CHEMOTHERAPY
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S-1108の呼吸器感染症に対する臨床的検討
池田 大忠大久保 隆男
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1993 年 41 巻 Supplement1 号 p. 785-787

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抄録
S-1108を臨床的に用い, 下記の成績が認められた。
1. 呼吸器感染症10例 (急性4例, 慢性6例), 急性扁桃炎1例に投与し, 有効9例, 無効1例, 判定不能1例の結果を得た。
2. 原因菌は, Klebsiella oxytocaが1例に検出され, 本剤投与により消失した。
3. 副作用は軽度の口渇 (投与後消失) が1例に認められた。
4. 臨床検査値変動はCK軽度上昇が2例に認められた。
5. 呼吸器感染症に対し, 有用性の高い経口用セフェム薬であると考えられた。
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© 社団法人日本化学療法学会
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