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全文: 膝蓋下脂肪体
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  • 小宮 浩一郎, 寺田 信樹, 山田 光子, 加藤 慎一, 鈴木 謙次
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2013年 56 巻 2 号 447-448
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/22
    ジャーナル 認証あり
  • 松﨑 太郎, 吉田 信也, 小島 聖, 渡邉 晶規, 細 正博
    理学療法学Supplement
    2012年 2011 巻
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/10
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】 膝蓋腱下部には豊富な脂肪体(以下,膝蓋下脂肪体)が存在し,その柔軟性が関節運動を担保しているとされる。また,膝の痛みに関与する,という報告も散見され,TKA患者で膝蓋下脂肪体を切除した患者では術後の痛みとの相関が見られる事や,伸展制限を生じた膝関節で線維化を生じた膝蓋下脂肪体を切除するなどの報告がなされている。しかしながら,膝蓋下脂肪体の変化を調査した研究はほとんど見られない。我々は以前より当学会にて膝蓋下脂肪体の変化を報告したが,今回は関節不動の要因を増やして何が膝蓋下脂肪体の変化をもたらすのかを調査した。【方法】 9週齢のWistar系雄性ラット30匹を使用した。ラットは8週齢にて購入し,1つのケージに1匹を入れ1週間の馴化期間を経た後に実験を開始した。ラットを無作為に対照群,固定群,固定+運動群,脱神経群,脱神経+固定群の5群(n=6)に分けた。固定群,固定+運動群は麻酔下にて左後肢膝関節をK-Wireを用いた創外固定を用いて屈曲120度で不動化した。固定+運動群は先行研究と同様に,麻酔下で創外固定を除去し,週6日,1日1回3分間,膝関節を約0.6Nで伸展して可動域運動を施行した。可動域運動の終了後は創外固定を再装着した。脱神経群は大腿神経を結紮・切断する事により大腿四頭筋麻痺を生じさせ,屈曲位をとらせた。脱神経+固定群は脱神経群と同様の介入を行った後に創外固定にて屈曲120度で不動化した。各群とも実験期間は2週間とした。実験期間終了後,ラットを安楽死させた後に可及的速やかに後肢を股関節にて離断し,10%中性緩衝ホルマリン溶液にて組織固定,ついで脱灰を行った後に膝関節を矢状断にて切り出し,中和・パラフィン包埋を行った。作製したパラフィンブロックをミクロトームで3μmにて薄切してスライドガラスに添付した後にHE染色を行い,顕微鏡デジタルカメラにて膝蓋下脂肪体を撮影し,膝蓋下脂肪体を構成する脂肪細胞の面積をImage J 1.45を用いて1標本につき無作為に150個以上算出した。統計学的処理には一元配置分散分析を用い,Holmの方法にて多重比較を行った。【結果】 作製した5群の脂肪細胞面積の平均値(単位:μm2)は,対照群1240.8±353.6,固定群940.9±283.4,固定+運動群1097.4±251.8,脱神経群1337.7±430.3,脱神経+固定群865.1±333.5であった。対照群に対し固定群,固定+運動群,脱神経+固定群で有意に脂肪細胞面積が減少していた。各群間で脂肪細胞面積に有意差が見られなかったのは対照群と脱神経群,脱神経固定群と固定群のみであった。【考察】 先行研究では,関節固定2週間での関節構成体の変化として脂肪細胞の萎縮・線維増生を挙げている(渡邉,2007)。また,臨床においても何らかの原因で膝関節の運動が減少した患者では膝蓋腱周辺が凹んでいるものを見る事がある。脂肪体は関節運動や痛みに関与するとの報告が散見されるが,どのような要因で膝蓋下脂肪体の変化が生じるのか,またどうすれば膝蓋下脂肪体の変化を軽減する事ができるのかについては不明である。今回我々は,ラット膝関節に対して様々な介入を行い,膝蓋下脂肪体がどのように変化するのかを検討した。その結果,対照群に対し固定群,固定+運動群,脱神経+固定群では有意な脂肪細胞の面積の減少が見られ,膝蓋下脂肪体の萎縮が出現したと考えられた。一方脱神経群は対照群と有意差は見られず,脱神経+固定群と固定群の間にも有意差は見られなかった。以上の結果から,脂肪体の萎縮は関節固定により惹起されるが,脱神経のみでは引き起こされないことが示された。