CHEMOTHERAPY
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皮膚科領域におけるME 1207の臨床的検討
富澤 尊儀向井 秀樹山田 耕次
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1992 年 40 巻 Supplement2 号 p. 812-815

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抄録
新経口セフェム剤ME 1207を化膿性皮膚疾患患者23例に1回100~200mg, 1日3回で6~14日間経口投与し, 臨床効果および安全性の検討を行い以下の結果を得た。
1.化膿性皮膚疾患23例に対するME 1207の臨床効果は, 著効9例, 有効10例, やや有効3例, 無効1例で, 有効率は82.6%であった。
2.病巣より25株の細菌が分離され, その消失率は88.0%であった。
3.副作用は, 23例中軽度の下痢が1例においてみられた。臨床検査値の異常変動は認められなかった。
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© 社団法人日本化学療法学会
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