記載種をオナガスズメダイC.alleniとして記載した.なおマツバスズメダィC.fumeaは従来ソラスズメダイ属に位置づけられていたが, 上記の形質を具えることよりスズメダイ属へ含めた.更にアマミスズメダイC.chrysura, シコクスズメダイC.moraaritiferなどに用いられている学名についても検討した.
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