脱神経時の膝関節には移動などに伴う受動的な運動が発生し,これが脂肪体の萎縮を抑制した可能性が考えられるが,実際のラットの観察では,受動運動はほとんど発生しておらず,関節固定による不動と脱神経による不動の膝蓋下脂肪体に与える影響の差異がどこにあるのかは明らかではない。我々の先行研究では脱神経ラットでは,軟骨表面への血管の侵入が見られない等,関節固定とは異なる結果を報告しており(石井,2010),末梢神経の損傷によって局所環境に変化が生じ,結果として膝蓋下脂肪体の萎縮が見られなかった可能性も考えられる。【理学療法学研究としての意義】 膝蓋下脂肪体は,関節運動に関与する事が知られているにも関わらず,関節の不動による変化についての報告はほとんど見られない。今回の結果から関節運動の有無が膝蓋下脂肪体に影響を及ぼす事が示唆され,早期からの理学療法介入を行う事により,膝蓋下脂肪体の萎縮を予防できる可能性を示した。
  • 竹田 圭佑, 小島 聖, 渡邊 晶規, 松崎 太郎, 細 正博
    理学療法学Supplement
    2012年 2011 巻
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/10
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに、目的】 膝関節には豊富な脂肪体が存在しており,膝関節の柔軟性を保っている.膝関節内の膝蓋下脂肪体は,不動化の影響により筋や腱同様に廃用性の萎縮を起こしていると指摘されている.膝蓋下脂肪体が,拘縮によりどの程度の萎縮を来すのかを定量的に検討した報告は見当たらない.そこで本研究では,ラット膝関節を対象に4週間のギプス固定を行い,拘縮による膝蓋下脂肪体の萎縮を病理組織学的検討と定量解析することを目的に実験を行った.【方法】 対象は9週齢のWistar系雄ラット21匹(250~280g)を用いた.それらを4週間のギプス固定により拘縮を作製した固定群(n=11)とControl群(n=10)に無造作に分けた.固定群の右後肢にはギプスによる擦傷予防するため,予め膝関節中心に後肢全体をガーゼで覆い,股関節最大伸展位,膝関節最大屈曲位,足関節最大底屈位に状態で骨盤帯から足関節遠位部までギプス固定した.固定肢の足関節遠位部から足趾までは浮腫の有無を確認するために露出させ,この状態でうっ血のないことを確認した.また,同肢の膝蓋骨とその周囲は,固定期間中の骨成長を考慮し露出させた.固定側足部に浮腫を認めた場合はすぐにギプスを巻き替え浮腫の防止に努めた.ギプスの外れや緩みなどを認めた場合は,早急にギプスを巻き替えて可能な限り固定を維持した. Control群は実験期間を通して自由飼育とした.固定期間終了後,実験動物をネンブタール麻酔により安楽死させ,右後肢膝関節を一塊として採取した.採取した膝関節を10%中性緩衝ホルマリン液で72時間組織固定し,その後プランク・リュクロ液を用い,72時間,4℃で脱灰操作を行い,石灰分を除去した.脱灰後,膝部を膝関節から上下約1cmの位置で切り出し,膝蓋骨中央からやや内側の矢状面で切り出しをした.膝関節内側を残すように厚さ5mm程度に切り出し,組織包埋カセットに収めた.5%硫酸ナトリウム液に72時間浸漬し中和操作を行い,その後,30分間流水水洗し,3時間程度100%アルコールに浸漬し脱脂操作を行った.その後,パラフィン自動脱水包埋装置により脱水,パラフィン包埋した.作製したパラフィンブロックを滑走式ミクロトーム(大和光工業株式会社,TU-213)にて,厚さ約3㎛で薄切した.HE染色を行い光学顕微鏡下で膝蓋下脂肪体を観察し,病理組織学的検討を行った.また,膝蓋下脂肪体を撮影した画像はパーソナルコンピューター(NEC,LL550/R)に取り込み,画像解析ソフトウェア(Image J Ver.1.43)を用いて,膝関節前方に存在する膝蓋下脂肪体の総面積を計測した.統計処理には,一元配置分散分析を適用し,有意差を認めた場合は多重比較検定にFisherのPLSD法を適用した.なお,危険率は5%未満をもって有意差と判定した.【倫理的配慮、説明と同意】 名古屋学院大学動物実験規定に準拠し,同倫理委員会の承認を得て飼育,実験を行った(NO.2008-008).【結果】 組織像については,固定群の右後肢で脂肪細胞の萎縮や大小不同が認められていた.また微小血管の拡張とうっ血を認めた.固定群の左後肢では,脂肪細胞が観察されたものの,Control群と比較して軽度の萎縮を認めていた.右後肢と同様に微小血管の拡張とうっ血を認めた.Control群の両後肢では,コラーゲン線維間の脂肪細胞が多数認められ,異常と考えられる所見は確認されなかった.定量解析として,固定群の右後肢はControl群のそれに比べて脂肪細胞の面積が有意に減少していた(p<0.05).固定群の左右での比較においても,右後肢は左後肢に比べて脂肪細胞の面積は有意に減少していた(p<0.05).