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全文: "Social psychology"
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  • Yusuke KAROUJI, Takashi KUSUMI
    PSYCHOLOGIA
    2015年 58 巻 1 号 1-14
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/09/11
    ジャーナル フリー
    This paper argues that implicit self-stereotyping is moderated by the potential for social evaluation in that situation. It was hypothesized that implicit self-stereotyping is facilitated when social cues (i.e., gaze cues) signal social evaluation. This study examined whether gaze cues affected implicit self-stereotyping related to gender stereotypes regarding math competence. A pilot study demonstrated that just a presentation of direct-gaze cues (vs. averted-gaze cues) signaled social evaluation and social norms. The main study revealed that gender differences in math identity were more prominent under direct-gaze cues, relative to averted-gaze cues. Women showed more negative math identity than men did when they were exposed to direct-gaze cues, but not when exposed to averted-gaze cues. Moreover, these effects were particularly prominent among women with stronger implicit math-gender stereotypes and female identity. These findings improve our understanding of how and when implicit self-stereotyping occurs in social situations.
  • Morton Deutsch
    実験社会心理学研究
    1979年 18 巻 2 号 167-171
    発行日: 1979/02/17
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • R. Matthew MONTOYA, Cassondra M. FAIELLA, Bridget P. LYNCH, Suzanne THOMAS, Haylee K. DELUCA
    PSYCHOLOGIA
    2015年 58 巻 2 号 84-97
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/06/08
    ジャーナル フリー
    This research explored competing predictions for the relation between uncertainty and interpersonal attraction. Two studies investigated whether uncertainty regarding another person’s interest is associated with an increase or decrease in attraction. Study 1 revealed that when participants evaluated people whose expressed attraction was either certain or uncertain, participants experienced more liking for those who were associated with certainty. In Study 2, compared to a control condition, uncertainty produced more attraction but the greater attraction was mediated by a desire to reduce uncertainty. We conclude by proposing an explanation for why different research paradigms have produced different conclusions regarding uncertainty and the situations necessary for uncertainty to produce interpersonal attraction.
  • 渡辺 匠, 唐沢 かおり
    実験社会心理学研究
    2012年 52 巻 1 号 25-34
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/10/25
    ジャーナル フリー
    本研究は存在脅威管理理論の観点から,死の顕現性が自己と内集団の概念連合に与える影響について検証をおこなった。存在脅威管理理論では,死の顕現性が高まると文化的世界観の防衛反応が生じると仮定している。これらの仮定にもとづき,人々は死の脅威にさらされると,自己と内集団の概念連合を強めるかどうかを調べた。死の顕現性は質問紙を通じて操作し,内集団との概念連合は反応時間パラダイムをもちいて測定した。その結果,死の脅威が喚起された参加者は,自己概念と内集団概念で一致した特性語に対する判断時間が一致していない特性語よりも速くなることが明らかになった。その一方,死の脅威が喚起されても,自己概念と外集団概念で一致した特性語に対する判断時間は一致していない特性語よりも速くはならないことが示された。これらの結果は,死の顕現性が高まると,自己と内集団の概念連合が強化されることを示唆している。考察では,自己と内集団の概念連合と存在脅威管理プロセスとの関係性について議論した。
  • 神原 歩, 遠藤 由美
    実験社会心理学研究
    2013年 52 巻 2 号 116-124
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/03/09
    ジャーナル フリー
