地球環境
Online ISSN : 2758-3783
Print ISSN : 1342-226X
ストックホルム条約とPOPRC での検討状況
北野 大
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2014 年 19 巻 2 号 p. 109-114

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抄録

締約国から提案された化学物質が POPs( 残留性有機汚染物質 ) に該当するか否かの審議を行う POPRC( 残留性有機汚染物質検討委員会 )の活動について述べる。ここでの判定基準であるが、分解性や濃縮性については明確な基準が示されているが、実際には総合的かつ weight of evidence( 証拠の重み付け ) に基づく専門家の判断に任せられる柔軟な運用がされているといえる。本稿では、POPRC 発足以降のこれらの専門家の柔軟な判断により POPs と指定された物質及び現在検討中の物質についての審議結果及び審議状況について述べる。

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© 2014 一般社団法人国際環境研究協会
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