2020 年 9 巻 1 号 p. 27-47
本稿では,中国の一般的な農村の1 つである北陳村の2013 年から2019 年にわたる現地視察で収集した資料の一部を紹介しながら農村の自然環境の現状と変化を考察した.ゴミや水環境といった環境問題のみならず,インフラの整備や文化の発信など農村社会のさまざまな関係性を視野に入れ,中国政府の農村政策と現地の人々の生活や意識を概観した.現地における社会的・環境的変動を考察することで,人々の環境意識と行為の特徴を浮き彫りにした上で,近い将来に厳密な統計的調査に基づく研究へと進むための方向性も示唆した.
Based on fieldwork from 2013 to 2019 in Beichen Village, this research note examines thepresent situation and changes in China’s rural environment over the past decades. Apartfrom environmental problems such as garbage treatment and water pollution, infrastructure,culture, governmental policies, and rural residents’ consciousness were also reviewed. Thisresearch note aims to provide some basic information regarding local agricultural areas andhighlight certain features of rural environmental consciousness and behaviors. Some cluesregarding the direction of statistical surveys in the future have also been proposed.
Chen (2016) によれば,中国では都市部(北京や杭州など)に比べ,農村部の人々は環境に対する態度が楽観的であり,特に自然環境の将来について非常に楽観的な期待意識を持っている.また,Chen (2019) の分析では,都市部に比べ,農村部の人々は生活に対する「不満足」の度合が低く,自分は「上位の社会階層に属する」とする傾向が見られた.これらの統計調査データを適切に解釈するためには,農村地域のさまざまな関係性や農村の自然環境の中に暮らしている村民の生活の全般を視野に入れておくことが肝要であろう.
2013 年から筆者は中国山東省寧陽県の農村地域を対象に,フィールドワークを繰り返してきた.2014 年6 月には寧陽県51 ヵ所の村を訪ね,標本抽出法に基づく個別面接調査を遂行した(Chen,2016).本稿は,その1 つの村である北陳村(第2 節参照)の現地視察で収集した資料を紹介しながら,最近5 年間ほどの変化と発展を考察する.この過程で,農村地域のインフラ整備,水環境の変化,生活スタイルの現代化を素描する.本稿はそれらの現地視察(2013–2019 年) を通して,農村社会の変化を俯瞰し,政府の施策と農村社会の変化をめぐって考察することで,近い将来に厳密な統計的調査に基づく研究へと進むための予備的研究報告として,基本的な現地情報の提供を意図するものである.
本稿で取り上げる北陳村(Beichen Cun)は山東省泰安市寧陽県東庄鎮にあり, 中地域の西側に位置している.北陳村には大きな工場はなく,村民は代々農業で生計を立てており,大きな環境事件も発生したこともなく,また国から「環境保全モデル村」として選ばれたこともなく,中国の広大な農村部において無数に存在する普通の村の1 つに過ぎない.その意味では,この村落は中国における北方地域のごく一般的な農村の視察対象として不適切ではなかろう.
北陳村の総面積は約3,300 ヘクタールで,そのうち耕地面積は約1,800 ヘクタール,人口は1,830人で,536 世帯が暮らしている.子供が成人し結婚すると「分家」という形で,一定の財産を得て独立して暮らしていく.村民委員会主任からの情報によると,現在,村では3 人世帯が約50%を占めている.年齢構成で見ると,18 歳以下の未成年人口は約20%,18~34 歳の人口は約30%,35~49 歳の人口は約20%,50 歳以上の人口は約30%を占める.しかし,戸籍は村にあっても,未成年者の多くは村から離れて県や鎮の学校に寄宿している.生産人口にあっては,男性だけではなく,女性も都市へ出稼ぎに行くため,旧正月以外はほとんど村にいない.村の出稼ぎ者は成人全体の約40%を占めている.また,一部は寧陽県や泰安市で自宅を購入し居住しているため,村には老人,女性及び幼い子供ばかりが多く見られる.
北陳村に居住する村民は農業を中心に生計を立てており,主要農産物は小麦,玉蜀黍,落花生である.村民委員会主任によると,2019 年における北陳村の年間一人当たり平均所得は約20,000元(約32 万円)である.村民によれば,昔の北陳村には大きなリン酸肥料工場があったが,1980年代頃に倒産した.それ以来,大きな工場がなく,小規模な養鶏場や養豚場などもあったが,正式な営業許可を得たことがなかったり,近年実施される環境保護検査に不合格だったりしたため閉鎖されている(第6 節参照).
