Trends in Glycoscience and Glycotechnology
Online ISSN : 1883-2113
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酸性多糖類の構造と生理活性
Toshihiko ToidaAmornrut ChaidedgumjornRobert J. Linhardt
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2003 年 15 巻 81 号 p. 29-46

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抄録

グリコサミノグリカンを含む酸性多糖類は様々な化学的、生物学的な機能を示す。これらの機能の多くは硫酸基の存在に強く依存している。よってこれら多糖類の部分的硫酸化、完全硫酸化あるいは脱硫酸化などの化学的修飾は、硫酸化多糖の示す機能を制御できるものと期待されている。多糖類の化学的修飾に関する論文は数多く、私たちもこれまで多糖類の化学修飾のみならずその生物学的作用に関して検討してきた(構造-活性相関、SAR)。本論文では天然および化学修飾した多糖類の構造活性相関について最近の結果を示す。

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© FCCA, Forum; Carbohydrates Coming of Age
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