Serviceology
Online ISSN : 2423-916X
Print ISSN : 2188-5362
Report of SIG Activity
Service Innovation and Design
Yuriko Sawatani
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2014 Volume 1 Issue 1 Pages 32

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1. サービス学会の国際化を目指すSIG

サービス学会は,「各国文化を尊重しつつ,世界に開かれた学会であることを志向する.」(学会設立趣意より)にあるように,当初より国際化を目指して開設された.現在のところ,サービス学会には日本以外のメンバーはいないが,今後の国際化を目指し,Service Innovation and Design SIGを開始した.

2. ICServ 2013でワークショップ実施

サービス学会の国際コンファレンスであるInternational Conference on Serviceology(ICServ)2013において,International Society of Service Innovation Professionals(ISSIP)との共同でサービスデザインワークショップを開催した.講師はSan Jose State大学 Stephen Kwan教授(Associate Dean (Interim)),大学で実施している授業を共有して頂いた.ワークショプでは,サービスデザインを,問題発見,概念,デザイン,エンジニアリング,開発・運用というライフサイクルの一部として位置づけ,各ステップで用いる手法・ツールの概要を説明した.その後,各チームでサービス事例について,どのような特徴を持っているかパターンを用い議論した.参加者は1時間半のワークショップを通じて,サービスデザインの概要を体験することができた.

(講演資料 URL: http://www.slideshare.net/StephenKwan/servicology2013-workshop

写真1 Stephen Kwan 教授

3. 今後の活動

2014年度に開催されるICServ2014では,基調講演にサービスデザインネットワーク(SDN)のプレジデントであるBirgit Mager教授(Köln International School of Design (KISD),Germany)を迎えて実施する.

また,ホットな研究領域であるサービスデザインの最新の研究動向や事例等,多様な観点から議論する参加者主体のワークショップを予定している.

著者紹介

  • 澤谷 由里子

修士(理学),博士(学術).(株)日本IBM入社.2004年以降サービスサイエンス研究に従事している.2013年4月から早稲田大学 研究戦略センター教授.【専門分野】R&Dマネジメント,技術経営,サービスイノベーション,サービスデザイン.

 
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