2020 Volume 4 Issue 1 Pages 52
全国保健師教育機関協議会誌「保健師教育」(以下,機関誌とする)は,全国の保健師教育機関の交流や情報交換を支援し,保健師教育に貢献することを目的に年1巻発行されている.編集委員会は機関誌の企画,編集作業等,その発行と公開に関わる業務を行っている.
編集委員会は2019年度に以下の活動を行った.なお,この活動結果は原稿を提出した2020年2月10日現在のものである.
1. 発行の準備第4巻(2020年5月末に発行予定)編集作業開始にあたり,投稿規程の改正,査読委員の選出,会員校以外の著者への原稿料の制定を行った.投稿規定の改正について,以前の規程は現場の保健師が共著者になれない等の問題があったため,会員のメリット,研究倫理をふまえた上で一部改正を行った.次に,査読委員の選出は,これまで7つのブロックから推薦された方を任期1年の査読委員に任命していたが,2019年度より任期を1年から2年に延長し,選出方法も会員校の教授全員に査読委員を依頼し,承諾した方を任命する方法に変更した.さらに,これまで会員校以外の著者への原稿料の規程がなく,会員校以外の方に対する原稿依頼が難しかったため原稿料を設定した.
2. 企画立案・原稿の依頼第4巻の内容は,巻頭言,講演記事,事業報告,調査報告,活動報告(委員会・ブロック),投稿論文(研究・活動報告),令和元年度事業報告とした.講演記事は,夏季研修会のパネルディスカッション「住民とともにある公衆衛生看護学への期待」,講演「公衆衛生看護学に必要な統計学」,秋期研修会の講演「教育機関と協働で取り組む保健師人材育成」を掲載することとし,各パネラー,講師に原稿依頼を行った.事業報告は,教育課程委員会,教育体制委員会,保健師基礎教育検討委員会より掲載申込があった.さらに,巻頭言,講演記事,事業報告,調査報告,活動報告(委員会・ブロック),2019年度事業報告について,担当者に原稿を依頼した.
3. 投稿論文の募集・査読プロセス投稿論文(研究・活動報告)は2019年9月30日まで募集を行い,研究1件の投稿を得た.現在,その査読プロセスを進めている最中である.
機関誌「保健師教育」が名実ともに本会の目的達成の一端となる様,その編集・発行業務のプロセスで改善が必要となった事項の検討・改善を進めていく予定である.今後も会員校の皆様には,各種報告等の記事の執筆や投稿論文の査読にご協力をお願いしたい.そして,教育活動や調査報告等の積極的な投稿についても,併せてご協力をお願いしたい.
ご多用の所,原稿をご執筆くださった皆様,査読委員の皆様,編集作業のサポートをいただいた東北大学大学院の中野久美子助手,中西印刷株式会社の野津真澄様に深謝申し上げる.
担当:大森純子(東北大学大学院)
田口敦子(東北大学大学院)
南部泰士(日本赤十字秋田看護大学)
小澤涼子(天使大学大学院)
今野浩之(山形県立保健医療大学)
津野陽子(東北大学大学院)
松永篤志(東北大学大学院)
竹田香織(東北大学大学院)