2020 Volume 4 Issue 1 Pages 59
南関東ブロックと,北関東・甲信越ブロックは,合同で会議・研究会の開催及び総会運営等を行っていることから,合わせて活動を報告する.令和2年1月現在の会員校は,南関東ブロックが39校,北関東・甲信越ブロックが25校である.毎年新設校が複数加入し規模が大きくなっていることと,教育機関として設置されてからの年数が多様であるという特徴がある.
今年度の両ブロックの達成目標は,①保健師教育の向上のための情報交換と活動の継続,強化を図る.②各種委員会活動への協力を行う.③ブロックでの活動体制を構築する.であった.以下,ブロック活動と担当事業を報告する.
ブロック活動は年2回,定例会議と研究会の2部構成で実施しており,第1回を南関東ブロック,第2回を北関東・甲信越ブロックが企画・運営を担当した.会場は2回とも日本教育会館であった.第1回は令和元年9月17日で36校57名の参加があった.研究会のテーマは「公衆衛生看護学の基礎をどう教えるか~学部必修科目としての教育」で3校からの話題提供の後にグループワークを行った.地域をフィールドに専門職連携教育を積み重ねている例(昭和大学),多様な実習施設での実習例(千葉科学大学),授業の工夫例(淑徳大学)と情報交換により,今後のカリキュラム改正の参考になったと思われる.
第2回は令和2年1月14日で47校77名の参加があった.研究会では「公衆衛生看護学モデルコアカリキュラムの活用」(湘南医療大学澤井先生)と「保健師助産師看護師学校養成所指定規則の改正について―2022年度に向けて―」(東邦大学岸先生)の話題提供の後,各大学の動向についてグループワークを行った.
参加者の関心も高く,国の動きや他大学の状況がよくわかりタイムリーな企画であった.
2. 総会運営6月の全保協総会の受付(南関東ブロック)と会場運営(北関東・甲信越ブロック)を担当し,会員校の協力で滞りなく実施できた.
設置年度から間もない大学が多いため,ブロック会議は他大学と情報交換ができる貴重な機会になっている.2つのブロックに分かれて3年目となるが合同で開催することで会員校の負担も軽減でき,多くの大学の様子がわかるため,今後もこの体制でさらに活動を充実させていきたい.
担当:安藤智子(千葉科学大学)
鈴木浩子(昭和大学)
板垣昭代(獨協医科大学)
大宮朋子(筑波大学)