粘土科学討論会講演要旨集
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第53回 粘土科学討論会
セッションID: B16
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抗がん剤/層状複水酸化物ナノ複合体の合成とその細胞毒性
*熊坂 惇安武 愛子會澤 純雄成田 榮一平原 英俊高橋 諭
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抄録
層状複水酸化物(LDH)は,正に帯電した基本層と陰イオンからなる中間層で構成された層状化合物であり,陰イオン交換能をもつことから最近ではドラッグデリバリーシステムへの応用を目指した研究が行われている。以前当研究室では,抗がん剤(5-フルオロウラシル,5-FU)を層間に取り込んだLDH(5-FU/LDH)を合成し,その細胞毒性を検討した。本研究では,より詳しく検討を行うため,LDHのMg/Alモル比を2から3に,また,生体親和性や膜透過性が期待される分子をコーティングし,細胞毒性比較を行った。
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© 2009 日本粘土学会
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