北陳村には,「村民委員会」と「村党支部」と称する2 つの組織があるが,メンバーはほぼ重複しており,村党支部書記は村民委員会主任も兼任している.現在,村民委員会の主要管理者は5 人で,それぞれ組織建設,会計,貧困対策,慶弔理事会などの役を担当し,村の行政や農業生産及び村民の日常生活などを管理している.村民は村民委員会や村党支部の関係がよく分からず,「生産大隊」という人民公社時代の名称で村の所管機関を呼んでおり,「大隊書記」を村で最も権力を持っている人として意識している.村民との会話には,「大隊」や「大隊書記」という言葉がよく聞こえてくる.
筆者はこの村で幼い頃に居住した経験(1985–1995 頃) があり,澄みきった河川の中で泳いだり,魚をとったり,青い山の上でサネブトナツメを摘み,夏には河辺で涼み,自然環境に囲まれて育った記憶が残っている.2013 年に筆者が再びこの村を訪ねた時には,景観が大きく変わり,河川の水は汚れ,たくさんのゴミが河川や井戸,道端,田畑の周辺に散らばり,汚臭が漂っていた.道路は依然として未舗装で,ぬかるみのままであった.それらの生活環境を見て,筆者はなぜこの数十年間の中国の目覚ましい経済発展がこの村には生活改善をもたらさなかったのかという疑問を抱いた.村の人々は昔のまま純粋で素朴な姿は変わっていないように思われたが,村の自然環境の悪化に対して特に行動を取るようなことはなく,この状況に適応してしまっているかのように見えた.村民たちは,これらの環境変化に対してどのような思いを持って生活しているのか,農村環境の改善や保全の手がかりはどこにあるのかといった疑問は,筆者がこの地域の村を調査し始める動機となった(Chen, 2014).それから2014 年3 月と6 月,2016 年5 月,2019年8 月の前後4 回の現地視察を行い,資料を収集し,とりわけ,2019 年8 月の現地視察で,村落の著しい変化を目撃することになった.
中国には,「要想富,先修路(富を得たければ,まず道を直せ)」という流行語があった.すなわち,地域経済の発展には道路の整備が不可欠である.このスローガンはよく農村の発展目標として,村の家々の壁に書かれていた.写真1 は筆者が2014 年3 月に撮影した北陳村の中心街である.写真2 は,2019 年8 月にほぼ同じ場所で撮影したもので,2 枚の写真は撮影した季節が異なるものの,わずか5 年間で村の道路が綺麗に整備されている様子が分かる.
不便な交通状況を解消するためには,2006 年から中国政府は5 年間に1,000 億元(約1 兆6 千億円)を投資して,農村道路を整備した(「五年千億元計画」と称されている).しかし,当時は北陳村のこの中心街が国策の恩恵を受けることはなかった.2013 年11 月に筆者がこの村を視察した際には,村民は村の道路がこの10 年間ほとんど変わっていないと証言していた.中心街と言っても泥を固めて作った道であり,雨が降ると非常に泥濘状態となってしまっていた.実は,以前から道路の修繕計画は立てられていたものの,数年を経ても依然として施工できていなかった.その理由は,道路を整備するために,1 世帯につき500 元(約8,000 円)の出費が必要であり,村の西側に住んでいる村民たちは「東側の道路のことなので,自分は出費したくない」と主張し,結局,全体の合意が得られないまま工事が進展しなかったのである.村民にとって,500 元は小さな負担ではなかった.
しかし,2017 年になってようやくこの中心街が整備され,昔の泥道は今ではセメント舗装道路となった.この道路整備が直ちに村民の産業や経済に大きな利益をもたらすかどうかは不明だが,道路の整備は確かに人々の日常生活に多大な利便をもたしている


2013 年と2014 年に北陳村を訪ねた際には,ゴミが公道や河岸,田と井戸の周辺など至る所に積まれていた(写真3,4,5).昔の北陳村では,ゴミはあまり見られなかった.当時ゴミの大部分は薪や畜産排泄物などの有機物や土・建築ゴミであり,堆肥にしたり,燃やしたりしてほとんどが自然の循環に収まっていた.ある老人は,50 年代の人民公社時代には,草やゴミを発酵して肥料を作る活動をしていた経験を詳細に語ってくれた.しかし,今日の農村では,ゴミの種類や成分はかなり複雑で,堆肥と焼却には適しておらず,有毒有害の物質が著しく増えている.村民の話によると,ゴミの中には特にプラスチック袋が大量に含まれているため,堆肥にはできないと言う.筆者が撮影した写真にも数多くのプラスチック袋のゴミが見られた.
