2004 年 1 巻 1 号 p. 48-54
回復期リハビリテーション病棟とは日常生活動作(ADL)の向上による寝たきり防止と家庭復帰を目的としたリハビリテーションを、医師・看護師・理学療法士などが共同で集中的に行うための病棟である。当病棟入院患者は高齢であるため基礎疾患も多く処方薬剤も多い。そこで、内服薬の嚥下訓練・歩行訓練等のリハビリテーションに及ぼす影響を調べ、また服薬援助を行い、自宅退院へ向けて薬剤師の面からサポートしている。今回、薬剤管理指導業務を通し当病棟における薬剤師の関わりを検討したので症例を含め報告する。