    自己判断の高合意性認知が自己肯定感を維持する可能性を,高合意性情報が強制承諾 による態度変化に与える影響を調べることによって検討した。認知的不協和に直面した人は自身の態度を変化させるが,自己肯定化や自己評価維持システムなど,他の自己肯定感維持方略によって自己肯定感を修復すると態度を変化させる度合いが縮小することが明らかになっている。そこで,強制承諾場面での態度変化の程度を自己肯定感修復の指標とした。初めに強制承諾の手続きとして反態度意見の作成を求めた後,高合意性情報の有無によって合意性認知の程度の操作を行った。参加者の態度は,実験の最初と最後に測定した。その結果,高合意性情報を与えられた人は,そうでない人に比べて態度変化が小さかった。また,この効果は高合意性情報が不協和と関連が無い場合には,関連が有る場合ほど顕著にはみられなかった。以上から,脅威との関連の有無によって効果に違いはみられるが,自己脅威状況において合意性を高く認知すると自己肯定感が維持されることが示唆された。
  • 杉浦 仁美, 坂田 桐子, 清水 裕士
    実験社会心理学研究
    2015年 54 巻 2 号 101-111
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/03/26
    [早期公開] 公開日: 2014/03/28
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,地位格差のある集団間状況において,集団間葛藤が生起する過程を明らかにすることである。そのため,内集団バイアスに着目し,集団間の相対的地位と集団間の関係性,集団内での個人の地位が,内集団,外集団メンバーの評価に及ぼす影響について検討した。大学生120名に対して,集団間地位と集団内地位を操作した実験を行った。その結果,高地位集団では,高地位者よりも低地位者のほうが,外集団メンバーの能力を低く評価することが明らかとなった。逆に,低地位集団では,低地位者よりも高地位者のほうが,外集団の能力を低く評価していた。また,この交互作用は,集団間の関係を非協同的であると認識する者においてのみ見られた。これらの結果から,集団内地位と集団間地位の高さが異なり,個人間比較と集団間比較のジレンマが生じる状況では,補償的に外集団を卑下する戦略が用いられる可能性が示唆された。
  • 田端 拓哉, 池上 知子
    実験社会心理学研究
    2015年 54 巻 2 号 75-88
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/03/26
    ジャーナル フリー
    自尊心の研究はさまざまな自尊心調節機制が相互に代替可能であることを示唆している。人はある領域で自尊心が脅かされてもその領域とは関連しない領域でその脅威に対処することができる。このことから,能力次元における自尊心への脅威は,集団成員性の活性化および所属集団の実体性を高く認知することによる所属感の強化を引き起こしうると考えた。この予測を検討するため,大学生を対象に,想起法(研究1)と課題フィードバック法(研究2)を用いて自尊心への脅威の水準を操作する2つの実験を行った。実験1では,能力次元における自己評価が脅威を受けると,脅威を受けない場合に比べて,個人がかかわるあらゆる集団の実体性評価を高めることが,高特性自尊心者についてのみ示された。一方,実験2ではそのような集団実体性評価の高揚が特性自尊心の水準にかかわらず示された。これらの結果から,自尊心維持機制における領域間補償の一般化可能性が論じられた。
  • 大江 朋子
    実験社会心理学研究
    2016年 55 巻 2 号 111-118
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/09/07
    ジャーナル フリー
  • Mikio Iguchi
    前橋工科大学研究紀要
    2017年 20 巻 33-40
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/03/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    第二言語習得における学習動機(L2 motivation)の理論的フレームワークを支えている社会心理学の研究方法を考察した。第二言語習得における学習動機の研究は1960年代からGardner等によって提唱されている統合的動機(integrative motivation)と道具的動機(instrumental motivation)の研究が中心である。この研究方法は社会心理学に裏打ちされており、後続の研究に至るまで脈々と受け継がれている。社会心理学は実証主義のパラダイムに根ざしており、研究成果は量的データで発表されている。一方、構成主義のパラダイムに立脚し、質的データで第二言語習得における学習動機を研究する流れも形成されてきている。本研究は質的研究による第二言語習得における学習動機を研究することの重要性と可能性を提唱した。
  • Julia ZIMMERMANN, Franz J. NEYER
    PSYCHOLOGIA
    2014年 57 巻 2 号 115-132
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/09/06
    ジャーナル フリー
    Personality psychology and socioecological research are kindred spirits in their investigation of person-environment transactions at different levels of analysis. In the present article, we provide an overview of empirical findings that substantiate the links between personality variation and (social) environment structures at both macro and individual levels of analysis. In doing so, we are particularly concerned about the role of geographical mobility; thus, we explore the conditions that bring it into effect as a moderator or mediator of person-environment associations. We complement our theoretical considerations with an empirical example from our research project PEDES—Personality Development of Sojourners to show that, indeed, personality traits determine individuals’ proximal social environments through both direct effects and indirect processes of self-selection in geographical mobility experiences. We conclude with reflections on future study objectives that capitalize on the integration of macro-level and individual-level perspectives in person-environment research.