1978 年の改革開放後,「新農村建設」(第7 節参照)政策の推進に伴い,一方で農民の生活水準はますます高まっていたが,他方で生活ゴミの発生量も急速に増加していた.2008 年の「家電下郷」(農村向け家電販売促進の政策),2009 年の「自動車下郷」(農村向け自動車販売促進の政策)などの国家政策により,地方の農村にも現代的な生活様式や近代的な工業製品が導入されるようになる一方,ゴミ問題がもたらされたのである.農村では都市のように環境保全のインフラ整備が考慮されていなかった.農村における生活様式の向上と自然環境保全に資する公共サービスの不一致は,ゴミ問題として日々浮き彫りになっていった.




また,村民の生活様式は現代化されつつあったが,それに対応した村民の自然環境へ配慮した意識と行動は伴ってはいなかった.村民は昔のまま,生活廃水を直接河川に排水したり,ゴミを勝手に捨てたり,ゴミを勝手な場所に積んでおいたりしたままであった.写真3 に示したのは,2013 年の春に村民委員会の出資で建設されたゴミ捨て場(通称「ゴミ池」)である.ゴミ池の建設は,やはり清潔な環境を維持するために歓迎されていた.しかし,ゴミ池が設置されても,ゴミの大部分は写真3 が示しているようにゴミ池の外に捨てられていた.村民にその理由を聞くと,「村民に自覚性がないから」,「中に投げ込もうとしてもできないから」,「ゴミ箱は公共場所にあるが,管理する人はいないから」との答えであった.ゴミ池の設置場所は村の主要な河川と井戸の近くであり,ゴミ池のゴミが河川や井戸の水質を汚染しているのは明らかであった.
2019 年8 月に北陳村で現地調査を行った際には,ゴミ捨てはゴミ池から数多くの小さいゴミ箱に代わっていた(写真6).道端だけではなく,田畑の周辺も含め,村中に多くのゴミ箱が設けられていた(写真7,8).ゴミ箱の周りに少しゴミが散乱しているものの,以前よりは随分改善されている.村民によると,これらのゴミ箱は2018 年に県政府によって設けられ,2~3 日に一度,専用のゴミ収集車がやって来ている.また,2018 年からは村が4 つの区域に分けられ,各区域に村民1 名を配置し掃除を担当させ,その給料は県政府が支払うこととなっている.
このような村の環境改善が如何に実現したのか.政府や村民はこの改善プロセスの中でどのような役割を果たしているのか.2014 年から2019 年までの5 年間で,村民の環境意識や環境配慮行動にはどのような変化があったのか.このように様々な疑問が浮かんでくる.こういった問題意識で,2014 年に施行した統計的標本抽出法による面接調査を継続調査へ発展させるには,基礎情報の整理が必要と思われた.


北陳村の北端には村の唯一の河川「故城河」がある.村民は河も含めてその周辺地域を「北河沿」と呼んでいる.北河沿に井戸が一基ある.この井戸水は飲むことができ,「甜水井(甘水井)」とか「吃水井(飲水井)」と呼ばれている.このような甘水井は村には6 ,7 基あるが,この河辺の1 基は少なくとも1990 年頃までは村民の主たる飲料水源として利用されていた.村民が天秤棒を用いて井戸から飲料水を担いで家まで運んで行く風景が,毎日のように見られた時代があった.その頃は,河岸に沿ってポプラが多数植えられていた.1 本の河,1 基の井戸,河岸沿いにある多数のポプラは,北陳村で最もにぎやかな「娯楽場所」であった.特に夏には,老人達は河辺で涼み,子供達は河川の中で遊び戯れ,大人達も河辺のポプラにとまるセミを捕ったりする風景があった.
しかし,2013 年に筆者が再びこの村を訪れた時点では,その井戸の周りにはゴミが散乱している様子(写真9)とゴミ池が井戸から2 メートル弱のところに設置されていた(写真10)ことに驚愕した.河辺もゴミだらけで,河の水も汚れていた(写真11a–b).このような場所では涼むどころか,誰も近づかなかった.河川の近くに住んでいる人々は,ゴミ池の外に捨てられたゴミや河から漂ってくる悪臭に不平をもらしている.このように,村の唯一のレジャーの場所は失われてしまっていた.農村では,農繁期以外には,他に娯楽施設もなく,老人達は他の林の中に移動し,冬には気温の暖かい場所に集まって暇をつぶすようになっていた.
では,水環境はなぜこのように悪化してしまったのか.前節で述べたように,明らかにゴミの量的増加が大きな原因である.また,皆が公共の場所としての河川,井戸辺にゴミを無断廃棄するなど環境配慮意識の欠如した行動も原因である.それ以外の要因もある.
