抄録
従来のRobotic Process Automation(RPA)は請求書や申請書といった非構造化データの知的処理を苦手とする原理的制約を抱える。本稿では、この課題を解決するため、大規模言語モデル(LLM)であるGemini APIとRPAツールPower Automate Desktop(PAD)を連携させる手法を提案する。実際の業務2事例(申請書の項目抽出、論文のメタデータ抽出)に適用した結果、手作業と比較して処理時間を90%以上削減することに成功した。ただし、テキスト項目の抽出精度は高い一方、複数選択項目の特定など一部のタスクでは課題も見られた。