GASTROENTEROLOGICAL ENDOSCOPY
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HISTORY AND CURRENT ACTIVITIES OF THE WORLD ENDOSCOPY ORGANIZATION
Hisao TAJIRI
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2024 Volume 66 Issue 6 Pages 1377-1385

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要旨

WEOの前身は,国際内視鏡学会(International Society of Endoscopy:ISE)であり,1966年に設立された.1974年第3回ISEの時に正式名称がOMED(the Society of Organization Mondiale d’Endoscopie Digestive)となり,2010年OMEDの名称を世界内視鏡学会(World Endoscopy Organization:WEO)に変更して今日に至っている.2017年からWEOとしての国際学会を新たにスタートした.第1回世界内視鏡学会であるENDO 2017はインド,第2回ENDO(2020)はブラジル,第3回(ENDO 2022)は日本の京都で開催した.第4回(ENDO 2024)は韓国ソウルで開催予定である.WEOの目標・使命は,内視鏡教育・トレーニング活動を通じて安全で質の高い内視鏡医療を世界中に提供することであり,世界的なネットワークを活用した国際的な学術研究活動を推進している.これまで,東南アジア,南米などの発展途上国に対する教育活動を行ってきたが,最近では,アフリカ諸国への内視鏡教育とトレーニング活動に精力的に取り組んでいる.アフリカ各国の現地のニーズに合わせたトレーニングセンターを設立し,インドの拠点病院とも提携してトレーニングコースを行う計画を立てている.

Abstract

The predecessor of the World Endoscopy Organization (WEO) was the International Society of Endoscopy (ISE), which was founded in 1966. At the 3rd ISE Congress in 1974, its official name was changed to the Organisation Mondiale dʼEndoscopie Digestive (OMED). In 2010, OMED was renamed WEO, which remains to this day. The International WEO Congress has been held since 2017. The first World Congress of Endoscopy was held in India (ENDO 2017), the second in Brazil (ENDO 2020), and the third in Kyoto, Japan (ENDO 2022). The fourth event (ENDO 2024) will take place in Seoul, South Korea. The goal and mission of the WEO are to provide safe, high-quality endoscopic medicine worldwide through endoscopic education and training activities and to promote international academic and research activities through its global network. The WEO has been involved in educational activities in developing countries in Southeast Asia and South America and has recently become actively involved in education and training activities in African countries. It has established training centers tailored to the local needs of African countries and plans to conduct training courses in partnership with base hospitals in India.

Ⅰ はじめに

世界内視鏡学会(World Endoscopy Organization:WEO)の活動について,2008年の本誌に丹羽寬文先生が「世界内視鏡学会(OMED)の活動」 1を報告して以来,16年の歳月が過ぎた.WEOの活動は,世界的な政治経済構造と秩序の変容,ならびに内視鏡医学・医療と周辺科学の著しい進歩に伴い,変革してきている.現在,発展途上国に対する教育トレーニング活動と世界的なネットワークを活用した国際的な学術研究活動に取り組んでいる.本稿では,WEOの歴史と現在の活動状況を概説する.

Ⅱ WEOの目標・使命

WEOの目標は,内視鏡教育・トレーニング活動を通じて安全で質の高い内視鏡医療を世界中に提供できるように推進することである.現在,WEOは,アジア太平洋消化器内視鏡学会The Asian-Pacific Society for Digestive Endoscopy(A-PSDE),欧州消化器内視鏡学会European Society of Gastrointestinal Endoscopy(ESGE),米国消化器内視鏡学会American Society for Gastrointestinal Endoscopy(ASGE)・中南米消化器内視鏡学会Sociedad InterAmericana de Endoscopia Digestiva(SIED)(Inter-American Society of Digestive Endoscopy)ならびに各国の学会と緊密に連携をとりながら,世界的な観点で内視鏡教育の推進,内視鏡医療に関する白書・ガイドラインの策定,世界的なネットワークを活用した国際的な学術研究活動を行っている.著者がWEO Presidentとして掲げている使命として,内視鏡教育活動を通じてWEOに関連する地域の学会組織や各国学会との結びつきを強化すること,医療過疎地域にも均等に内視鏡医療をいきわたらせることを目指している.2020年から2022年の3年以上にわたるコロナパンデミックの時代においては,内視鏡診断と治療に関する定期的なWebinarを行い,大陸をまたがる遠隔地や十分な医療サービスを受けていない国・地域の方々に,消化器内視鏡の最新の知識と技術を提供してきた.

