2023 Volume 2023 Issue 50 Pages 115
編集後記
『哲学の探求』第50号が無事に発行となりました.まずは,執筆者の皆様,ならびに,編集協力者の皆様に,厚く感謝申し上げます.皆様のご協力のおかげで,今年度も三月中の発行を達成することができました.
今年度は,昨年7月に開催された若手フォーラム内のテーマレクチャー「社会存在論」より,倉田剛先生と三木那由他先生にご寄稿いただきました.また,個人研究発表からは7名の皆様にご執筆いただいております.どの論文も非常に充実した内容となっていますので,ぜひ多くの方にご覧いただければと思います.
今年度で『哲学の探求』は第50号という節目を迎えました.第1号が発刊された1972年から現在に至るまでの間に,『哲学の探求』および哲学若手研究者フォーラムを取り巻く環境はさまざまに変化してきたことと思います.その中で『哲学の探求』が毎年絶えることなく発行され続けてきたというこの驚くべき事実は,決して当たり前のことではないでしょう.原稿を寄せてくださる方や編集作業に協力してくださる方,手に取って読んでくださる方がいなくなってしまえば,『哲学の探求』が存続することもなかったはずですから,時代が移りゆく中,多くの関係者の方々の支援と努力が変わらず積み重なった先に,この第50号という節目があるのだと思います.全くの偶然ではありますが,この節目に編集担当として関わることができたことを嬉しく思うとともに,少しでも良いかたちで次の50年にバトンを繋ぐことができていることを願うばかりです.
最後になりましたが,執筆者の皆様,編集協力者の皆様,関わってくださった全ての皆様に,改めてお礼申し上げます.ありがとうございました.
『哲学の探求』編集担当 雨森春香
『哲学の探求』第50号が無事に発刊されることをうれしく思います.ご協力くださったみなさまのおかげで,編集作業は基本的につつがなく進行しました.執筆者のみなさま,そして編集協力者のみなさまに深く感謝申し上げます.
昨年のフォーラムでテーマレクチャーを行なってくださった倉田先生,三木先生による論文をはじめ,本号所収の合計9本の論文は,多様な主題に関する,いずれも充実した内容となっていると思います.これらの論文が哲学の探求の進展に寄与することを願っています.
また,もう一人の編集担当である雨森さんにも深く感謝いたします.ほとんどの担当作業について私よりも早く,多くの仕事を丁寧に進めておられました.来年度は私が編集作業を先導する側に回るはずですので,今年度以上に力を尽くしたいと思います.
数年前,フォーラムで発表し本誌に投稿したときには,いずれ自分が運営委員を務め本誌の編集に関わることになるとは思っていませんでした.本誌発刊に貢献できたことをうれしく思います.
『哲学の探求』編集担当 米倉悠平