粘土科学討論会講演要旨集
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第46回粘土科学討論会発表抄録
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河川床より単離したカビによるマンガン酸化物の形成
谷 幸則宮田 直幸岩堀 恵祐相馬 光之瀬山 春彦
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p. 83

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抄録
静岡県菊川水系河川床石からマンガン酸化能を有するカビ5種を単離し、18S rDNAによる分子系統的解析をおこなった。最もマンガン酸化能が大きかったKR-21カビを液体培地で培養後、上清を濃縮した。濃縮液をSDS-PAGEにて電気泳動し、Mn(II)を含む溶液に含浸させたところ、分子量約50kDaにMn酸化物のバンドが形成された。このことから、KR-21カビは酵素反応によってマンガン酸化物を形成していることが明らかとなった。
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© 2002 日本粘土学会
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