  • 上原 俊介, 中川 知宏, 田村 達
    実験社会心理学研究
    2015年 54 巻 2 号 89-100
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/03/26
    ジャーナル フリー
    義憤(moral outrage)とは,ある出来事やそれに関与した人物の行動が道義に反しているという知覚によって引き起こされる怒りのことを指す。怒りの研究者たちはこれまで,道徳違反を目の当たりにしたときには義憤が喚起されると仮定してきた。ところが最近の研究によれば(たとえば,Batson, Chao, & Givens, 2009),怒りの喚起は自分(あるいは自分の同胞)が危害を加えられたときにしか確認されず,私憤(personal anger)が怒りの本質であると指摘する者もいる。そこで本研究は,公正に対する敏感さ(justice sensitivity)という人格特性に注目し,義憤とは正しさに過敏に反応する人たちにみられる制限的な感情反応ではないかと予測した。日本人参加者に対して架空の拉致事件に関する新聞記事を読ませ,そのとき感じた怒りの強さを答えさせた。その結果,どんなに公正に敏感な参加者でも,強い怒りは日本人が拉致被害の犠牲になったときにしか報告されず,私憤説に一致する証拠しか確認されなかった。こうした知見を踏まえ,本研究は,私憤がきわめて堅固な反応であるという可能性を指摘した。
  • 宮崎 弦太
    実験社会心理学研究
    2015年 55 巻 1 号 60-70
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/22
    ジャーナル フリー
    親密関係では共同規範に従った恩恵の授受を行うことが理想とされる。本研究は,我々は親密関係において常に共同規範を遵守するわけではなく,関係相手の応答性に応じて共同規範を柔軟に調節していること,また,そのプロセスが愛着不安によって調整されることを検討した。2つの調査(調査1の参加者は150名,調査2の参加者は188名)の結果,親密関係において相手が自分に対して非応答的であった過去の出来事を想起した人は,想起しなかった人よりも,共同規範を弱めていた。ただし,愛着不安の強い人は,恋人の非応答性を想起すると共同規範を強めていた。これらの結果は,親密関係におけるリスク制御という点から考察された。
  • 上林 憲司, 田戸岡 好香, 石井 国雄, 村田 光二
    実験社会心理学研究
    2016年 55 巻 2 号 130-138
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/09/07
    ジャーナル フリー

    社会における善悪判断を左右する道徳性が,外的要因により意識されないまま変化することが知られている。本研究は道徳性に変化を及ぼす要因の一つとして,着衣に注目した。特に,道徳性が白色および黒色と結びついていることに基づき,白色または黒色の着衣が,着用者の道徳性に関する自己認知に及ぼす影響を検討した。参加者は白色または黒色の衣服を着用した状態で,自己と道徳性の潜在的な結びつきを測る潜在連合テスト(IAT)に取り組んだ。その後,道徳性について顕在的な自己評定を行った。その結果,潜在認知と顕在認知のどちらにおいても,白服着用者の方が黒服着用者より,自己を道徳的に捉えていた。これらの結果を踏まえ,着衣が認知や行動に影響を及ぼす過程や,道徳性を変化させる要因について議論した。


  • 沼崎 誠, 松崎 圭佑, 埴田 健司
    実験社会心理学研究
    2016年 55 巻 2 号 119-129
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/09/07
    ジャーナル フリー

    身体感覚が社会的知覚や行動に影響を与えることが近年多くの研究で示されている。本研究では,持つものの柔らかさ-硬さによって生じる皮膚感覚が対人認知と自己認知に及ぼす効果を検討した。身体的温かさが性格的温かさと連合して表象していることを示す研究とHarlow(1958)の研究から,柔らかさ-硬さ感覚が性格的温かさ-冷たさと連合して表象されていると予測した。女性的ポジティブ特性,女性的ネガティブ特性,男性的ポジティブ特性,男性的ネガティブ特性の自己評定をあらかじめしていた21名の女子大学生が実験に参加した。参加者は,対人認知課題及び自己認知課題を行う間,柔らかい軟式テニスボールか硬い針金のボールを握り続けるように教示された。結果として,他者認知では,柔らかいボールを持った参加者は硬いボールを持った参加者に比べ,刺激人物が女性的ポジティブ特性を持っていると評定し,刺激人物に好意を示した。一方,自己認知では,柔らかいボールを持った参加者は硬いボールを持った参加者に比べて,男性的ネガティブ特性を持っていると評定するようになることが示された。これらの結果は,持つものの柔らかさ-硬さによって生じる皮膚感覚が,対人認知と自己認知に対して,それぞれ異なった影響を与えることを示唆する。


  • Mami MUTO, Naoki KUGIHARA, Yoriko KOHARA
    PSYCHOLOGIA
    2015年 58 巻 1 号 36-48
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/09/11
    ジャーナル フリー
    This study investigated whether the extension of psychological distance from in- or out-group targets that hold different opinions covaried with increased negative impressions about such targets. A between-participants 2 (matching opinion vs. non-matching opinion presentations) × 2 (Japanese in-group presenter vs. American out-group presenter) factorial design was used. The results indicated the following: (1) in the matching opinion condition, participants reduced the psychological distance from out-group targets and increased their likeability: whereas (2) in the non-matching opinion condition, participants maintained the psychological distance from in-group targets and disliked them. These results indicate that the difference between actual and expected opinions that people have about targets affected the increase, or decrease of psychological distance and the likability of targets.