【考察】 固定による関節の不動化は,膝関節前方に存在する膝蓋下脂肪体を有意に萎縮させることが明らかとなった.非固定肢にも膝蓋下脂肪体の萎縮と言わざるを得ない組織像が確認されたことから,関節固定の影響は固定肢に留まらず他関節への影響も考えられる.【理学療法学研究としての意義】 長期臥床やギプス固定などによる不動は,筋や軟骨と同様に膝蓋下脂肪体にも組織学的な変化を及ぼすことがわかっている.しかしながら,膝蓋下脂肪体の変化については,明らかにされていない点が多い.膝蓋下脂肪体の萎縮は,関節の可動域と円滑性を失うと考えられるため,その病態を明らかにすることが早急の課題と考えられる.本研究の結果から,不動化による脂肪体の萎縮と,一側の固定は対側肢にも影響を及ぼすことが推測された.可動域制限の改善はADLに直結することから,今後は治療法についても科学的に検討する必要性が示唆された.
  • 竹田 圭佑, 小島 聖, 渡邊 晶規, 松﨑 太郎, 細 正博
    理学療法学Supplement
    2016年 2015 巻 P-KS-03-2
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/28
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】関節拘縮は臨床で頻繁に遭遇し,日常生活活動の阻害因子となり,また生活の質の低下につながる。関節拘縮の予防,治療は理学療法士の責務であるといっても過言ではない。関節拘縮における病理組織学的観察を行った先行研究では,脂肪体の萎縮,線維増生,うっ血を認めている。関節における脂肪体の役割として関節周辺組織の保護,また脂肪体の柔軟性により関節運動を担保しているとされている。関節拘縮予防や治療の目的で,脂肪体に対しマッサージやストレッチといったように機械的刺激を加える手技が散見されるが,その変化について組織学的検討を行ったものはない。そこで今回,外固定中の膝蓋下脂肪体に機械的刺激として振動刺激を加え,関節拘縮の予防効果を組織学的に観察,検討を行うことを目的とした。【方法】対象は9週齢のWistar系雄ラット14匹(225~247g)を用い,それらを無作為に正常コントロール群(以下,正常群)(n=5),拘縮作成のみ行う群(以下,C群)(n=5),拘縮期間中に振動刺激を行う振動刺激群(以下,V群)(n=4),に分けた。正常群はケージ内で1匹ずつ個別に飼育し,2週間通常飼育を行った。C群は右後肢をギプスによる擦傷予防するため,予め膝関節中心に後肢全体をガーゼで覆い,股関節最大伸展位,膝関節最大屈曲位,足関節最大底屈位の状態で骨盤帯から足関節遠位部までギプスで固定した。固定肢の足関節遠位部から足趾までは浮腫の有無を確認するために露出させた。V群はC群と同様に2週間のギプス固定を行い,振動刺激を加える膝蓋腱部分を露出させた。固定期間中に1日1回(7回/週)振動刺激を加えた。振動刺激は電動歯ブラシを用いた自家製装置を作成し,ギプス固定中の右後肢膝蓋腱へ刺激を加えた。振動刺激時間は1回につき15分間で施行した。実験期間終了後,実験動物を吸入麻酔の過剰投与により安楽死させ,右後肢膝関節を一塊として採取した。採取した膝関節を通常手技にてHE染色標本を作製した。標本は光学顕微鏡下で観察し,病理組織学的検討を行った。観察部位は膝関節を正中断にし,関節前方の膝蓋下脂肪体を観察した。【結果】正常群では関節前方の膝蓋靭帯下で膝蓋下脂肪体が観察された。C群では膝蓋下脂肪体における脂肪細胞の大小不同,線維増生が認められた。V群では脂肪細胞の大小不同,線維増生が認められたが,C群に比してそれらの変化は軽微であった。【結論】ギプス固定による2週間の関節不動によって膝蓋下脂肪体には脂肪細胞の大小不同,線維増生が認められ,先行研究と同様の変化が観察された。関節固定中に振動刺激を加えることによって膝蓋下脂肪体の変化を軽減させることが示唆された。
  • 坂本 拓己, 彌山 峰史, 馬場 久敏
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2013年 56 巻 6 号 1461-1462
    発行日: 2013/11/01
    公開日: 2014/01/31
    ジャーナル 認証あり
  • 超音波画像診断装置を用いて
    栗木 明裕
    九州理学療法士・作業療法士合同学会誌
    2016年 2016 巻
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/11/22
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに】

