抄録
一季成り性種子繁殖型品種「千葉F-1号」において花成誘導処理に安定して感応する発育ステージを明らかにした.1.本葉9枚以上,クラウン径6mm以上の全株で,夜冷短日処理による花成誘導効果が認められた.2.1穴当たり容積23~70mLのセルトレイで育苗した本葉6.8~7.0枚,クラウン径3.6~4.2mmの苗に夜冷短日処理を行ったところ,花成誘導株率は17%以下で,培養土量による明らかな差が認められなかった.3.自然日長下で栽培した場合,8月20日に本葉9枚以上で,かつクラウン径6mm以上の発育ステージに達した株は,本葉9枚未満またはクラウン径6mm未満の株と比べ,平均出蕾日が29日早くなり,そのばらつきも少なかった.