抄録
本研究は、保障措置環境試料分析のうち、特に粒径1μm以下の微粒子を対象とした分析の迅速化・効率化を目指し、原子核乾板を用いた放射性物質含有微粒子の事前評価と、レーザーアブレーション支援共鳴イオン化質量分析(LA-RIMS)による同位体比分析からなる手法の開発を行なっている。今回は、(1)微粒子試
料から放出されるα線と核分裂片を原子核乾板に記録し、それらの比から試料中核物質の同位体比をもとにスクリーニングを行う事前評価について、原子核乾板によるウラン起因α線検出基礎実験、および、(2)核燃料物質への適用可能なLA-RIMSにおける同位体比補正法の開発、を行った結果を報告する。