2008 年 4 巻 2 号 p. 237-245
第26回のOECD高生産量化学物質初期評価会議が、2008年4月16-18日にフランスのパリで開催された。この会議では計24物質の初期評価文書について審議され、12物質の初期リスク評価結果および評価結果に基づく措置に関する勧告が合意された。日本は、政府が原案を作成したBenzoic acid, 4-methyl- (CAS:99-94-5) および国際化学工業協会協議会(ICCA)が原案作成したSodium sulfite (CAS:7757-83-7) の初期評価文書を提出し合意が得られた。本稿では、第26回初期評価会議の討議内容の概要を報告する。