日本原子力学会 年会・大会予稿集
2011年春の年会
セッションID: C05
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新規処理技術
ウラン-アンチモン複合酸化物触媒の塩化揮発処理に及ぼす塩化水素濃度の影響
*澤田 佳代平林 大介榎田 洋一
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抄録
アクリロニトリル製造に用いられたウラン-アンチモン複合酸化物触媒の塩化揮発処理に及ぼす塩化水素ガス濃度の影響を検討した。廃触媒30mgを0.6-6vol%の塩化水素ガスと40分間900℃で反応させたところ、反応初速度はほぼ同じであったが、6vol%の塩化水素ガスをもちいた場合、触媒中のウランはUO2となった。酸溶解が容易なU3O8とするために、0.1%の酸素を加えて処理を行ったところ、生成物はU3O8となり、92%のアンチモンを除去することができた。
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© 2011 一般社団法人 日本原子力学会
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