Official Journal of the Japan Association of Endocrine Surgery
Online ISSN : 2758-8785
Print ISSN : 2434-6535
[title in Japanese]
[in Japanese]
Author information
JOURNAL FREE ACCESS FULL-TEXT HTML

2023 Volume 40 Issue 3 Pages 158

Details

 

皆さんが診療を行われている内分泌外科の外来では,男女比や年齢層はどのような割合でしょうか。私の先月の外来では,男女比は1:2.2,女性の年齢層は15~45歳が27%でした(乳腺疾患を除く)。大学病院なので多少の患者層の偏りと,また内分泌内科もあるため,内分泌外科は主に甲状腺癌の患者さんが多いのですが,一般的にはバセドウ病や橋本病などの患者さんの診療も行われている先生方も多いと思われ,おそらく女性の生殖年齢の患者さんはもっと多いのではないでしょうか。

専門医として妊娠合併内分泌疾患の相談を受けるだけでなく,日常診療においても妊娠中や挙児希望の患者さんに遭遇する可能性は充分にあります。今回の特集では妊娠期における甲状腺・副甲状腺疾患の治療について,非常に経験豊富な内科・外科の諸先生方に執筆をお願い致しました。言わずもがな,妊娠期の疾患の管理については迅速で正確な判断が必要です。胎児の発育と母体の心身の健康のために,この機に勉強をして備えて頂ければと思います。

ご多忙にもかかわらず,執筆を快くお引き受けくださった伊藤病院内科 吉原愛先生,成育医療研究センター周産期・母性診療センター母性内科 三小田亜希子先生,荒田尚子先生,藤田医科大学医学部内分泌外科 富家由美先生,日比八束先生に,心より御礼申し上げます。

 
© 2023 Japan Association of Endocrine Surgery

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/deed.ja
feedback
Top