  • 日本リスク研究学会誌
    2011年 21 巻 4 号 307
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/07/11
    ジャーナル オープンアクセス
  • Uichol KIM, 山口 勧
    社会心理学研究
    1995年 10 巻 3 号 168-179
    発行日: 1995/03/31
    公開日: 2016/12/03
    ジャーナル フリー
    This paper outlines a conceptual framework of cross-cultural research and its implications forthe advancement of Japanese social psychology. The cross-cultural approach represents an alternative scientific paradigm that supplements, complements, and extends existing theories and methodsin social psychology. While social psychology adopted the natural sciences approach in definingthe field, the cross-cultural psychology bridges the natural sciences tradition with cultural sciencesapproach. This integration closely parallels Wilhelm Wundt's original paradigmatic framework.Wundt articulated the need to integrate cultural level analysis or Volkerpsychologie (ethnopsychology) with the individual experimental analysis to formulate a holistic or ganzheit psychology. Japanese social psychology has been influenced by individualistic theories and methods developed in social psychology. Individualistic assumptions, methods, and goals are, however, incongruent with the relational and collective orientation of Japanese culture and people. The present authors will review the current research in individualism and collectivism to highlight the utility ofthe cross-cultural approach and its implications for developing an alternative research frameworkthat is rooted in Japanese cultural context.
  • 織田 涼, 服部 雅史, 八木 保樹
    実験社会心理学研究
    2015年 55 巻 1 号 28-39
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/22
    ジャーナル フリー
    本研究は,検索容易性の逆説的効果が,困難さの経験がシグナルとなって起こる想起方略の切り替えによるという仮説を検証した.期待条件の実験参加者に,対象他者に関するある性格特性の期待を与えた上で,全参加者に他者の行動リストを呈示して記銘を求めた.行動リストには,ターゲット特性の一致事例と不一致事例が含まれていた.期待条件では,それらの事例が結びついた連合的表象が形成されることが予測された.実験1の参加者は一致事例を1個(容易)または4個(困難)想起することを求められた.実験2の参加者は一致事例を2個想起し,見えやすい(容易)または見えにくい(困難)色のフォントを使用して想起した事例を入力した.期待条件において一致事例の想起が困難な時に想起内容に反する判断がなされ,この効果は不一致事例の付随的想起が媒介することが示された.この媒介パタンは,非期待条件で観察されなかった.これらの結果は,困難さが連合記憶内の事例の網羅的走査を促し,この走査の過程で自発的に想起された情報に基づいて判断が形成されることを示唆する.
  • 松尾 藍, 吉田 富二雄
    実験社会心理学研究
    2015年 55 巻 1 号 40-49
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/22
    ジャーナル フリー
    本研究では,性ステレオタイプ行動に含まれるネガティブな側面に着目し,性ラベルが,性ステレオタイプ行動を行う人物の好ましさに及ぼす効果を検討した。実験は,実験参加者の性(男・女)と性ラベル(男性・女性・ラベルなし)を要因とする2要因混合計画(後者は実験参加者内要因)であった。実験参加者(N=182,男性87名,女性95名)は,男女の性ステレオタイプに沿った行動傾向の記述文を読み,その記述文に示された行動の行為者の性が明示されない場合(ラベルなし条件)と,行為者が男性の場合(男性ラベル条件)および女性の場合(女性ラベル条件)における行為者の好ましさを評価した。その結果,ネガティブな性ステレオタイプ行動に対し,行動と一致する性ラベルが与えられた場合,対象人物(ステレオタイプ一致人物)のネガティブな評価が緩和された。この効果は評価者が対象人物に対し外集団成員であるときのみ生起した。また,ネガティブな性ステレオタイプ行動に対し,行動と不一致の性ラベルが与えられた場合,対象人物(ステレオタイプ不一致人物)はよりネガティブに評価された。この効果は,女性ステレオタイプ行動に対して男性ラベルが与えられたときに,最も顕著であった。
  • 鬼頭 美江, 佐藤 剛介
    実験社会心理学研究
    2017年 56 巻 2 号 187-194
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/27
    ジャーナル フリー

    良好な恋愛関係や夫婦関係を築くことは,人々の幸福感や精神的・身体的健康に影響を与えることが示されており,こうした関係の良好さや満足感を高める要因の検討が,これまで多く行われてきた。その要因の一つとして,自己の社会的価値である自尊心が挙げられる。自尊心の高い人,および自尊心の高い恋人や配偶者を持つ人ほど,恋愛関係や夫婦関係により満足していることが示されている。しかし,これらの知見は主に個人主義が優勢である北米を中心に示されており,集団主義が優勢であるとされる日本においても再現されるかは自明ではない。そこで本研究では,日本人の夫婦107組に質問紙を配布し,個人の自尊心が自己および配偶者の夫婦関係満足感に与える影響について,APIMを用いて検証した。その結果,夫婦ともに自尊心が高い人ほど,夫婦関係に対してより高い満足度を感じていた。さらに,配偶者の自尊心が高い人ほど,自己の夫婦関係満足感が高かった。こうした自尊心と夫婦関係満足感との関連には,性別や年齢による有意な差異は見られなかった。したがって,日本においても,個々の自尊心は,自己の夫婦関係満足感だけでなく,配偶者の夫婦関係満足感にも影響を与えることが示された。

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