ケモインフォマティクス討論会予稿集
第42回ケモインフォマティクス討論会 東京
会議情報

ポスター発表
マテリアルズインフォマティクスを活用したナノシートのサイズ分布制御
*原口 雄理五十嵐 康彦中田 弦徳今井 宏明緒明 佑哉
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 1P29-

詳細
抄録

当研究グループでは、少数の実験データと研究者としての経験や勘を融合した実験主導型マテリアルズインフォマティクスに取り組んでいる。本研究では、層状酸化チタンの層間に有機分子を導入した層状有機無機複合体を非極性媒質中ではく離することでナノシートを得た。この有機分子と分散媒の組み合わせ 104 種類で実際にはく離を行い、サイズ分布を測定した。説明変数となる物性値、計算値、実験値をサイズ分布の実験データと組み合わせたデータセットに対し、機械学習と化学的考察を組み合わせたスパースモデリングによる記述子の抽出を行うことで予測モデルを構築し、その予測モデルの精度検証および未知の組み合わせに対するサイズ分布の制御を行った。以上より、本系において少数実験データとマテリアルズインフォマティクスを活用することで、ナノシートのサイズ分布の予測および制御を行うモデルの構築ができたと考えられる。

著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top