Proceedings of the Annual Meeting of Biomedical Fuzzy Systems Association : BMFSA
Online ISSN : 2433-1449
会議情報
現代日本人の顔の形状研究へのファジィ理論の応用
北條 暉幸林 春樹中野 正博
著者情報
会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 10-14

詳細
抄録
ファジィ論理の応用として日本人の顔の形の研究の一端を発表する。ファジィ fuzzy  というと、日本語では曖昧、アイマイさを意味し、日本人がふつうに、マ アマアといって表現することに通じよう。即ち日常あるいは極めて広範囲に用い られる概念であろう。現実に行われるわれわれの医学的判断にはファジィ論理の 適用の可能性は極めて広いのである(野村、1993 ) 。実際の計測値といって も、人体については正確さと言うより必ずしも 一 定とは言い難い場合が多い。本 研究における顔の形態の特微と言っても、めったにないとか言って表現する形態 が、何を直感的に意味するかを判断する目的で、顔面の高さと幅の計測値を用い、 個々の例についても、ファジィ理論による分類を行い、その可能性を検討した。  実際、過去における統計数値を比較して言うことは出来るが、個体の位置が明 らかでないことが多く、しかも平均値が真に平均かどうかも、漠然としているこ とが多いことを考えるべきである。例えば母集団と言ってもどこまでを指すのか 明確でない場合にどうするのか。  本研究は、現代日本人の顔の形態の特徴といっても、その成り立ちを検討する 意味で、縄文人と古墳時代人の対比を基本において、 2 大型に分けて行った。現 代日本人と言ってもこれらの先祖からの形質を受け継いでいるわけであり、同一 の集団と言って良いか。均一の集団であれば標準偏差だけでよいかもしれないが、 平均値そのものにも問題があろう。即ち、日本人の平均値をもって、そのまま代 表値として良いか。アイマイさを含んでいよう。
著者関連情報
© 1993 バイオメディカル・ファジィ・システム学会
前の記事 次の記事
feedback
Top