    競泳は同じ動作をくり返す循環運動であり,長時間のトレーニングを行うことから各関節の運動頻度は非常に高く,同じ部位に負担がかかるため,使い過ぎ症候群の発生リスクが高い.武藤ら(1982)は競泳の主な障害部位は肩,腰,膝であると報告しており,その中で膝関節障害は平泳ぎ膝,タナ障害,半月板損傷など様々な症状が挙げられている.実際に理学療法士として競泳に関わっていると膝関節の痛みやその既往のある選手に遭遇し,膝関節前方の痛みを訴える症例は少なくない.

    膝関節前方の痛みの病態は膝蓋大腿関節障害,骨や腱の過労性障害,そして膝蓋下脂肪体炎などが考えられている(皆川,2014)が,現場では膝蓋靭帯深層の膝蓋下脂肪体部が多く,圧痛と伸展時痛を伴う症例が多い.このような痛みを経験した選手は,医療機関を受診する症例もあるが,疼痛が自制内である場合は,アイシングや膝関節の負担となる下肢のトレーニング量を減らすことで自然寛解し,医療機関を受診しない症例が多い.

    膝蓋下脂肪体は膝関節の運動に伴い機能的に変形し,膝関節内の内圧調整に関与し,炎症,変性に伴う硬化により,膝関節疼痛の原因となる(林,2015).そこで,今回は競泳選手の膝関節伸展運動時の膝蓋下脂肪体の変化(動き)を超音波診断装置を用いて観察し,膝関節前方の痛みの発生機序を探究することを目的とした.

    【方法】

    対象は普段から十分にトレーニングを積んでいる大学競泳選手5名(平均年齢20.4±0.5歳),左右各5膝とした.各選手の膝伸展角度は左11.9±2.3度,右12.1±3.3度であった.

    画像撮影には,東芝社製超音波診断装置ViamoSSA-640を用いた.プローブは脛骨粗面と膝蓋骨下端をランドマークに膝蓋靭帯の繊維方向に当てた.撮影試技は長座位にて大腿四頭筋を弛緩させた膝伸展位から最大努力で最大伸展位(過伸展域)まで運動を行わせた.

    【結果】

    すべての被験者において膝関節最大伸展運動に伴い,膝蓋下脂肪体は大腿骨と脛骨の裂隙から後方から前方へ絞り出るように移動している動態が観察された.

    【考察】

    膝蓋下脂肪体は機械的刺激により炎症や変性を起こし,膝関節の疼痛を惹起することが知られている.一方で,Riccardo(2010)は主訴のない青年期競泳選手の膝関節をMRI撮影し,69.2%の膝に何らかの異常所見が認められ,その中で最も発生率が高かったのは膝蓋下脂肪体の浮腫(53.8%)であったと報告している.

    今回の結果では最大伸展域での運動においても膝蓋下脂肪体が関節裂隙から絞り出されるように後方から前方へ移動している動態が観察された.

