抄録
海上保安庁水路部によるWOCE(WorldOceanCii℃ulationExpenment)Pi℃P2観測資料と,水産庁による
WHP(WOCEHydrographicProgram)P2観測資料を用いて東西両境界を除く北太平洋で,中層塩分極小の
海域的な特性を記述した。解析は,等密度面上ではなく,塩分極小面上で行われた。その結果,北緯30度
に沿って見る限り,北太平洋中層塩分極小は,西経160度付近を境界として,密度,塩分,溶存酸素量の
空間分布形態が大きく異なっている事がわかった。この結果は,北太平洋中層塩分極小の形成機構および
その海域が単一ではない事を強く示唆している。