2024 Volume 14 Issue 1 Pages 19-25
[はじめに]栃木県内の回復期リハビリテーション病棟における心臓リハビリテーションの現況調査を目的とした.[方法]厚生局の資料を参考に回復期リハビリテーション料を算定している17 施設を対象にWEBによるアンケート調査を実施した.[結果]回復期病棟で心大血管リハビリテーション料を算定している施設はなかった.届け出が困難な理由は「循環器内科医・心臓血管外科医が不在,もしくは確保が困難」が最多で,ついで「経験を有する専従の理学療法士・作業療法士または看護師の確保が困難」が多かった.[結論]回復期心臓リハビリテーションの拡充のためには,循環器内科医の協力およびリハビリテーションスタッフの育成が必要である.