抄録
PRAに必要な機器故障率等のパラメータ整備については、情報を所有する個別プラントにおいて最新知見を反映した個別パラメータを整備することが不可欠である。
現在、機器信頼性データの収集はNUCIAに依拠しているが、NUCIAの入力基準は故障事象の収集の上で必ずしも十分でないことから、原子力安全推進協会に設置されたワーキングにおいて、保全活動管理指標である予防可能機能故障(MPFF)の判定を利用して、FF(機能故障)とされた事象を収集する方策を検討している。
本発表では、新しい機器信頼性データシステムの整備状況とその特徴等について発表する。