CHEMOTHERAPY
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産婦人科領域の感染症に対するbiapenemの臨床効果
坂倉 啓一岩田 嘉行
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1994 年 42 巻 Supplement4 号 p. 860-862

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抄録

Biapenem (BIPM) を産婦人科感染症の症例に対し, 1回300mg, 1日2回, 7または7.5日間投与し次の結果を得た。
1) 産褥子宮内感染1例, 卵管炎1例, 卵巣膿瘍1例, 骨盤腹膜炎3例に対する臨床的効果は著効4例, 有効2例であった。
2) 細菌学的効果では3例に菌が検出され, 全例において菌が消失した。
本剤に起因する自他覚副作用はなく, 臨床検査値異常も認められなかった。

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© 社団法人日本化学療法学会
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