工業化学雑誌
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N-ビニルコハク酸イミドの共重合
古川 淳二鶴田 禎二福谷 秀夫山本 直樹
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1957 年 60 巻 8 号 p. 1085-1086

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抄録

N-ピニルコハク酸イミド(VSI)と,アクリロニトリル(AN),アクリル酸メチル(MA),スチレン(St)およぴブチルビニルエーテル(BVE)の塊状共重合を,過酸化ベンゾイルを開始剤として60℃で行った。測定結果から,VSIをモノマー(1)として求めた共重合反応性比γおよぴVSIのQ,e値はつぎのとおりとなった(カッコ内はモノマー(2))。γ10.16,Q10.12,e1-0.37,γ20.54(AN);γ10.4,Q10.21,e1-0.25,γ21.2(MA);γ10.09,Q10.10,e1-0.12,γ27.0(St);γ115,Q10.15,e1-0.3,γ20(BVE)。これらの値を基礎として,VSIの構造と反応性との関係を考察した。

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