まず,北陳村では1997 年に水道の敷設が始まり,一部の村民は水道水を飲用し始め,2006 年に敷設完了した結果,全村民は井戸水を使用しなくても済むようになった.当初の数年間は水道水の供給が不安定であり,何らかの原因で断水することもあった.例えば,冬は水道管が凍って水が出ない時があり,仕方なく再び井戸水を生活用水として使う場合もあった.水道水が安定的に(隔日に1 回)供給されるようになった後,村民は井戸水を苦労して運ぶ必要はなくなり,家を出なくても美味しい水を飲むことができるようになった.以前,井戸水を飲用していた時には,年に一度,井戸を揚水機ですべて排水して清掃し,普段でも井戸の周りの環境衛生を維持し,井戸の中に汚いものを投げ込む人はいなかった.仮にゴミなどを投げ込んだら,他の村民に激しく非難されたであろう.しかし,水道水を飲用し始めると,そのような配慮は見られなくなり,井戸の衛生状態は徐々に悪くなっていった.そのような流れの中で,2013 年にはゴミ池が井戸の隣に設置されてしまったのであった.「水道」という文明の利器が人々の環境配慮意識を低下させ,村民の意識と行動自体が自然の環境汚染をもたらす要因となったと捉えられる.




また,村の中における家畜などの小規模畜産飼育場の存在も水環境に影響を与えていることがあった.河川の上流には鴨,ウサギ,ニワトリなどの飼育場があり,家畜の排泄物や飼育場のゴミなどを直接に河川に排出したり,家畜を屠殺した後直接河水の中で洗浄したりすることで,河の水を深刻に汚染していた.しかし,2019 年の現地調査を行った際には,河の水が綺麗になり,水質がよくなっていた(写真12).その理由を村民に聞いたところ,河川上流の飼育場が閉められ,かつてのような汚染の直接的原因が取り除かれたからと分かった.このように,小規模の畜産飼育場も河川汚染の直接的要因となる.

さらに,政府の農村政策の変遷を考えてみよう.生態環境を保護するために,2017 年から一連の法律法規が制定され,畜産飼育の禁止区域(「禁養区」という)を定め,「農村禁養令」が施行された.その結果,農村畜産飼育を厳格に規制し,規定された場所しか飼育ができないようになった.環境保護検査に不合格となれば飼育が禁止される.これらの法律により,数多くの小規模畜産飼育場が閉鎖され,場合によっては農家の家畜飼育も禁止されるようになった.「無豚区域」,「無鶏区域」,「無家畜区域」,「無飼育区域」というスローガンが掲げられている.さらに,一部の地方では「無豚県の建設」というスローガンも掲げられている.「農村禁養令」の執行によって,農村の水環境は短期間に著しく改善されていった.北陳村の飼育工場は,このような背景の中で閉鎖に至ったのであった.
しかし,2019 年8 月からアフリカ豚コレラ(非洲猪瘟)のブタ感染事件に加え,農村で多くの畜産飼育が止まった結果,豚肉の価格が急上昇した.2019 年8 月末から,豚の生産を回復するために,国務院(内閣府に相当)と生態環境部並びに農業農村部は,直ちに豚飼育禁止に関する不適切な規定を廃止し,規模化1養豚業を発展させ,農家の養豚を支持する指示が出された(中国経済網, 2019; 新華社, 2019).このように禁養令が撤回され,多くの禁養区も解禁された.禁養区の解禁に伴って,農村部における環境の質が退行し,汚染問題がまた繰り返し発生するのか,経済発展,庶民の生活や環境保護という選択肢のなかで,如何にバランスを取るべきか.これが中国の農村が直面している現実の問題である.おそらく,この問題は,中国農村のみならず,大都市部にあっても,多くの先進各国においても直面している問題でもあろう.
年配の村民によると,昔彼らが幼い時には,冬に結氷した川面を打ち破って,直接その水を飲むことができた.筆者が幼い時であっても,まだ川の中で泳ぐことはできた.それから20 年間を経て河川は排水路のようになってしまっていた.しかし,さらに5 年後の今日では,河川の水質は大きく改善されている.この改善された状態をこのまま維持し続け,子供が川の中で泳いだり,老人達が河辺に戻って涼んだりできる風景が再び見られることを筆者は期待している.
人々の環境意識調査では,自然環境だけに特化した観察や調査のみではその問題の本質には迫れないであろう.人々の生活の様々な側面との関係性や生活全体のコンテキストの中での環境問題を把握することが重要であろう.