    我々は競泳選手には反張膝の発生率が高く,クロール泳キック動作時には膝関節最大伸展域まで使用してキック動作を行っていることを報告した(栗木,2011).また,平川(2005)は膝伸展15度以上の重度反張膝は非反張膝と比べて「滑り」に差はなく,「転がり」が強いと報告している.これらのことより競泳選手は重症ではないが反張膝の発生率が高いことから,過伸展域での脛骨の転がりにより膝蓋下脂肪体のインピンジを生じるリスクが高い可能性が推察される.そして,競泳の競技特性から運動頻度を考慮するとRiccardo(2010)の報告のような膝蓋下脂肪体の浮腫を惹起するリスクが高い可能性も推察される.

    今回は膝蓋下脂肪体の変化(動き)に着目したが,実際には膝関節周囲組織や膝蓋大腿関節なども影響を及ぼすため,今回の研究には限界がある.今後,分析方法の検討を含めさらなる研究が必要である.

    【倫理的配慮,説明と同意】

    ヘルシンキ宣言に基づき,全ての被験者には本研究の主旨を十分に説明し,同意を得て実施した.

  • 山本 洋介, 山田 信一, 有川 貴子, 永田 環, 中川 景子, 大石 羊子, 澤田 麻衣子, 福重 哲志, 牛島 一男
    日本ペインクリニック学会誌
    2010年 17 巻 4 号 488-490
    発行日: 2010/09/25
    公開日: 2010/10/06
    ジャーナル フリー
    膝蓋下脂肪体炎で下肢痛を生じ,歩行困難となった症例を報告する.症例は 81歳の男性で,当科を受診する 1カ月半前に,右大腿前面から膝に及ぶ痛みが起こった. MRI検査により L3/4外側ヘルニアと判断され,仙骨硬膜外ブロックや L3の神経根ブロックを数回受けたが,痛みは軽減しなかった.膝の MRI検査で外側半月板変性も疑われ,膝関節内に局所麻酔薬の注入を受けたが,痛みは軽減せず,歩行困難となったので当科を紹介された.痛みは視覚アナログスケールで 83 mmであり,大腿四頭筋は萎縮し,筋の両側辺縁に沿った部位と膝関節周囲に強い圧痛があった.右大腿部の感覚障害はなかった.痛みが膝から始まり,膝蓋下に強い圧痛があったので,膝蓋下脂肪体炎を疑い,診断的ブロックとして,膝蓋下脂肪体に 1%メピバカイン 3.5 mlとベタメタゾン 2.5 mgを局所注入した.ブロック直後から痛みは軽減し,歩行が可能となった.その後,局所麻酔薬の注入を計 3回行い,1カ月後からは鎮痛薬内服だけで,膝の違和感が残っただけであった.大腿四頭筋の萎縮は,朝,夜に坐位からの起立運動を行うことで改善し,2カ月後に違和感も消失した.
  • 大槻 伸吾, 夫 猛, 金井 成行, 森下 常一, 大野 良興
    整形外科と災害外科
    1989年 37 巻 3 号 972-974
    発行日: 1989/02/25
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
    We experienced 3 cases of impingement of the infrapatellar fat pad in the patellofemoral joint after direct injury to the knee. The impingement was confirmed by arthroscopy.
    At extended position, the fat pad was impinged in the patellofemoral joint, however, at flexed position the impingement disappeared.
    At arthroscopy we used lateral suprapatellar pouch approach and saline was deflated from the knee joint for observation under biological condition. All cases received conservative therapy. Case 1 received casting with the knee in 30° flexion for 1 week. Case 2 received physical therapy as an in-patient. Case 3 received steroid injection to the infrapatellar fat pad and casting with the knee in 30° flexion for 1 week. In every case, symptom disappeared.
  • 木野 圭一朗, 大槻 周平, 中島 幹雄, 小田 周平, 星山 芳亮, 常徳 剛
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2013年 56 巻 2 号 455-456
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/22
    ジャーナル 認証あり
  • 前田 郁雄, 本間 哲夫, 大平 信廣, 佐藤 克巳, 広瀬 一郎
    東北膝関節研究会会誌
    2017年 26 巻 64-67
    発行日: 2017/07/08
    公開日: 2018/03/01
    ジャーナル オープンアクセス

    J-STAGE登載準備過程において発見された軽微ではない誤植について下記の通り訂正いたします。東北膝関節研究会 事務局

    訂正箇所:51頁 共著者名 大平信 → 大平信

  • 廣津 匡隆, 中村 俊介, 海江田 英泰, 今村 勝行, 藤元 祐介, 栫 博則, 谷口 昇
    整形外科と災害外科
    2020年 69 巻 2 号 415-418
    発行日: 2020/03/25
    公開日: 2020/04/30
    ジャーナル フリー

