福島県立医科大学第一解剖学教室
1980 年 43 巻 4 号 p. 311-317
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酸性フォスファターゼ染色法によって示唆された孵卵8日目の菱脳胞の蓋板領域におけるアメーバ様小膠細胞を電顕的に検索した. 孵卵8日目の脳髄膜組織内や蓋板, 脳室腔内にアメーバ様小膠細胞と電顕的形態の同一な細胞が多数散在する. 著者の先のACPase反応の所見と今回の細胞の位置に関する三つの様式とを考えあわせると, アメーバ様小膠細胞は脳髄膜組織に発生したものであり, 蓋板を通過して脳室腔内に遊走したものと思われる.
Archives of Histology and Cytology
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