WEO e-Newsletterを毎月10,000人以上の購読者に届けており,本学会英文機関誌であるDENと連携した活動を展開している.同時にDEN,GIE,Endoscopyから教育的なe-Videoを選択して配信している.WEOでは,Individual Membershipを設けており,その特典は,個人会員向けイベント参加費の割引,すなわちWEO主催・後援のイベント登録費の減額(消化器内視鏡関連の学会・ハンズオンコース,世界内視鏡学会を含む),WEO e-Newsletterへの無料アクセス,WEO個人会員証発行などである.

Ⅲ WEOの歴史

WEOの前身は,国際内視鏡学会(International Society of Endoscopy:ISE)であり,1966年に設立され,第1回大会は,同年に東京で開催された.当初この学会の運営委員会は3つの地区(zone),すなわちアジア,欧州,アメリカから選出された実務委員会の代表者から構成される形をとっていた.国際内視鏡学会(ISE)の最も重要な行事である国際会議は4年に1度開催されることになり,第2回国際会議は1970年にローマとコペンハーゲンで開催された.このように2カ所で開催されたのは,世界消化器病学会の開催地が決定する前にISEがローマと決めており,その後で消化器病学会がコペンハーゲン開催に決定したため,会議を2つに分け,第1部をローマ,第2部をコペンハーゲンという変則的な形での開催となった.第3回ISEは1974年にメキシコで開催された.この時に正式名称をOMED(the Society of Organization Mondiale d’Endoscopie Digestive)とすることになり,1978年まで田坂定孝先生が初代Presidentを務められた.英文正式名称は,World Organization for Digestive Endoscopyである.変更された理由はInternationalでは,多数の国という意味はなく,極端なことを言えば2国であっても異なる国が参加すればInternationalであるので,学会の理念を表すにはより包括的な名称である世界が相応しいという米国の主張に基づいたと記録されている 2.第4回は1978年スペインのマドリードで開催され,Presidentが田坂定孝先生からColcher先生(米国)に代わった.同時にSecretary Generalに丹羽寬文先生が選出された.第5回は1982年にスウェーデンのストックホルムで開催されたが,PresidentとなったHeinkel先生(ドイツ)が急死され,さらにPresident electの増田正典先生も後を継いだ直後に急逝されたため,President不在の状態となり,選考をめぐって混乱した時期でもある.その後,欧州の代表から選出された英国のSircus先生がPresidentとなった.第6回は1986年ブラジルのサンパウロで開催された.

