2022 Volume 6 Issue 1 Pages 66
中国,四国ブロックは,中国地区加入校が13校,四国地区加入校が12校の計25校で活動しています.令和3年度は,新型コロナウイルス感染症の拡大により定例会議や研究会はすべてオンライン開催となりました.
中国,四国ブロックは,令和3年8月21日に開催された第36回全国保健師教育機関協議会夏季教員研修会を担当しました.研修委員会の山口忍委員長をはじめ,各委員の先生方にご指導のもと,開催直前まで確認作業を行いました.夏季教員研修会において,ブロックの担当は,午前中の講義と午後からの全体会でした.午前中の講義は,「地域看護学におけるコミュニティナースの実践」をテーマに金井一薫先生にお話をいただきました.午後は,3つの分科会を各委員会の主導で開催しました.全体会は,「地域住民の健康を守るための地域看護学と公衆衛生看護学の役割」をテーマに情報交換が行われました.当日は全体で200名の参加者があり,9割の方に満足していただけたことにホッといたしました.何もかも初めてのことで戸惑うことも多くありましたが,多くの方々のご指導とご協力のおかげで終えられたことに感謝いたします.
2. 中国,四国ブロック会議および研究会について令和3年度は会議および研究会を2回,オンラインで開催しました.第1回は10月9日,15校28名の参加者でした.研究会のテーマは「保健師教育に関する現状と課題」から,討議内容は「コロナ禍における公衛生看護学実習の状況と学内実習の工夫」とし,各教育機関からの現状について情報共有を図りました.第2回は,令和4年1月29日,18校28名の参加者でした.会議では,令和4年度ブロック活動計画案と予算案を説明し,令和4年度開催の講演テーマを「ICTを活用した授業設計について」と決めました.研究会の討議内容は「健康危機管理」教育の現状と「施策化演習の進め方」とし,大変有意義な情報共有となりました.創意工夫された内容を学ぶ機会となり,今後の教育活動への示唆を得ることができました.
令和3年度からブロック委員が交代し,また夏季教員研修会の進行などの役割に戸惑うことも多くありました.令和4年度も会員校,さらに未加入校への参加の働きかけを行い,情報共有の機会をつくり,保健師教育の質の向上を図れるよう,今後も充実した活動にしたいと思います.
担当:金山時恵(新見公立大学)
三浦都子(玉野総合医療専門学校)
水馬朋子(日本赤十字広島看護大学)
西嶋真理子(愛媛大学)
宮﨑博子(人間環境大学松山看護学部)
中川彩見(新見公立大学)