ケモインフォマティクス討論会予稿集
第36回情報化学討論会 つくば
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口頭発表
フィンガープリントの識別能における影響因子の検討
*稲次 豊広中山 伸一
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p. O1

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抄録

我々はすでに構造記述子のひとつであるフィンガープリントの特徴を表す指標として、「識別能」を定義した。本研究では、識別能が化合物データベースにおけるフィンガープリントの構造特徴の使用状況を反映させることから、識別能のデータセット依存性について検証を行った。複数の化合物データベースを用いて識別能の違いを確認したところ、データベースによって識別能が異なっており、データセット依存性があることが確認された。また化合物のサイズを数値的に示す分子量を影響因子として考え、分子量で区切ったデータセットを作成してそれぞれの識別能を求めたところ、分子量に対する識別能がフィンガープリントにより異なる変動傾向を示す事を明らかにした。

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