2019 年に現地調査をした際,筆者は村の中で多くの新しい出来事に気づいた.例えば,「農村文化大舞台」の建設(写真13a–b)があり,建物の前後や広場の壁などあちこちに「村の歴史」,「家風と家訓」,「親孝行の文化」などのスローガン(写真14)が書かれていた.「農村文化大舞台」は2019年3 月頃に建設が開始され,現在も工事中である.また,その周辺のスローガンの文字は真新しく,書いてから間もないことがうかがえる.近年,中国全体で文化の発揚が国策として重要視されている.とりわけ「農村振興戦略」(第7 節参照)を背景に,健全な農村大衆文化を取り込むシステムの構築や農村文化の伝承・繁栄が強調されている.まさにこのような社会的背景の中で,「農村文化大舞台」は国策の一部として造られている.





また,2015 年頃から,村民は自発的に広場ダンスを始め,「北陳村広場ダンス・フィットネスチーム」も結成した.フィットネスチームは毎晩のように踊り,夏になると夜の8 時過ぎから9 時半まで,冬には夜の6 時過ぎから7 時半まで踊っている.「北陳村広場ダンス・フィットネスチーム」結成の背後には,中国各地における広場ダンスの流行と政府による積極的推進策がある.2008年の北京オリンピック後,広場ダンスは急速に発展してきた.新たな社会文化現象として,「広場文化」は多くの人々に注目されている.広場ダンスは動作が簡単であり,音楽も流行しており,場所に制限もないため,広場,公園,路地などで空き地と音楽を流す機器さえあれば直ちにできる.中国政府も積極的に「全国民フィットネス(全民健身)」を推進し,2009 年に「全国民フィットネス条例」を公布し,毎年8 月8 日を「全国民フィットネスデー」に定めた.2012 年より中国体育総局は,民間から広場ダンス作品を募集し,修正した上で新たに編成した12 作の「広場ダンス優秀作品」を社会に発表した(大衆網, 2015).「北陳村広場ダンス・フィットネスチーム」はこのような背景の中で結成された.チームメンバーによると,村の大隊(村民委員会)や県政府は広場ダンスの活動を支持しており,ダンスに必要な服装や器材などを無料で提供している.さらに,寧陽県では,毎年広場ダンスコンテストが行われる.写真15 に示したのは,県のダンスコンテストに参加するために北陳村広場ダンス・フィットネスチームがリハーサルをしている様子である.
また,もう一つ顕著な変化はキャッシュレス決済の普及である.村の中ではごく普通の小さな売店でもキャッシュレス決済ができるようになっていた(写真16).中国人民銀行が発表した2018年「中国普恵金融指標分析報告」によると,中国全体で2018 年度における成人の電子決済の利用率は82.39%で,前年度より5.49%上回っており,農村地域の成人利用率も72.15%に達し,前年度より5.64%上回っている.電子決済の操作が簡単で,コストも低く,時間節約などの利点がある上に安全性も保障されるので,利用者が年々増加している.中国では,携帯電話とインターネットがあれば,買物も通信費や光熱費の支払いも,日常生活に必要なことは全てアプリ上で可能であると言っても過言ではない.2019 年の微信(WeChat)2 データ報告によれば,2019 年9 月現在,中国における微信ユーザーは11.5 億人を超えている.写真16 の店主は,「微信支付(WeChatPay)3」と「支付宝(Alipay)4」のどれでも使うことができると説明してくれた.この店のみならず,ほとんどすべての売店でQR コードを利用して,電子決済ができるようになっていた.



なぜ,短期間に中国の農村環境にこれほどの変化が起きているのか.ここでは,中国の農村政策を整理しておきたい(付録参照).農村政策の整理を通じて,マクロ的視点から,先述した様々な変化の源が示唆されることを期待する.
中国の農村部では,各時代における重要政策をスローガンとして壁に掲げる習慣がある.現時点ではどんな政策が実施され強調されているのかは,壁を見れば大体分かる.壁に鮮明に書かれているスローガンは農村風景の一部となり,農民の日常生活に溶け込んでいる.写真17a–c は,2014 年に村中至るところで見られた「計画生育(一人子政策)」に関するスローガンである.農村社会では固有の「男尊女卑」や「多子多福」といった社会意識が依然として根強いため,当時は「計画生育」が中国農村における最も重要で実行されるべき国策の一つであった.
しかし,2019 年に筆者がこの村を再訪した時には,以前の「計画生育」のスローガンは「農村振興戦略」(写真18),「美しい故郷」(写真19),「緑水青山こそ金山銀山」(写真20)などに変わっていた.これらのスローガンは中国政府が現在推進している農村政策を反映しており,農村環境変化の源となっている.



