抄録
三菱食品では、一般には伝わりにくい「食品卸売業」という業態の果たす社会的機能や役割、更には知的資産をステークホルダーに周知するため、昨年度より統合報告書を発行している。本稿では「三菱食品 統合報告書2023」を基に、当グループが設定する4つの「サステナビリティ重点課題」のうち、環境問題対応の「2030年目標」として挙げられる[1]CO2排出量削減、[2]TCFD、[3]Scope 3に焦点を当て、主に脱炭素への取り組み事例を紹介する。
具体的には、CO2排出量を削減するために環境配慮型の電力や車両を導入し、サステナビリティに取り組む業界のリーディングカンパニーとして主体的にTCFD開示を行っている。また、TCFD提言に沿った指標・目標としてのScope1、2において自社の事業活動に伴うCO2排出量削減ロードマップを策定することに加え、サプライチェーン全体のカーボンニュートラル実現に向けてScope3の可視化にも着手している。