    ハムストリングでのACL再建術でも,稀に術後の膝蓋骨高の低下を来たすことがある.今回,術後の膝蓋下脂肪体の線維化の程度と膝蓋骨高の経時的変化を調査した.症例はハムストリングでACL再建術を行った26例.術前,術後3か月,1年でMRI撮影し,膝蓋下脂肪体の線維化はincomplete,complete,diffuseの3つに分類し,膝蓋骨高はInsall-Salvati ratio(以下ISR)を計測した.膝蓋下脂肪体の線維化は,incomplete 17例,complete 7例,diffuse 2例であった.Completeでは3か月で軽度ISRは低下し,1年でほぼ術前の状態に回復した.Diffuseの2例は3か月,1年と徐々にISRは低下し,回復は示さなかった.ハムストリングでのACL再建術でも線維化の程度により膝蓋骨高は経時的に変化し,術後の広範囲な膝蓋下脂肪体の線維化では膝蓋骨低位が起こる可能性がある.

  • ―Hoffa病との関連について―
    小宮 浩一郎, 寺田 信樹, 山田 光子, 鈴木 匡史, 加藤 慎一, 鈴木 謙次
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2010年 53 巻 2 号 273-274
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル 認証あり
  • 東 隆司, 近藤 誠, 北川 洋, 徳永 裕彦, 松井 嘉男, 格谷 義徳
    日本リウマチ・関節外科学会雑誌
    2005年 24 巻 2 号 147-152
    発行日: 2005/09/25
    公開日: 2010/10/07
    ジャーナル フリー
    The usefulness of arthroscopic fat pad resection after total knee arthroplasty was evaluated. From March of 1996 to December of 1999, 207 cases underwent TKA at our hospital, and 152 cases achieved postoperative flexion angles greater than 120°. Among the 152 knees, 8 knees of 8 patients continued to suffer anterior knee pain. Arthroscopic surgery was performed in 8 knees (8 patients) with anterior knee pain associated with high flexion angles (average = 131.9±9.9) . Preoperatively, it was confirmed that the symptom was significantly decreased by local anesthetic injection into the infrapatellar fat pad. Arthroscopically, impingement and fibrosis of the fat pad were confirmed and fibrous structures were removed. Postoperatively, the anterior knee pain disappeared and all knees are symptom-free after a mean follow-up of 3 years. Complications such as patella baja and patellar necrosis have not been observed. These results have demonstrated the usefulness of arthroscopic fat pad resection in patients with anterior knee pain due to chronic fat pad impingement associated with deep knee flexion.
  • 桑田 卓, 熊橋 伸之, 多久和 紘志, 内尾 祐司
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2018年 61 巻 2 号 293-294
    発行日: 2018/03/01
    公開日: 2018/07/06
    ジャーナル 認証あり
  • ―ラット膝関節不動化モデルを用いた組織学的検討―
    竹田 圭佑, 竹島 英祐, 小島 聖, 渡邊 晶規, 松﨑 太郎, 細 正博
    理学療法学Supplement
    2017年 2016 巻 P-KS-50-2
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/24
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに,目的】

    関節拘縮の予防,治療は理学療法士の責務であるといっても過言ではない。関節拘縮の病理組織学的観察を行った先行研究では,関節前方にある脂肪体の萎縮,線維増生,うっ血を認めている。関節における脂肪体は,その柔軟性による関節周辺組織の保護だけでなく,関節運動の緩衝材としての役割を担うとされ,関節可動域運動(以下,ROM-ex)では脂肪体の可動性が確認されている。関節拘縮予防や治療の目的で,脂肪体に対しマッサージやストレッチを行い柔軟性の維持・改善を図る手技が散見されるが,脂肪体に対する機械刺激の効果や組織学的変化は不明である。そこで今回,ギプス固定期間中の膝関節にROM-exを行い,関節拘縮(膝蓋下脂肪体の変化)の予防効果を組織学的に観察,検討を行うことを目的とした。

