粘土科学討論会講演要旨集
Online ISSN : 2433-0582
Print ISSN : 2433-0566
ISSN-L : 2433-0566
第48回 粘土科学討論会
セッションID: A10
会議情報

南インドKerala州のカオリン鉱床
*中川 昌治M. Santosh吉倉 紳一原田 亜実三浦 正裕福田 照久松田 靖正桑田 泰宏K. J. MathewP. T. AmbujakshanH. Thampy
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

南インドKerala州のTrivandrum近郊では,良質のカオリン粘土の鉱床が多く存在し,紙や衛生陶器用に採掘されている.カオリナイトと少量の石英からなる白色塊状粘土の層が第三紀層中に胚胎し,鉱床上部にはラテライト化した砂質カオリンが分布する.これらの粘土中のカオリナイトはXRDとSEMから結晶性が非常に高い.基盤岩(先カンブリア時代のアルミナ質グラニュライト)が強烈な風化変質作用を受けカオリン化し,近くの湖に堆積してできたと考えられる.

著者関連情報
© 2004 日本粘土学会
前の記事 次の記事
feedback
Top