20 世紀半ば頃から,中国経済では農村が都市を支え,農業が工業及び都市の発展を支えるという都市と農村の二元構造が形成された.改革開放初期から「一部の人と一部の地域でも先に豊かになれ,最後に共同富裕の実現」( 小平の「先富論」)の政策が実行され,短期間に中国社会が大きく変化していった.しかし,都市部と農村部において,著しいアンバランスが生じ,社会,経済,教育,福祉などあらゆる面において格差が顕著に増大した.
2002 に中国共産党第16 回代表大会(「十六大」という)では,はじめて「都市と農村にける経済社会の協調的発展(
)」の政策が公表され,都市と農村の格差是正のために発展戦略が調整され始めた.2005 年の中国共産党第16 期中央委員会第5 回全体会議(「十六期五中全会」という)では,三農問題(農業,農村,農民)を重点的に解決するための「社会主義新農村建設」の目標と任務が掲げられた.また,2006 年の中国共産党中央委員会(「中共中央」という)の一号文件5は,工業が農業を促進し(以工促),都市が農村を牽引する(
)発展段階に入り,都市と農村の協調的発展を堅持し,社会主義新農村を建設することを明示した.中国歴史上2 千年に及び踏襲して徴収されてきた農業税が2006 年に廃止され,農民が税負担において都市の住民と平等になった(劉・邱, 2019).2014 年に現地調査をした際には,この村の中では少し学歴のある老人が「今は農業税が廃止され,徴税しないだけではなく,私達にお金をくれるのよ.政府の政策はなかなか良いと思わないか」と逆に質問された.その言葉から,政府の政策に喜んで満足している様子が溢れていた.
政府は新農村建設の拡大・深化として,2017 年の中国共産党第19 回代表大会(「十九大」という)では初めて明確に「農村振興戦略」を掲げ,「産業は興隆し,生活環境は暮らしやすく,故郷は文明が開かれ,治政は有効に,生活は豊かになる(
,
,
,治理有效,生活富裕)」という新農村の青写真を示した.「農村振興戦略」が出された後,その関連施策も相次いで出された.
2018 年の中央一号文件「農村振興戦略の実施に関する意見」(中共中央・国務院, 2018)では,農村振興には「生態環境は暮らしやすい」ことが鍵となり,農村の環境に配慮した発展の道が提出された.2018 年2 月に「農村居住環境に関する3 年行動方案」(中共中央・国務院, 2018)が公布され,「緑水青山こそ金山銀山」の理念の堅持を提示し,美しく住みやすい村作りという方向性を示した.さらに,農村のゴミや汚水処理及び農村イメージの整備を重点目標とし,各方面の資源を動員して,農村居住環境の整備を加速していった.さらに,2018 年9 月には「農村振興戦略計画(2018–2022 年)」(中共中央・国務院, 2018)の第1 次の五カ年計画を公布し,その中には農村の環境に配慮した発展を加速させ,農村における居住環境の整備を強化し,環境の良い住みやすく美しい農村を建設する旨が書かれている.
まさにこのような政策を背景に,「禁養令」が場合によっては過激に見えるほど厳しく実施され,多数の畜産飼育場が閉鎖されて,また農村では多くのゴミ箱が設置され,農村の環境は極めて大きく改善されたと考えられる.改革開放以来,中国経済が目覚ましく著しい発展を遂げた.しかし,このような発展は,制度的・政策的に農業や農村の経済発展を犠牲にしてできたもので,農村の産業発展と農村環境保護のバランスは長期にわたり軽視されていたようにも思える.農村は中国都市化と近代化の「安定器」( 定器)や「貯水池」(蓄水池)とも称されている(賀, 2011)が,都市と農村とのアンバランスな二元構造は,農村の「安定器」や「貯水池」としての機能を著しく抑圧してしまった.しかしながら,先述の農村振興政策が,農業及び農村における発展の幕を開き,中国の農業や農村は大きな転換期を迎えていると言えるのである.
2018 年現在,中国の戸籍都市化率は43.37%(中国国家統計局, 2019)であり,つまり中国人口の半分以上が「農民」という身分である.中国社会は「郷土性」が強い(費, 1998 年)と言われている.現在,農村部に生じている諸々の変化は,中国発展史の縮図であると考えられる.その意味では,中国人の環境意識を理解するために,農民の意識を分析することが重要である.中国の環境保護は当初,大都市,大工事と大規模工場建設を中心に置かれ(洪・馬, 2004),国土の広大な面積を占める農村とその農村に生活している人々の環境に関わる訴求は,最優先課題として捉えられては来なかったと言わざるを得ない.しかし,都市でも消費される農産物を含めた食物の衛生状態や品質も考慮すると,中国の環境問題を解決するためには,都市化されつつある農民生活と農民の意識や行動の改善も視野に入れなければならないと思われる.
