抄録
ヘミシアニン誘導体(N-n-octadecyl-4-[2-(4-dimethylaminophenyl)ethenyl]pyridinium bromide)と単層剥離したモンモリロナイトを複合化してラングミュア・ブロジェット(LB)膜を作製した。膜作製の過程で、LB膜の作製条件に関するパラメーターを種々変化させ、得られたLB膜中でのヘミシアニン誘導体分子の配列にどのような違いが生じるのかを、可視紫外吸収スペクトル測定やSPM、光第二高調波発生測定等により評価した。その結果について報告する。