2021 Volume 63 Issue 8 Pages 1555-1556
当院は,2015年4月に札幌初の内視鏡専門クリニックとして開院した.来院者にとって当院が内視鏡検査の入り口となる機会も多いため,‘また受けても良い’と思ってもらえるよう最大限苦痛のない検査を心掛けている.①検査に際して苦痛がない,もしくは可能な限り少ない,②病変を的確に拾い上げ正確に診断する,③診断を受けて適切な治療法を提示する,の3つを基本理念として日々の診療に当たっている.
当院は大通公園と札幌駅前通が交差する札幌の中心部に位置しており,公共交通機関(JR,地下鉄,バス)でのアクセスも良い.ビル5階の窓からは大通公園の四季折々の姿を望むことができる.
組織当院は,内視鏡に特化した無床クリニックである.現在所属する医師は3名で,全員が日本消化器内視鏡学会指導医の資格を有している.
検査室レイアウト

当院は,ビル5階の一角を占める総面積243.88m2のクリニックである.2つの内視鏡室を有し,1つは処置などを考慮して広く設計した(内視鏡室1:20.76m2,内視鏡室2:12.96m2).
診療はクリニックの特性である機動性を生かして,診察,検査,説明などすべてを一人の医師が担当することを基本としている(実際のところ,来院者のほとんどはこのような形態を希望する).また,大腸内視鏡検査に際しては,被検者の負担を軽減するため,検査時に発見したポリープはできるだけ摘除し,一度の手技で治療まで完結するように心掛けている.

内視鏡室1
(2020年12月現在)
医師:消化器内視鏡学会 指導医3名
内視鏡技師:Ⅰ種3名
看護師:常勤4名(内視鏡技師2名を含む),非常勤4名(内視鏡技師1名を含む)
事務職:3名
その他:2名
(2020年12月現在)

(2019年1月~2019年12月まで)

2020年12月現在,研修医の在籍はないが,当院は日本消化器内視鏡学会指導施設に認定されており,新専門医制度に対応したサブスペシャリティー専門研修のプログラムを作成・提出している.
開院からの約6年の経過とともに認知度が向上し,検査数は着実に増加している(初年度,上部1,225件,下部1,211件).しかし,施設のキャパシティー,スタッフ数が限られているため,今後も増加が見込まれる検査希望者への対策が急務となっている.
また,COVID-19の影響で遅れが生じているが,JED-Project参加を目指して現在準備中である.