農村振興戦略の実施は農村の急速な発展の幕を開き,著しい農村環境の変化を予告している.変動する社会経済・環境政策,客観的な環境変化は,人々の環境意識の本質と関連する要因の探求に,優れた現実的背景を提供していると思える.筆者は,これらの社会変化や社会現象を調査しながら,時系列の環境意識の変化,客観環境と主観意識の相互作用や,政策と環境意識の関連性などを探求しつつあるところである.
中国社会,とりわけ改革開放後の中国社会における急激な社会的・経済的変化を考察する際,「転型期」「社会転型」(social transformation)などの学術用語がよく使われる.鄭(2009 年) によると,社会転型とは「伝統型社会」から「現代型社会」への転換である.具体的には,伝統的な農業・農村を中心とした閉鎖的・半閉鎖的な社会から,工業的・都市的・開放的な社会への転換を意味する.ここでは,社会転型の視点から中国農村地域における人々の環境意識や行動様式の変化を少し考察してみよう.
伝統的な中国農村社会は,血縁と地縁の結合体であり,見知らぬ人がいない社会であり,いわゆる「熟人社会」である(費, 1998).長期的な共同生活・生産活動より共同的な行動規範と道徳評価基準が派生されていた.村民の間では誰々の人柄がどうなのか,誰々の能力はどうなのかを互いに熟知しており,もし誰かが何らかの非道徳的な行為をしたら,知人達から強い非難を受けることとなるため,誰もその規範と基準に反逆しようとはしない(賀, 2000).それ故に,90 年代の北陳村では,もしある村民が井戸に汚いものを投げ込んだり,井戸周りの衛生環境を汚せたりすると,必ずその他の村民に厳しく非難されるのは間違いなく,村民は互いに井戸の環境衛生の監督者となっていたのである.
しかし,80 年代以降,市場経済や都市化などが農村社会に浸透し,「熟人社会」及び人々の考え方に大きな影響を与えた.1992 年以降,中国では市場経済体制が全面的に推進され,人々は自分自身で運命を変える機会が持たされた.村落の中で下層にいる人々が自分の能力で,多くの市場利益を得ることで,村落経済上層部のエリートの地位まで出世することがあった.一方,元々上層のエリートが新たに再分類された新階層社会の中層ひいては下層に落ち込むかもしれなくなった(杜, 2017).これらの変化は伝統農村社会の道徳観念に強い影響を与えてきた.筆者は現地で視察した際に,経済力の有無が村民に最も用いられる評価基準になっていたことがわかった.この視点から見ると,農村社会における従来の伝統規範が解体しつつあり,村民の意識と行動を有効に調和し規制することが困難な時代となったと言えよう.多元的な価値観が形成しつつある農村社会では,自分に経済利益がない限り,誰も公共環境衛生の監督者になりたくないため,恐らく井戸と河川がゴミ捨て場となってしまったのであろう.
伝統的な社会規範が崩壊されつつある一方,政府の掲げる新たな価値と行動規範の誕生も見られる.この新たな価値観と行動規範体系の形成プロセスの中,環境保全,環境価値が評価基準となることができるか否か,如何に人々の環境意識を喚起し,ひいては人々の行動基準になるのか,これらの課題は農村環境問題の解決にとって,ないし中国環境問題の解決にとって重要なポイントとなるであろう.
しかしながら,環境意識の形成メカニズムは非常に複雑な過程である.各個人の環境意識は,特定の文化背景及び生活様式をもつ社会の中で,異なる意識が相互に作用し合いながら,環境そのものの変化,知識の増加や情報の伝達,価値観の変化によって変化する(鄭, 2012).本稿のはじめに言及した調査(Chen, 2019) によると,中国農村部の人々は,環境の質及びその変化に対して都市部より楽観的な評価と見通しを持っている.この調査結果は農村部の環境の高品質から生じたものではなく,むしろ前述のように農村における様々な自然環境と社会環境の変化からできたものである.人々は安定した環境状態には鈍感であるが,環境の質の顕著な変化には敏感である(陳・鄭, 2018).ここ数年間の農村道路の整備及びインフラの改善,新たなゴミ箱の設置,農業税の廃止及び農村文化の繁栄などはこれらの調査結果を適切に説明しているかと思われる.これらの様々な生活的・社会的変動は,当該地域における人々の環境意識と行為を浮き彫りにしていると考えられる.農村振興戦略を背景に,農村社会や農村環境が絶えず改善される中,村民たちの生活・環境に関する満足度が引き続き高まるのか,あるいは環境保全の訴求が高まりにつれ,逆に下がるのかを今後の継続調査によって明らかにしたい.
