ケモインフォマティクス討論会予稿集
第37回情報化学討論会 豊橋
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ポスター発表
分解酵素ブチリルコリンエステラーゼに対する新規阻害剤の提案
Ab initioフラグメントMO計算
*村川 孟鈴木 智也Mahmud Tareq Hassan Khan栗田 典之
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p. P14

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抄録
ブチリルコリンエステラーゼ(BChE)は海馬に多く存在し、情報伝達物質であるアセチルコリン(ACh)を加水分解する。BChEによるAChの分解反応を部分的に阻害する薬は、神経伝達物質の濃度上昇、及び神経信号の強化を促進する可能性がある。そのため、BChEの活性を阻害する様々なリガンドが提案されている。本研究では、Ab initioフラグメント分子軌道法を用い、BChEと阻害剤のKx間の特異的相互作用を電子レベルで解明した。また、BChEとKx間の結合に重要ないくつかのアミノ酸を明らかにした。その結果から、BChEにより強く結合する新規リガンドを提案した。
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