日本液晶学会討論会講演予稿集
Online ISSN : 2432-5988
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2010年 日本液晶学会討論会
セッションID: PB15
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液晶の界面配向に対するイオン液体混合効果と電場応答
*根本 文也高西 陽一山本 潤
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抄録

我々はイオン性液体とサーモトロピック液晶を混合し、イオン液体のガラス基板への濡れ性の変化に伴うと見られる水平配向から垂直配向へと変化する現象を見出した。終状態の垂直配向状態において電場応答性やフレデリクス転移の閾値を調べたところ、垂直配向剤CYTOPを使用した液晶単体の場合と比べて、混合物では応答速度の向上(数ms)や閾値電場の低下が見られ、それぞれのアンカリングの機構が異なると考えられる。

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© 2010 日本液晶学会
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