さらに,2013 年~2019 年の現地視察で,筆者は特殊なグループの存在を発見した.それは都市部への出稼ぎ労働者(「農民工」と呼ばれる)である.彼らが常に都市の中で生活と仕事をし,新たな知識と理念を受ける機会が多く,視野もより広いであろう.現在の北陳村では,長年に渡り都市への出稼ぎ労働者数は成人人口の約40%にのぼり,彼らの環境に対する意識と行動にはどんな特徴があるのか,この相当数に及ぶ村民の環境意識の変化は北陳村の環境改善にどのような影響を与えるのか,今後の継続調査の課題である.また,ネットサービスや電子決済の普及につれて,閉鎖的な農村社会はいっそう開放的になり,更に外部の新たな物事を受け入れやすくなり,これらの社会的変化は村民たちの生活意識や環境意識に,どのような影響を与えるのかも今後注目される焦点と思われる.
今日,中国の農村において,多くの人々は依然として絶対貧困の状態に置かれており,生存と生活改善のプレッシャーに直面している.農村と農民の経済面の考慮なしに,環境保全と経済発展を対立させ,いかなる環境保全できるかという議論は,農民にとってあまり魅力的ではなかろう.中国の政策実施が「キャンペーン式」(中国環境リポート, 2005)と言われ,上からの指示があれば急に「積極的」に実行するが,政策実施計画の時期が終わると,その熱意は冷めていく傾向があり,実質的で永続的な効果を保つのは難しい.多くの政策の実行は中途半端に終わり,また,一時的にはあまりにも積極的に進んだ結果,やり過ぎのような事例も多々見られた.先述の「禁養令」の執行と解禁はその一例にすぎない.
今回の現地視察や資料収集ではそこまでには至らなかったが,農村政策の実施及び外見環境の改善で,現実に農民達はどの程度の実質的な利益を得られるようになったのかについても,今後,適正な統計的標本抽出法に基づく面接調査による探求で深めたい.
本研究は日本学術振興会科研費若手研究(No.19K20512,PI: 陳艶艶)及びROIS-DS-JOINT の共同研究(No.002RP2020,PI:吉野諒三)の一環として遂行されたものである.本稿の執筆及び修正にあたり,編集委員長の吉野諒三先生,論文担当委員の林文先生及び2 名の匿名査読者の先生から貴重なコメントとご指導をいただき,感謝いたします.本稿では,いただいたコメントのすべてに適切に対応できたわけではございませんが,近い将来の研究発展のための指針とさせていただきたいと思います.また,同志社大学の鄭躍軍教授ならびに福岡工業大学の徳永光展教授に論文の加筆や日本語の校正などでご指導をいただきました.ここに記して深謝申し上げます.
脚注1 「規模化」の基準は地域によって異なる.山東省における養豚業の「規模化」とは,年に豚の出荷頭数が500 頭以上 の飼育規模を指す.
脚注2 微信(WeChat)とは,中国IT 企業騰訊(Tencent)が2011 年に作った無料インスタントメッセンジャーアプリで ある.
脚注3 微信支付(WeChatPay)とは,微信が提供するキャッシュレス決済サービスである.
脚注4 支付宝(Alipay)とは,アリババ集団(Alibaba Group)が提供される決済サービスである.
脚注5 「一号文件」とは,中共中央に毎年公布される第1 号の政策文書である.1949 年10 月1 日から毎年「一号文件」 が公布されてきた. 改革開放後,1982~1986 年の5 年間及び2014–2019 年の16 年間連続して「三農問題」に焦 点を当てて21 回の「一号文件」が発表された.
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注:
1.本文の内容に沿って, 筆者が「中華人民共和国成立後」,「改革開放後」,「新農村建設」,「農村振興戦略」という4つの時期に分け、それぞれの主な農村政策及び参考事項をまとめた.
2.法律・政策文書の中国語名称は訳文後の括弧の中に記入されている.
3.中国語の法律・政策文書の名称を用いて, その内容を参照されたい.
4.主なる参照ウェブサイト:
中華人民共和国中央人民政府:http://www.gov.cn
全国人民代表大会(中国人大網):http://www.npc.gov.cn
中国国情:http://guoqing.china.com.cn
中華人民共和国国務院新聞室:http://www.scio.gov.cn/index.htm