    【方法】

    対象は8週齢のWistar系雄ラット15匹(256~304g)を用いた。1週間の馴化期間を設けた後,無作為に通常飼育のみ行う群(以下,正常群)(n=5),不動化のみ行う群(以下,拘縮群)(n=5),不動期間中にROM-exを行う群(以下,予防群)(n=5),の3群に振り分けた。不動化は右後肢とし,擦傷予防のため,予め膝関節中心に後肢全体をガーゼで覆い,股関節最大伸展位,膝関節最大屈曲位,足関節最大底屈位の状態で骨盤帯から足関節遠位部まで固定した。固定肢の足関節遠位部から足趾までは浮腫の有無を確認するために露出させた。予防群へのROM-exは,期間中毎日ギプス固定を除去し,麻酔下で右後肢に10分間実施した。ROM-exは約1Nの力で右後肢を尾側へ牽引し,その後牽引力を緩める動作を10分間繰り返した。速度を一定に保つためメトロノームを用い,2秒間で伸展―屈曲が1セット(1秒伸展,1秒屈曲)となるようにした。実験期間はいずれの群も2週間とした。期間終了後,実験動物を安楽死させ,股関節を離断して右後肢膝関節を一塊として採取した。採取した膝関節を通常手技にてHE染色標本を作製した。標本は光学顕微鏡下で観察し,病理組織学的検討を行った。観察部位は,関節前方の膝蓋下脂肪体とし,取り込んだ画像から脂肪細胞の面積を計測した。各群の比較には,一元配置分散分析を適用し,有意差を認めた場合には多重比較検定にTukey-Kramer法を適用した。有意水準は5%とした。

    【結果】

    拘縮群,予防群では同様の組織変化がみられ,膝蓋下脂肪体における脂肪細胞の大小不同,線維増生が認められた。脂肪細胞の面積は正常群1356.3±275.1μm2,拘縮群954.6±287.7μm2,予防群1165.0±316.6μm2で全ての群間において有意差が認められた(p<0.05)。

    【結論】

    ギプス固定による2週間の関節不動によって膝蓋下脂肪体には脂肪細胞の大小不同,線維増生が認められた。不動化により脂肪体は萎縮するものの,予防介入することでその萎縮は軽減できることが示唆された。

  • 有馬 正彦, 川畑 英之, 神囿 純一, 栫 博則, 廣津 匡隆, 横内 雅博, 小宮 節郎, 義岡 孝子, 北島 信一
    整形外科と災害外科
    2008年 57 巻 1 号 64-67
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/23
    ジャーナル フリー
    【目的】膝蓋下脂肪体に生じた稀なpara-articular osteochondromaの1例を経験したので報告する.【症例】52歳女性.平成15年頃より誘因なく右膝の疼痛を自覚した.徐々に疼痛増強し,当科受診した.右膝蓋骨内下方に径2cmの腫瘤を触知し,圧痛を認めた.画像所見にて病変は膝蓋下脂肪体内に存在していた.関節鏡にて,関節内の滑膜病変はみとめず,膝前面より切開を加え,腫瘤を摘出した.肉眼的には骨軟骨腫の所見であった.病理組織診断にて,腫瘍内部および周囲に滑膜細胞をみとめず,para-articular osteochondromaと診断した.【考察】Para-articular osteochondromaは,関節に隣接する軟部組織から軟骨化生,あるいは骨化生して発生するといわれており,稀な疾患である.鑑別診断として軟骨肉腫や滑膜性骨軟骨腫症が重要である.
  • 申 基定, 森田 裕己, 石澤 暢浩, 堤 祥浩
    東北膝関節研究会会誌
    1996年 6 巻 1-4
    発行日: 1996/07/06
    公開日: 2018/09/19
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  • 赤羽 努, 山本 宏幸, 金 英寛
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2015年 58 巻 3 号 559-560
    発行日: 2015/05/01
    公開日: 2015/08/11
    ジャーナル 認証あり
  • 前田 郁雄, 本間 哲夫, 大平 信広, 佐藤 克巳, 広瀬 一郎
    東北膝関節研究会会誌
    1993年 3 巻 51-55
    発行日: 1993/07/10
    公開日: 2018/09/19
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  • 大歳 憲一, 菊地 臣一, 矢吹 省司, 長総 義弘
    東北膝関節研究会会誌
    2005年 15 巻 53
    発行日: 2005/07/09
    公開日: 2018/04/16
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