その後,1990年から1994年まで﨑田隆夫先生,2002年から2005年まで丹羽寬文先生がWEO Presidentを担当した(Figure 1).アジアでは香港のWilliam Chao先生が2013年にPresidentに就任したが,任期途中にご病気のため退任され,インドのNageshwar Reddy先生が残りの任期を担当した.なお,2010年,Jerome D Waye先生がPresidentの時にOMEDの名称を英語表記World Endoscopy Organization(WEO)に変更して今日に至っている.2017年2月から2020年3月まで親日家であるフランスのJean-Francois Rey先生がPresidentを務め,WEOの改革を進めてこられた(Table 12).改革の1つが,WEOとして重要な行事である国際学会(ENDOと称するようになる)の新たな出発である.第1回世界内視鏡学会であるENDO 2017が,Nageshwar Reddy先生を会長として2017年2月にインド・ハイデラバードで開催された.第2回世界内視鏡学会(ENDO 2020)は,2020年3月にブラジル・リオデジャネイロでブラジル消化器関連学会と合同で開催された.その時にWEOとしての国際学会は,2年に1度開催することが決まった.第3回世界内視鏡学会開催地については,2019年春に開催されたWEO役員会議で,Fabian Emura先生(2020年から2022年までのPresident)が日本消化器内視鏡学会(JGES)サポートの下,自分の第2の故郷(祖先のルーツ)である日本開催を提案して,全員一致で日本開催が決定した.ENDO 2022は,2022年5月13日から15日まで,京都で第103回日本消化器内視鏡学会総会(会長:慶應義塾大学内視鏡センター 緒方晴彦教授)と合同で開催した.著者は,Co-Presidentとして,国立がん研究センター中央病院の斎藤豊先生(Scientific Committee Co-Chair,現WEO Secretary General)をはじめ,東京慈恵会医科大学内科学講座消化器・肝臓内科,同内視鏡医学講座スタッフとともに実質的な学会運営を担当した.学会準備の終盤を迎えていた2021年秋から2022年春頃は,コロナパンデミックの終息の見通しが不明であったため,WEO役員間でENDO 2022の延期あるいは中止の議論で揉めていたが,最終的にはハイブリッドスタイルで行うことになった.海外からのファカルティと参加者が全員一堂に会しての実現はできなかったが,75カ国から合計10,150名もの参加者を得た.第4回世界内視鏡学会(ENDO 2024)は,韓国ソウルでInternational Digestive Endoscopy Network(IDEN)と合同開催することになっている.第5回世界内視鏡学会(ENDO 2026)は,南アフリカ連邦のケープタウンで開催予定である(Figure 2).

Figure 1 

2004年UEGW期間中のWEO Governing council meeting.

下:写真中央が藤田力也先生(当時のSecretary General),右隣が丹羽寬文先生(President).

上:丹羽寬文先生とWilliam Chao先生(当時のVice President).

Table 1 

WEO歴代理事長と出身国.

右写真は,2022年当時Presidentの丹羽寬文先生,前PresidentのJerome D Waye先生,Vice PresidentのWilliam Chao先生と著者.

Table 2 

世界内視鏡学会開催国・都市.

Figure 2 

WEOと国際学会としてのENDOの関係.

2017年からWEOとしての国際学会を新たにスタートした.第1回世界内視鏡学会であるENDO 2017はインドのハイデラバードで開催した.2020年から,世界内視鏡学会を2年に1度開催している.

著者は,2019年1月のA-PSDE役員選挙でWEO Presidentに推薦され,2019年5月のWEO役員会議で正式に承認された.2020年3月からWEO President-electとなり,2022 年5月からWEO Presidentとして務めている.なお,現在,WEO Presidentの任期は,2年でアジア,欧州,アメリカのそれぞれの地域から選出され,順番に担当している.

President-electの2年間はPresidentとしての業務を学ぶためのいわば“準備期間”であり,その後の2年間Presidentとして組織全体の運営業務を務める.Past Presidentの2年間は,WEO業務全般に対する助言と指導する立場となり,Presidentの場合,合計6年間WEO役員として任務を果たすことになる.WEO executiveは,President,Secretary General,Treasure,Past President,President-electの5名で構成され,月に1度定例会議を行っている(Figure 3).WEOの組織ならびに運営的事項を決定するのは,Governing Councilであり,executive メンバーの他に,A-PSDE,ESGE,ASGE,SIEDそれぞれのPresident,常設委員会の委員長で構成されており,5月の米国DDWと10月のUEG Weekでface-to-faceの会議を行っている.

Figure 3 

WEO executiveメンバー(2022-2024).

左からMario D. Riveiro(Treasure),斎藤 豊(Secretary General),Lars Aabakken(President-elect),田尻久雄(President),Fabian Emura(Past President).

