日本液晶学会討論会講演予稿集
Online ISSN : 2432-5988
Print ISSN : 1880-3490
ISSN-L : 1880-3490
2010年 日本液晶学会討論会
セッションID: PB19
会議情報
カイラリティと穴あきラメラネマチック相
*吉岡 潤高西 陽一山本 潤西山 伊佐
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

我々は通常のコレステリック(Ch)液晶中に両親媒性分子が形成する会合体が分散した系を構成し、それが示すCh相のダイナミクスを解析した。その結果、温度変化によりらせん軸方向の縦弾性率及び配向揺らぎの緩和時間に飛びが生じ、Ch相の中で2状態間の相転移のような振る舞いが観測された。この2つの状態はCh相の内部に分散している会合体の秩序構造の違いを反映していると考えられる。

著者関連情報
© 2010 日本液晶学会
前の記事 次の記事
feedback
Top