粘土科学討論会講演要旨集
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第47回 粘土科学討論会発表抄録
セッションID: B8
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堆積物続成過程におけるアミノ酸の高分子化とモンモリロナイトの構造変化
*大原 祥平掛川 武中沢 弘基
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抄録
生命が誕生する以前の原始海洋中には、無生物的に合成された低分子有機物と粘土鉱物が漂っていたと考えられている。これらが海洋底に堆積し、その内部で続成作用が進行した際に有機物と粘土鉱物がどのように変化するかについて確かめるため、アミノ酸をモンモリロナイトに吸着したものを海洋堆積物のモデル物質とし、これにオートクレーブを用いて続成作用時の温度・圧力を加えた結果、アミノ酸が重合し、モンモリロナイトの一部がカオリナイトに変化していることが確認された。
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© 2003 日本粘土学会
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