Ⅳ WEOの活動

WEOのなかには,Educational Committee,Research Committee,WEO International School of EUS(WISE),High Quality Endoscopy Course,Program for Endoscopic Teachers(PET),Video Capsule Endoscopy Training(VCE)などを含めて,15の委員会(7つの常設委員会,8つのアドホック委員会)がそれぞれの業務を遂行している(2024年1月時点).WEOの委員会活動のなかで,最も有名なのは,Colorectal Cancer Screening(CRC) Committeeである.大腸がん検診の研究と実践に焦点を当て,検診プログラムの世界的な普及と確立を目的として活動を展開している.現在では,CRC committeeの会議・研究会が世界各地で毎年開催しており,成果は毎年,論文化されている.2023年には“An efficient strategy for evaluating new non-invasive screening tests for colorectal cancer: the guiding principles” をGutに報告している 3.日本人になじみのある委員会活動としてAdvanced Diagnosis Endoscopy Course (ADEC) がある.Jean-Francois Rey先生と著者がJGESとの共催事業として2008年に設立し,毎年APDW期間中に日本のドクターが中心となって実施している.ADECの特徴は,最新の内視鏡診断と技術に関する講義を行い,インターアクティブに参加者の実力を試す多くのクイズ形式(Q&A)で運営していることにある(Figure 4).近年は,日本消化器内視鏡学会理事長の田中信治先生,大阪国際がんセンターの上堂文也先生が毎回司会を担当している.

Figure 4 

2023年7月10日から13日にエジプト・カイロのEgyptian Digestive Disease Week(EDDW)期間中に行われたADEC会場の写真.

左上の写真は,右からコース責任者のJean-Francois Rey先生,著者,Serag Zakaria先生(当学会会長).

Stomach & Duodenal Diseases Committeeでは,藤城光弘先生が2018年から2022年まで委員長を務められ,成果はDENに2つの論文を報告した 4),5.また,AI committeeでは,森悠一先生が,委員長として活躍されており,DENに2023 Special Reportとして,AI内視鏡のWEO position statementを報告し 6,同時に日本語,中国語にも翻訳されて発表されている.松田浩二先生は,Documentation & Standardization Committeeの委員長をされており,日本人と親交の深いPhilip Chiu先生(Surgical Endoscopy Committee),Dong-Wan Seo先生(Pancreatobiliary Committee),Anthony Teoh先生(Research Committee)も各委員長として活躍している.

Outreach委員会は,発展途上国の病院と提携した教育を促進しており,東南アジア,南米への教育トレーニング活動を行ってきたが,最近では,アフリカの内視鏡教育とトレーニング活動に精力的に取り組んでいる.WEOのサポートとしてトレーニングコース,研究のサポート,ファカルティ訪問および遠隔トレーニングの支援がある.エチオピア,ケニア,タンザニア,ルワンダ,ガーナ,ザンビア,ナイジェリア,コートジュボアール,南アフリカなどに現地のニーズに合わせたトレーニングセンターを設立している.これらを各地域でのトレーニングハブとして機能するための支援を行い,定期的な連絡と報告を続けている.現在,インドの拠点病院と提携してトレーニングコースを行う計画を立てている.インドは,英語圏であること,アフリカ大陸と地理的に近いこと,インドの拠点病院の内視鏡レベルが先進国と同様に高いこと,トレーニングを受けるドクターにとって,欧州に比べて宿泊代を含めた生活費が安いなど,諸条件が整っているからである.実際にアフリカ諸国の内視鏡医療を視察してきた経験では,多くの患者とニーズがあることは明らかであるが,実際には消化器内視鏡機器・検査が十分に運用されていない.古い伝統・政治・管理体制,トレーニング機会や機器不足などの問題があり,教育トレーニング活動を展開していくための資金不足もある.これらの問題を打破するために,アフリカにおける内視鏡の遠隔トレーニングの運用の試みを行っている(Figure 5).利点は,コンピューターだけあれば可能である,指導医は自宅から教育でき,旅行の必要はなく安全であること,多くの人々が同時にZoomに参加できるなどの点が挙げられる.この実現のためには,経験豊かな多くの指導医が必要であり,60~65歳代以降で現役を引退したドクターにこのような活動に参加していただき,双方にとって有意義となるための具体的方法について,協議を重ねている.

