順天堂大学 薬学部 薬物治療学研究室
2024 年 1 巻 p. 2-6
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慢性咳嗽の治療には末梢気道における咳感受性の亢進を直接抑制する末梢性鎮咳薬が有用である.著者らはATPが咳感受性亢進に重要な役割を持つことを世界で初めてin vivoで明らかにし,その受容体であるP2X3受容体に対する選択的拮抗薬ゲーファピキサントが慢性咳嗽の新規末梢性鎮咳薬として開発された.そこで,咳感受性亢進機序について解説するとともに,P2X3受容体による咳感受性亢進機序について紹介したい.
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