日本原子力学会 年会・大会予稿集
2012年秋の大会
セッションID: I49
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中性子捕捉療法のためのマルチワイヤ検出器を用いた二次元中性子検出器の開発
*田中 浩基櫻井 良憲鈴木 実増永 慎一郎日野 正裕木梨 友子小野 公二丸橋 晃
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録

京都大学原子炉実験所では研究用原子炉を用いて、2012年5月現在377例のBNCTの臨床試験を実施してきた。また、サイクロトロン加速器中性子源を用いた治験の準備を進めている。治療の質を向上させるために、治療前及び治療中に熱中性子の二次元分布を取得することは重要である。しかしながら、BNCTの照射場においてリアルタイムで二次元熱中性子分布を測定する技術はなく、現状は金線を用いた熱中性子検出しか行われていない。そこで本研究においてマルチワイヤ検出器と薄いホウ素中性子コンバータを用いた手法の開発を行っている。本発表では開発したシステムの概要と、マルチワイヤ検出器のゲイン特性試験、検出効率の導出を、Am-Be中性子源と減速体系の組み合わせによる照射場において実施したことについて報告する。

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© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
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