抄録
当社は、より多くの白金族元素を含む高レベル廃液等を溶融可能なガラス固化技術を開発するために、高レベル廃液の溶解を阻害せずにより多くの高レベル廃液を取り込むことが可能な新しいガラス素材の開発、新しいガラス素材に対応しうるガラス溶融炉に必要な各種要素技術の開発、より多くの白金族元素を含む高レベル廃液に対応し白金族元素の炉内堆積抑制および抜き出し性能を向上させた溶融炉底部技術の開発、また、これらを反映した実規模の新型ガラス溶融炉の開発を実施している。このうち、溶融炉底部技術の開発として、新型ガラス溶融炉の炉底部構造を模擬したモックアップ(フルスケール)を製作し、白金族元素含有模擬ガラスを用いて流下試験を実施した。その結果、新型ガラス溶融炉の炉底部構造は、非常に良い性能を有していることを確認した。なお、本研究は、経済産業省「使用済燃料再処理事業高度化補助金」の交付を受け当社が実施した。