主催: 日本化学会情報化学部会
共催: 日本薬学会, 日本農芸化学会, 日本分析化学会, 日本コンピュータ化学会, 教育システム情報学会 (協賛)
p. JP12
医薬品の原石として有望な1-(S)-N-[2-(diphenylphosphinyl)naphthyl-2-(hydroxyl- methyl)pyrrolidine などのヘテロ環化合物を4種類合成し、三次元NMR分光法と分子軌道法を用いてそれらの化合物の溶液中における安定構造を求めた。1H-31P及び1H-13CのVicinal CouplingによるNMR結合定数から二面角を算出し、得られた二面角を基にして、PM3法により最適化した。PM3法のみによる最適化構造と比較すると、溶液状態と真空状態での安定構造の違いを反映していくつか違いが見られた。現在,ab initio法による計算も進めている。