Figure 5 

アフリカにおける内視鏡の遠隔トレーニング光景.

ニューヨークのJerome D Waye先生(左下)がウガンダの病院のドクターに食道狭窄に対する内視鏡治療を指導している.

さらに,WEOは,中東でのトレーニングコースを検討中である.これまでWEOが,中東での内視鏡教育とトレーニング活動を躊躇ってきた理由は,イスラエル・パレスチナ戦争に代表される戦争とテロが続いている地域であること,石油の利権争い,イスラム教でもシーア派とスンニ派の対立などがあり,政治的に不安定で,地域によっては治安が悪いことなどが挙げられる.今後,中東の活動で取り組むべき課題は,トレーニングコースを実施する地域の選択基準・優先順位のつけ方,すなわち,安定した政情,最低限のインフラ整備,周辺の内視鏡施設との関連などを調査する必要がある.限られたWEOの資源を裕福な国ではなく,GDPの低い新興国にどのように効果的に配分すべきかが問われている.他の学会,業界,慈善団体との提携などを含めて,発展途上国向けのアウトリーチプログラムをより明確にするための戦略的プランを立てている.アフリカ・中東におけるトレーニング活動を展開させていくために,今後,海外から情熱的で意欲に溢れるエキスパートが積極的に参加できるような組織体制の構築も課題である.著者が整理した内視鏡先進国,準先進国,発展途上国をTable 3に示す.

Table 3 

内視鏡の先進国,準先進国,発展途上国.

Ⅴ WEOの課題と将来展望

世界的な観点からも内視鏡教育とトレーニング活動は,今後も重要な課題である.WEOは発展途上国において,多くのハンズオンコースを通じて,講義や実技のみならず,動物モデルやシミュレーターなどを活用した教育活動に取り組んできた.こうした活動においては,各地域の学会・研究会との連係も大切にしており,現地に適したトレーニングプログラムを発展させるように工夫も重ねている.また,世界的なコロナ感染の経験をもとに進んできたWebinarsやE-learningを今後も積極的に取り入れていくと同時に,内視鏡の遠隔トレーニングも展開していくべきだと考えている.

WEOは,これまでに世界をリードする専門家のグローバルネットワークを構築してきた.そのネットワークを活用して,さらに国際共同研究プロジェクトを推進していくとともに,安全で質の高い内視鏡医療を世界中に提供していくための白書,ガイドラインの作成を続けていく予定である.医療を取り巻く環境と社会背景には多くの違いがあるが,それらは各々の社会の歴史,文化,宗教,教育に基づく必然性がある.個々の要素を比較して足りない点を非難すべきではなく,先進国や各地域の優れた点を探してそれらをいかにそれぞれの国や学会に導入していくかを創意工夫して,世界的レベルでの内視鏡医療の普及とさらなる発展のための支援と協力を続けていきたい.

Ⅵ おわりに

WEOは,これまで東南アジア,南米などの発展途上国に対して,内視鏡教育活動を展開してきたが,近年,人口増加と経済発展の著しいアフリカ諸国の内視鏡教育・トレーニング活動に精力的に取り組んでいる.これから次世代を担う日本の若い先生方には,日本の優れた内視鏡診断・治療を世界に広めていただく上で,WEOの活動にご理解とご協力をお願いする次第である.世界中のどこかで,サポートを必要としている多くの人々がいる.それぞれの立場で,どのような国際貢献ができるのか,今一度考えていただければ幸いである.

 

本論文内容に関連する著者の利益相反:なし

文 献
 
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