1963 年 11 巻 2 号 p. 70-74
本論文の要旨は昭和37年11月25日和歌山に於ける第10回日本化学療法学会中日本支部総会にて発表した
Rifamycinは1957年イタリアのLbpetit社研究所に於て発見,開発された新しいタイプの抗グラム陽性菌抗生物質で最初Rifomycinと命名された。放線菌の1からRifamycin群抗種生 Streptomyces mediterranei 物質A,B,C,D,Eが産生され,そしてBは微酸性の溶液で好気的に処理することにより活性の高いRifamycinSVに変化する
今回私共はこのRifamycinSVの細菌学的研究を行ない,2,3の新しい基礎的知見が得られたので滋に報告する。