GASTROENTEROLOGICAL ENDOSCOPY
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2017 Volume 59 Issue 4 Pages 483-486

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概要

沿革・特徴など

当院はもともと昭和57年6月に昭和大学附属豊洲病院として開院し,平成26年3月24日に新築移転し,昭和大学江東豊洲病院と名称を変更した.内視鏡室は,昭和57年6月の開院から創設され,昭和57年12月1日から日本消化器内視鏡学会指導施設となり,上部内視鏡を熊谷一秀(前日本内視鏡学会関東支部長),下部内視鏡を松川正明(昭和大学名誉教授)中心に診療を行っていた.新しい昭和大学江東豊洲病院は,414床(現在は303床,段階的に増床)の高度で先進的医療を提供する急性期病院の役割を担う病院として旧病院から約1km離れた場所に新築整備された病院である.消化器センターは内視鏡センター以外にも1つの手術室の中に内視鏡外科器械と消化器内視鏡器械を常備したハイブリット手術室を有しており,外科医と内視鏡医が協力して高度な低侵襲手術を行える環境が整っている.そのため,消化器センターでは従来は内科・外科に分かれていた受け持ちチームを一体化して,「内科医・外科医の合同受け持ちチーム」で診療を行っている.

組織

当院の内視鏡室は消化器センターの一部であり,独立はしていません.

検査室レイアウト

 

 

 

当内視鏡室の特徴

内視鏡室は,2014年3月に新築移転した新しい病院の3Fに総面積532.35m2の広さに内視鏡受付・前処置エリア・内視鏡検査室・洗浄スペース・医師カンファレンスルーム・リカバリースペースで構成されています.ERCP,小腸内視鏡検査,ステント留置などレントゲン透視が必要な検査は,放射線エリアにて検査治療を行っている.また,高度なESDやPOEM(経口内視鏡下筋層切開術)・ARMS(内視鏡的噴門形成術)などの先進的な治療は,麻酔科協力の下で,ハイブリット手術室で行っている.

スタッフ

(2016年9月現在)

医   師:指導医6名,専門医19名

内視鏡技師:Ⅰ種3名

看 護 師:常勤9名

事 務 職:2名

そ の 他:4名

設備・備品

(2016年9月現在)

 

 

実績

(2015年4月~2016年4月まで)

 

 

指導体制,指導方針

消化器センターでは「内科医・外科医の合同受け持ちチーム」で診療を行っている.

内科外科問わず,内視鏡手技および診断は習得することを目標としている.

しかし,研修システムの変化に伴い,後期研修医2年目から内視鏡検査を行うことになっている.医局スタッフの75%が内視鏡専門医以上であること,後期研修医にも最先端の高度な内視鏡治療を目の当たりにできる.

消化器センターの各カンファレンスは,以下のように行っている.

月曜日 夕方 上部消化管チーム(内科・外科)カンファ

火曜日 朝  上部消化管内視鏡カンファ

    夕方 消化器センターESDおよび術前カンファ

       月に一度病理・腫瘍内科・放射線科との合同カンファ

水曜日 朝  大腸内視鏡カンファおよび下部消化管チーム(内科・外科)カンファ

木曜日 朝  消化器センターESDおよび術前カンファ

金曜日 夕方 肝胆膵チーム(内科・外科)カンファ

医師カンファレンスルームには,各内視鏡室の画像および手術室の画像が常にライブ中継されている.内科は内視鏡治療だけでなく外科治療を,外科は内視鏡治療から見学学習することができ,内科治療,外科治療の粋を集めて,患者さんに最適な治療が提供できると考えている.

また,教育指導の一つとして,内視鏡ライブを医局で企画運営することにより,より身近で世界最高レベルでの内視鏡手技を見学習得することが出来ると考え,2016年7月に第1回目の東京国際内視鏡ライブ2016を開催し,今後は年一度4月に行う予定である.

・東京国際内視鏡ライブ ****** tokyolive/

とくに日本の厚生労働省よりライブ施行の認証を受けた外国人医師が,世界最高レベルでの内視鏡手技を日本国内で初めて披露してくれました.

 

東京ライブの集合写真

現状の問題点と今後

新築移転して2年であるが,すでに年間約9,000件の総内視鏡件数を行っているが,上部下部内視鏡検査ともに鎮静剤プロポファール(小児は除く)および二酸化炭素を用いた快適な検査を行っていること,検査室を5室しか稼動しておらずさらに2室のスペースがあることから,今後の件数増加が期待されている.また,消化管内視鏡検査だけではなく,ERCP検査もすでに300件以上,ステント挿入170件と症例の多い施設となっている.治療内視鏡では,通常の内視鏡治療(EMRやESDなど)からPOEMやARMSなどの最先端の高度な内視鏡治療までを行っており,治療の確立と安定化を行っている.また,外科医と内科医が協力して高度な低侵襲の新たな内視鏡治療の開発を志し,至誠一貫の診療を行っている.

 
© 2017 Japan Gastroenterological Endoscopy Society
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